今年の祭礼は、とても久しぶりにお宮まで参拝に出かけたものです。
ずいぶん閑散とした露天を眺めながら、ぐるぐる回ってみました。もしかすると、夏の夜店の頃の方が繁盛しているのではないかと思う露店の並びようでした。
昔は山車の回る道沿いにも露店が並び、家の前にも店を出させて欲しいと来る人がいたものです。
私の覚えている限りでは、お面売りや風車を売る商いの人でした。
沿道にも人の囲いが3重になって、山車が通る頃には人垣は4重にも5重にもなって、見物客が押し合いへし合いしたものでした。
小さな私には人の垣根から車を見ることができず、家の2階から親戚や友達などと山を眺め、山に乗っている知った子にお菓子など投げたものでした。
のんびり動く車に、離れていてもお菓子が届く、そんな時代があったものです。
現在は道沿いに玄関が大きく面積を占めてしまい、どう頑張っても家の2階から山の中の子にお菓子を届けるという芸当は、相当難しいようです。野球のピッチャーでもかなり難しいでしょうね。飴玉やキャラメルの箱、チョコレートなどなど。球と感覚が違うでしょうし、重さも違う、子供には尚更難しいというものです。
思いだせば、友達のお母さんから頼まれて、お菓子を投げたこともありましたね。お祭りの日は子供がはしゃぐ日だったものです。親も共に花を持たせてやろうと一緒に励んだのでしょう。
今年の祭りは、昨年に比べると見物客が増したように思いました。残念なことに事故があったようです。早めの切り上げとなったようです。人伝に聞き、翌日の新聞で記事を読み、大変な事とお気の毒に思い、怪我をされた方にお大事にとお見舞いを申し上げずにいられません。
どこの祭りでも、ぽつぽつ怪我や事故の話を聞きます。安全に行われるよう願っています。連休でさえ、車の事故が多いので外出が心配です。昨日は子も外出先でマナーの悪い車に出会い、とても嫌な気分だったと愚痴をこぼしていました。母などは風邪をひいてしまいました。私も過去に連休中の車の事故経験があります。まだあと2日ほど連休が残っていますから、共に平穏な気持ちで、安全と健康に気を付けたいものですね。