「ついに」の昨年の題名と記事を読み返して、そうねこんな事があったのだと昨年を振り返ってみました。
今年のついには、そんな年なのかなと思ったこの日の出来事、もう昨日になりましたが。
かなり久しぶりに小学校のお友達?に会いました。ここで?が付くのは、そうねん頃に遊んだお友達ではないからでしょうか。それでもこの友人の顔やフルネームは結構しっかり覚えているので、今回も買い物中に見かけて、あれ 、そうかなと気が付いた訳です。
外出先で、ほとんど知人に気が付くことがない、この点自分でも不思議なのですが、私が気付くのですから十分友達の内なのかもしれません。
同級生が久しぶりに会うと、もちろん話題はお盆も近いこの時期のこと、同級会、同級生の事です。
しかも、私は最近別の同級の友達から入院の電話があったところ、この時の電話の友達との話題も同級会の事でした。
でも、電話の友達の方は、入院の話もしたかったようです。言葉では「入院してるって言わないでね」ですが、内心はいろんな人にお見舞いに来てもらいたいようでした。
こういった友人達との会話の一件で、そうか!と思い、子供時代や独身時代の頃のイメージばかりにとらわれていた幼い考えを改めて、様々な付き合いについて考えた先週今週です。
さて、昨日の友人との再会で、話題は当然同級生、同級会での事になりましたが、お互いに欠席という事で、ちょっとびっくり(私はです)でした。
懐かしくて行く人が多い中、私は例外だと思っていました。欠席は割合多いのかもしれません。
私の欠席理由はというと、過去の同窓会で懐かしいと思って出席したところ、会いたくない人にも会わなければならないという事に気付いたことが主な理由でした。
そう自分では思っていました。
しかし、今回曖昧模糊とした感情が欠席理由の根底にあったことに気づきました。
当時も気にかかっていながらはっきりとは自覚していなかったのだなぁと確認できたのは、この再開した友人のおかげでした。
会いたくない人にも会うから、私は昨日会った友人にそう話して、心に引っかかっていた物故会員の事を話しました。
○○くんと○○くんが亡くなっていてびっくりした。
そう話して、(この物故の2人は相当優秀で人気のあった人達でした)友人の反応やいかにと、この点底意地が悪いですよね、私って。自覚。
2人を友人が知らない訳ないし、憧れていただろう事は容易に想像が付くことでしたから。
当然、一人の事には「あの人○○に勤めてたね、…」と、神妙な反応でしたが、もう一人にはほとんど無言、よく知らなかったのかな?、関心薄なのかな?、といった感じを受けました。
しかし、ここで相手も逆襲!
「○○くん亡くなったね」というので、
これには私も意外、しーんとしたというか、え?そう?いえ、『そんなことないんじゃ』と言いかけて、友人の断定の言い方に、そうなんだ、と、首をかしげて、私は事実を知らないので、
「そうなの?」と、言葉少な。
そうなんですね、とてもハンサムだった最後の話題の○○くん、その小学校時代の顔を思いだして、とてもズ-ンと暗く気の沈むものがありました。、
この時真実落ち込んだものです。
特に恋心を抱くというのではなかったのですが、何しろ小学生の頃、とてもにハンサムな人だ、女子にも当然人気があると、眺めては同級生の噂話を横に聞いていただけでしたが、亡くなったと聞くとこんなに落胆するものなのだなぁ、と、自分でも確り分かりました。
道理で、同窓会で物故会員の話になったところ、「あいつが死ぬわけないよ、」とか「生きているんだ」とか、「きっと生きている」なんて声が聞こえていたのは、昨日の私のように同級生の死を受け入れがたかった心情からだったのですね。実感したものです。
小学時代を一緒に過ごした同級生と、中学だけ一緒だった同級生の違いかなと思い、人との繋がりについて深く考えさせられたものです。
そこで、私は気付きました、会いたくない人がいる、というのは建て前で、実は同級生の物故会員名を見るのが嫌だったのだ、もうそんな風に同級生の亡くなっていく年代なのだと無常観を抱きたくなかったのだと。
同級会でも、私が物故会員の話をはじめにしたのは同級会に誘ってくれた人でした。
多分、その人がすぐ傍にいたからというより、この人に誘われたおかげで同級生の死を知ることになったという嫌な事への腹いせだった気がします。
昨日外出先であった友人に物故会員の名前を言ったのは、同級会に行きたくない理由を並べる内に、もう一つ、私は物故の会員を知ることが嫌なのだ、と付け足したかったからですが、それを話し出す前に、向こうから見事に逆襲されたものです。
さて、やっぱり昔の友人ですね、どうして私がその○○くんを素敵だと思っていたと知っているのでしょう?
そう考えている内に、昔誰かにそんな話をしたことを思いだしました。この友人だったかもしれない。
「○○くんってハンサムだね」「jun1306 でもそう」
結構意外な顔をされましたが、私もこの言われ方にはえーっと思ったものです。
男女の恋愛には無縁の堅物と思われたていたのかな、いわゆる鈍な子と思われているのだ、と、当時感じていました。
そんなこと覚えていたんだ!と、思うと、昨日話た様々な事に覚えがないと答えていたこの友人は、案外本心の分からない人なのだと、改めて人の心の裏表について思ったことです。
そうか、友人は話題に触れなかった○○くんのことが好きだったんだな。
同級生は皆、心の中の思い出の人の死には出会いたくないのだ、そんな事になるとそれを知ることになった原因の人に腹立たしさを覚えるのだなと、私がそうであったように友人についても一人合点した昨日でした。
終に、遂にですね、真相が究明されたわけです。