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日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

16度目のネパール バクタプル

2016-06-15 11:16:52 | ネパール
 2016.5.10(火)

カトマンドゥ盆地の中の7つの世界遺産の中で最もゴミのないきれいな街、それが、バクタプル。  

入場料 1500ルピー または15ドル  

昔からほかの世界遺産よりかなり高かったのできれいなのもうなづけます。


ディネスさんのバイクはライオンゲートのすぐ近くまで乗り入れ出来ました。

バスで行ってもタクシーで行ってもこうはいきません。だいぶ離れたところで降り、ゲートまで10~15分は歩かないといけませんから・・。

着いたところでびっくり。ゲート前にあるバイクを置いたところの建物がこんなことに・・・。 今にも倒れそうではありませんか? こんなでも1Fのおみやげ屋さん、お茶屋さんは営業しています。 貴重なネパール建築なのでぜひ残ってほしいものですが、なんとかなるのかならないのか・・・。


すぐには気がつきませんでしたが、ゲートがなくなっていました。


一年たって片付けが一段落。 やっと、「まずはゲートを造りましょう・・」 というところまでこぎつけたということでしょうか、門柱を立てるための穴が掘られていました。



一歩ダルバール広場に入ると・・、 あらら、さびしい・・・。 

観光客の姿はほとんどないし・・、右端に見えるシカール様式のケダルナート(シヴァ寺院)は上半分がなくなっているし・・・。


美術館からゴールデンゲートのある建物のおびただしい数のつっかえ棒。



それに・・・、 

ないないない・・・ あるはずの寺院が消えてなくなってる・・・。

ゲートを入ってすぐ右にあったはずの寺院もない!


ブパディンドラ・マッラ王の石柱の右にあった石造寺院(ヴァートサラ寺院)もすっかりなくなって・・・。

階段を上がってみると、ヴァートサラ・デヴィ(パールヴァティ女神の化身)は無事だったようですが、青空天井のもとにむき出しになっていました。
          
この、シカール様式の石造の建物があったはずです。

2008.10月のヴァッサラ寺院。(ヴァートサラがヴァッサラと聞こえます) 
このころはホントににぎやかでした。             ↓



55窓の王宮は2007、8年ころに伺った時に修復をしていましたが、そのおかげで無事だったのでしょうか、支えは全く見られません。


ゴールデンゲートをくぐって中に入ってみましたが、旧王宮にはヒンドゥー教徒以外は入れないためタレジュ寺院などの被害のほどはわかりませんでした。 水浴場は建物ではないせいか特に変わりはないようです。



55窓の王宮の前を通って奥に進んでみると・・・。 

ありゃりゃ・・・。

ここは学校だったところです。 地震が昼の12時ころとのことでしたが、子供たちは大丈夫だったのでしょうか・・・。


その前にはシル・マハデヴ(シヴァの別名)寺院があったのですが土台だけしかありません。

この白いきれいな寺院でした。(2008.10月)


下の写真をみると、ここにあったのはシル・マハデヴ(シヴァの別名)寺院とナラヤン(ヴィシュヌの別名)寺院とあります。 右にちょっとだけ見えるもう一つの白い寺院がナラヤン寺院だったたような・・・ うろ覚えなので次回しっかり聞いてまいります。




いつもならここから東に向かって真っすぐ進み、ダッタトラヤ寺院のあるタチュパル広場に向かうのですが、ディネシュさんは途中から右(南)に曲り、トウマンディ広場に出ました。


意外や意外・・・ トウマンディ広場の象徴、ニャタポラ寺院は無事だったのですね。 1934年の大地震でも倒れなかったと聞いています。 でも観光客は・・・??


広場に面したヴァイラブ寺院も無事のようでした。
カフェ・ニャタポラも営業していました。 ・・が、共に写真は撮り忘れたようです。


ここからディネスさんは今まで通ったことのない道に進みました。 どこをどう歩いているのか、一人だったら絶対迷子になりそうな裏道です。


すると、

なんと、なんと・・ 崩れたたくさんの住宅・・・。 

バクタプルでも南西にあたるこのあたりは今度の地震で最も被害のひどかったところだそうです。

通り一本隔てた左側は被害がほとんどなく、右側の被害が大きいのです。




砂利や砂の買える人は早く再建ができるのですが、そのような人は少数とのこと。


まだまだテントやトタンの仮住まいの方がいるとのことです。 かなり暑くなってきているので昼間はとても中にはいられないのではないでしょうか?




 
ディネスさんが裏通りに進んだのは、大地震後一年たった今の状況を私に見せるためだったようです。

まだまだですね・・・ 復興までは遠い・・・。


ディネスさんも迷子になりそうになりながら行きつ戻りつ、出たところはクジャクの窓に通ずる通り。ここまで来ると私にもわかる場所です。
つっかえ棒はほんの少し・・。


クジャクの窓のはめ込まれているこの建物も支えはありませんが中はひどいそうで、修復(建て替え)が必要なのだそうです。



ビムセン寺院のあるタチュパル広場に出ました。


ビムセン寺院の向かいにあるのが、ダッタトラヤ寺院です。

ダッタトラヤとはシヴァ、ヴシュヌ、ブラマーんの三大神が一体となったもので、一つの寺で三つの神さまを祀っているのはめずらしいとか・・。 この寺院は無事だったようで少し安心しました。


この広場に面したピーコックレストランで初めて昼食を摂ることにし、2Fにあがりました。

客は私たち以外どなたもおらず、「これは確かに困った状況・・・」と思ったものです。

バクタプールを訪れたのは今回で5度目ですが、いつ来てもこのレストランはヨーロッパの人たちでにぎわっていました。(この2~3年は中国の人も多いのかな?)

食事をしながら広場やまわりの建物をのんびり眺めていて気がついたのですが、古い建物の間に新しい建物がはめ込まれるように建てられ、残念な風景となっています。

他の建物が全部このような建物になってしまったらがっかりね・・とディネスさんと話しながら帰途に着きました。


今日と明日の晩だけはサンガの銀杏旅館に泊まることにしてありましたので、ディネスさんにはバス停まで送って頂きそこでお別れしました。

そこまでの間にあったジャカランダの並木。(動くバイク上からなのでなかなかうまくとれません。青空でないのも残念)


          


サンガに着いて久しぶりにいつもの山を登りました。 初めて登った時と同じくらい(25分)時間がかかるかな~と思ったのですが、意外と早く15分で登れました。

日没前、珍しい夕焼けを見ました。


ちょうどヒマラヤだけが見える幅の夕焼けなんて・・・! ヒマラヤ万歳!


夕食はやっぱりネパール料理・・とコロッケ! おいしくただきました。
       


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