Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

今年の薔薇は

2013-05-27 10:44:45 | 日記・エッセイ・コラム
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 今年の薔薇は、とても大きく自由に咲いているように思われます。
例年、春というか初夏というか、一番花はその名の通り一年で一番大きな花になるのですが、今年は特に伸びやかに花びらを開き、箍が外れたような広がりの柔らかさ、女性らしさを感じます。
不思議に思いながら眺めていましたが、春先の申し訳程度にしか与えていない肥料が思い浮かぶばかりで、しかも、鉢だけでなく、庭に植えてある花の方も大きな広がりを感じるので、こちらは肥料を与えていなかった事を思うと、気候の回り具合がうまく花にマッチしたのだといえそうです。
桜の開花も例年より早かったことや、花持ちもよかったように思うので、今年の気候は花にはよいものであったようです。
おかげで家の花瓶には多くの大輪の花が溢れ、いかにも優雅な女性主人のいる家の様相を呈しています。
確かに、そう裕福ではありませんが、父のささやかな遺産や年金を母が受け継ぐようにしたので、母の今後は安定なものに違いありません。
母にはこの辺、父にはもちろんですが、私達姉妹にも感謝してもらいたいものです。
父は生前、私に家を出て欲しいと再三言っていましたし、財産を行かないようにしたとも言っていましたので、私にははっきりと家を継いで欲しくないようでした。
思えば、父の持ってきた結婚話は家を出る話でしたから、次男との縁談であっても、当時はそう明確な意図が無かったかも知れませんが、流れ的にも私は家を出る形に向かっていたように思います。
「お父さん、椅子に深々と座って大きな溜息をついていたよ結婚式の後、式場で。」
「安心したんでしょうね、肩の荷が下りて。」
そんな話を、新婚旅行から帰って聞きました。
「誰もいなくなった式場の椅子で。
多分、見られているとも知らずに、どーっと疲れが出たのでしょうね。
何となく含みのありそうな話を聞きながら、当時からその話しをした人の口調に、目撃したその人が感じとった、父の厄介払いできてせいせいしたというような態度というものを感じたものでした。
その時に初めて、私は父にとって厄介者だったのかしら?と、ふと思ったものでした。
その時まで全然そんな風に感じたことがありませんでした。
むしろ、父にとってはささやかでも、誇れるような子としての学業成績であったり、資質を持った子であったりして来ました。
「教養は天に積め」
そんな事を再三口にする父は、よくあるような教育パパであった気がします。
学業成績が下がると、母にこんな者はお前の実家に引き取ってもらえ、と私の目の前でも平気で言っていました。
ですから、学業についてはもちろんですが、取り掛かったものはかなり真面目に取り組んだものです。また、そういった癖が自然とついてしまったといえます。
今日はここまでにします。
思えば、真面目にせっせと取り組むことを美徳と教えた父に、腹が立ったりします。

1628回 「栗の花」

2013-05-27 09:34:26 | アート・文化
     「栗の花
 窓を開けると様々に
漂い入る草木と土の香り
湿ったような雑草の積み重なった香り
そして
今朝は筍の皮の香り
春の香り
この初夏に春の香りと
思ってみればこれは
そう
栗の花の香り
漂い入る新芽の成長に似た柔らかな植物の香り
栗の花の香り
盛んに漂い初夏を告げて広がり行く香り

1627回 「SUN SUN」

2013-05-26 10:00:32 | アート・文化
最近は、ぽかミスが多いので、自分でもがっくり来る場面が多いのですが、やはりまだまだ未熟なせいですね。
しかも、体調不調で社会から長く遠ざかっていたせいもあって、かなり社会的な勘が鈍っている気がします。会話なども、話題が沸かず途絶えがちになってしまいます。
困ったものです。
今日も良いお天気です。
     「SUN SUN
 さんさんと浴びた太陽
シュリンプ、赤く北海のせんせん
今日はじめて食べてみればやっぱり
フイッシャーの幸余す所無くそうだなぁと
私の所へもお裾分けで来たぴゅんぴゅんと
皆、何故か好きなエビセン
供物にも来たけれど
これは土産のお裾分け末広に紅色に
海老で鯛が釣れるだろうか?と、パリン!
3、3、3、3日、三ヶ月、三年、などと昔は言いましたが、今はどうなのでしょう?
目まぐるしく変わっていくので、対応するのに時間がかかりますね。しかも、元々慣れていないという初心者です

1626回 「真夏日」

2013-05-22 10:16:16 | アート・文化
 早くも真夏日が続く日となりそうなこの頃です。
今年の夏は暑いかしら?そんな事を思ったりする日中の外出。書きたい事はいろいろありましたが、今日はあっさりと。
     「真夏日
 ふいと真夏のプールを思い浮かべて
昔懐かしいコンクリートの石畳の塩素臭の
そよぐ木々の緑、生える草々の飯ごと緑
歓声をよそに聞きながら静かな水の
水だけのプールを思い浮かべて
夏のはしりの今年の五月は
ふいと浮かぶプールの光景は
誰もいない水だけの、青い空と雲のありそうな
そんな真夏の水だけの青空天井のプールだった

法要

2013-05-19 09:45:59 | 日記・エッセイ・コラム
人生の秋、ならぬ麦秋の頃が近付いてきました。
昨日、父の法要を済ませました。
こちらは田舎なので、祈祷の後、会席などするのが一般的です。
引き出物なども茶菓子、おけそく(白い小餅)、乾物、菓子箱なども付き物です。
丁寧だと粗品なども加わってきます。
これに当日の列席者から供せられた品を分配して、各自袋か風呂敷に分け、お持ち帰りいただきます。
この日まで、会所選びから品物選びと進む内に、思い出て来るのが昔いただいた引き出物の品でした。
昔は大変豪華でした。昆布や海苔、干し椎茸、鰹節の乾物。大ぶりの生餡のお菓子2~4個、大きな饅頭2個セット、菓子箱1個(和菓子の箱詰め)、洒落た人はバームクーヘン1~2個の箱入りにする人もいました。加えて粗品に当たるタオルや風呂敷、毛布、その他記念品。
このように豪華でしたから、法要は何かしら待ち遠しいものがありました。
子供の事なので、甘いお菓子が待ち遠しかったのです。祝事はともかく、法事を待ち遠しがると、子供といえど不謹慎と叱られがちなものですが、目くじら立てて怒られた事は無く、こらこら、誰が聞いているかわからないから言わないように、とだけ言われたり、ダメだよ人の不幸事だから待つような態度はいけないと厳かに言われたりしました。
お葬式はもちろん大層叱咤されたでしょうが、法事という事で大目に見られたようです。
子供といってもその辺は心得ていましたから、葬式の引き出物と分かると控えめに口に運んだものです。
思うに、昔の事、やはり皆このお菓子類の大量の甘味、しかも上物といえる甘味が相当な魅力(好みとは書けませんね、やはり
だったようです。
私も、おけそくやお菓子類、特に餡の生菓子が明確に記憶に残っています。
思い出しついでに、店頭で目に付いた記憶にあるお菓子を茶菓子に選んでみました。
中身が羊羹だった事もあります。黄緑色の鶯羊羹というような感じでした。
検索してみると、昔から全国的にあるお菓子でした。地方特有のものではないようです。
昔を懐かしんで、このような法要の席では子供時代を思い出してしまいます。
昔のように大ぶりのものではないのですが、ほんの少しの記憶の後引きに、親戚の皆さんの子孫と家系の繁栄を願いつつ、会席はお開きとなったのでした。