卍の城物語

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傷だらけのラブソング

2007-03-12 22:23:48 | どうでもいい雑記など
最近、このドラマが再放送していたので、ずっと観ていた(何故か二ヶ月くらいかけてチョコチョコ放送していたのはなんだったんだろうか?)

2001年に放送されていたこの番組。
青森にフジテレビが無いので、観る機会は無かった。

当時カウントダウンTVを毎週チェックしていた私は、聞いたことも無い謎のアーティストが、シングル初登場3位だったことに疑問を感じた。(その後、1位にまで上がったと記憶している)。
こいつは誰だと思った。
当時は曲がいいというだけでオリコン上位にランクインできる時代ではなかった。タイアップ全盛期だったのだ。
ということは、この新人は、何かのタイアップで売れた。でもなんのタイアップか分からないって事は、多分フジテレビのドラマかなんかのだろうと予想してたらその通りだった。

その後、この猫顔の美少女はシングルをコンスタンスにリリースし、ヒット曲を量産。歌姫と言われるまでに成長した。

そして、かなり遅れて青森でのドラマ放送。その頃特に中島美嘉のファンでもなかったので、なんとなく観ていた。こういう風にデビューしたのかと納得。

その前に「私立探偵濱マイク」での演技っぷりを披露。ストーリーはクソつまらないが、これもなんとなく観ていた。
特に窪塚・ダイブ・洋介に監禁されるシーンは最高だった。

その後、友人の影響で大ファンになる。CD買ったり、ライブに行ったりまでした。
そして今に至る。

というわけで、ドラマの感想。
ストーリーは極めて単純なサクセスストーリー。ベタドラマ的展開あり。
しかし、このドラマは「NANA」同様、中島美嘉以外には成立しないのである。
ヤンキー上がりの歌手のハマリッぷりといったらないですよ。
ナイフで浩輔を刺すシーンと、仲間の女を素手でボコボコにするシーンが大好きです。

何より、彼女の歌声。
ほとんどアカペラの「アメージンググレイス」は衝撃です。
劇中の他の色んな曲は1stアルバムに収録。サントラみたいになってる。
ヤンキー口調の美嘉様の命令口調はマゾには堪らないことでしょう。
その最大の名セリフは、畑野浩子に向かっての、「さわんな、ババア」です。最高ですね。

この頃の美嘉様は本当にカワイイ。そしてミステリアス。特に髪をアップにしたときのおでこがキュートです。奇麗かつ妖艶な瞳。
デビュー作と思えない圧倒的存在感。彼女はこの番組をインタラクティブに堂々とミュージックシーンに飛び出した。

その他の出演者も、今を踏まえると面白いキャスト。
浩輔役の高橋・また来るぞ・克典。今や「特命係長・只野仁」でプチブレイク。
演技なのか下手なのか、カツゼツの悪さが面白い。

妹役の加藤・ドコモ・あいのウザいこと。こいつのカラミいらない。損な役周りでした。

母親役の川島・私の血はワインで出来ている・なお美は若いね。今と変わらない。本当にスナックのママハマリ役。

江崎役の金子・ジャンクスポーツ・賢。
こいつは今何故かプライドの選手。ボロ負けして引退するような話を聞いたがどうなったのか・・・。

親友役の石原・天パー・良純。今や当たらないお天気キャスターを売りに、バラエティーで大活躍。この頃は七光りの冴えない役者だったけど見事に開花。

部下役の畑野・改名してひろ子・浩子は、当時ブームだったプライドだかK1だかのリングサイドのにぎやかしとしてブレイク(藤原紀香もそうだよね)。
その後、柏原崇と結婚したが、最近離婚したっぽい。ババアってことで。

その他、最近じゃ売れっ子の玉木・千秋・宏。
最近結婚の矢沢・魔裂斗・心。
相田・ウインク・翔子。
峰岸・繭の父・徹。
マイク・バラが咲いた・真木など豪華な面々。
最近になってブレイクしたやつも多いのがすごい。

メディアミックスとして、スターダムにのし上がっていくことになる中島美嘉の原点。
彼女の歌手も女優も出来る多才振りを見せ付けてくれるファンのための作品です。

オススメ度(ドラマ評価)・☆☆☆