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日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

16度目のネパール チャングナラヤン

2016-06-19 06:30:58 | ネパール
 2016.5.11(水)

今日はカトマンドゥ盆地にある7つの世界遺産の7番目、チャングナラヤンを訪れました。

朝10:30分、ディネスさんが銀杏旅館の下のサンガ・ゲート(バス乗降場所)まで迎えにきてくれました。


チャングナラヤンはバクタプルの街はずれから北に向かって段々畑を見ながらずんずん上がって行ったところにあります。(バイクで25~30分くらいかな?バスだと倍くらい時間がかかるかもしれません。)

前回2度目に訪れたのは2008.10月でしたが、その時はお米の収穫をしていました。 3度目の今回5月は小麦の収穫中でした。

私もディネスさんもこの場所を覚えていました。
今日も女性たちが作業をしていましたが、バイクを降りて声をかけることはしませんでした。 


バイクは早い早い・・・、ここから10分か15分でチャングナラヤンのゲートに着きました。



チャングナラヤン 入場料 300ルピー


遠くに見えるとんがりのある屋根がチャングナラヤン寺院。


参道のお土産屋さんや食堂、お面の工房などをのぞきながらさらに上って行きます。


途中で気が付きました! 今は乾季で水不足気味。 水を汲むためにこんなにたくさんの壺が並んでいます。 でも水はポタ、ポタ、ポタ・・・。 一日かかっても一つの壺がいっぱいになるのかどうか!


夜に、銀杏旅館のミナちゃんにその話をしたら、ミナちゃんのスマホにはこれの10倍くらいの水壺の行列が写っていました! おどろき、おどろき、笑ってしまいました。 生活している人は笑い事ではありませんが!


チャングナラヤン寺院の山門前に到着。 (ナラヤンはヴィシュヌの別名)



ここで、頼みの予備のカメラも作動しなくなってしまいましたーーー! 


ですので、ここからはディネスさん提供の写真を使わせていただきます。


入り口の門をくぐってすぐのところから撮ったもの。やっぱりたくさんのつっかえ棒。


近くに寄ってみると壁にはひびが入っています。


部分修復でも大丈夫そうですが、どうも寺院本体の土台から作り直さないといけないらしいのです。

境内の周りの建物が全滅状態。 全身の力が抜けてしまいました。








壊れる前は “作りかけの象”の後ろに見える二階建ての建物がぐる~っと境内の周りにあったのです。(2007.12月)

今はこんなふうで、ためいきしか出ません。


チンナマスタマイ(頭のない女神)の建物は、屋根の飾りがちょっと傾いているくらいで大丈夫だったよう。


チンナマスタマイの隣の建物もなくなって、シヴァリンガだけがむき出しで祀られています。


こちらも建物はなくなってしまいましたが、石像(神さま)は無事だったようで手積みのレンガで守られていました。
          

狭い境内には大小の建物がたくさんあったはずですが、ほとんどがなくなっていました。


はめ込まれた石像や10ルピー札に使われている石像などは無事でほっとしたものです。



泣いても泣ききれないひどい状況ですが、前に向かって一歩一歩進むしかないですね。 この先何十年かかるかわかりませんがあきらめないで・・・。

そう思いながらチャングナラヤンに別れを告げました。


帰りにバクタプルに寄って昼食をし、ディネスさんがサンガの銀杏旅館に寄ってみる・・ ということで一緒にサンガに向かいました。 バイクはほんとに小回りがきき便利!

明日はネパール滞在最後の日。 

世界遺産ではありませんが、カトマンドゥに近くて古い街、キルティプル訪問の予定です。


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