junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

16度目のネパール ブンガマティ、コカナ

2016-06-11 17:09:54 | ネパール
 2016.5.9(月)つづき

私の好きな村 ブンガマティ。 訪れるのはこれが2度目。

2月に山元加津子さん(かっこちゃん)から連絡を頂いた時から、ブンガマティが大変なことになっているらしい・・・とうすうすは感じていました。

でも実際に行ってみて、そのひどさに言葉もありませんでした。

ディネスさんいわく、カトマンドゥ盆地の中ではブンガマティの被害が最も大きかった・・とのこと。

バイクからおりて周囲を見渡すと・・・ 何と・・・大地震から1年たった今でもまだこんな状況・・・。 道路だけはきれいに片づけられていますが・・。







これはひどい・・・  後の言葉が出てきませんでした。

村の再建計画が張り出されていました。 赤いところ(崩れてしまって再建が必要なところ)が多く、これはちょっとやそっとではどうにもならないぞ、と感じました。



言葉を失いながらもマチェンドラ・バハルに向かいました。

懐かしい門(北・正面)が見えてきました。


この像はなぜこんなふうに埋まっているのか? 

前回はなぜ埋まっているのかわからなかったのですが、ディネスさんがかつて村の人に聞いてみたところによると、「ず~っと昔からなのでわからない。もともと一頭だけで最初からこのように埋められていて、掘り出すと、村によくないことが起こると言い伝えられているのでずっとこのまま」ということだったそうです。



階段を上がりきって奥をみると・・・、 話には聞いていましたが、あの、白いシカール様式の寺院がない! 奥が透けて見える?!


シンガ、シンギニは彩色されて当時よりきれいになっていましたが、後ろにあるはずの建物がすっかりなくなって、きれいに片づけられていました。
 

ほんとうならこの姿が見えるはずだったのに・・・。(2009.4月)



広場の方にまわってみても・・・何にもない! 見えるのはまわりの崩れてしまった家々・・・。





その中でも、最近建てられたらしい家は大丈夫だったようです。



反対側(南)の門にも回ってみました。


シンガが割れて、痛がっているようにみえます。


寺院の再建計画図が張り出されてありました。



しばらく広場にたたずみ、亡くなられたであろうたくさんの方々の冥福と早い復興を祈ったあと、マチェンドラ・バハルをあとにしました。


次にまわるのはコカナですがその途中にある、ガネシュで有名なカールヤ・ヴィナヤク寺院に寄りました。

ブンガマティからは2~3Kくらいしか離れていないと思うのですが、地震の被害はなかったのでしょうか、見えなかっただけでしょうか?

そればかりか、2009年に訪れたときより外観がずいぶん豪華になっていて驚きました。




門の中の寺院自体は小さなものですが、それは前と同じでした。


ちょうど結婚した方々がお参りに見えているところでした。




2013年のディネスさんの結婚式を思い出してしまいました。


カールヤ・ヴィナヤク はカトマンドゥ盆地にあるガネシュで有名な4つのヴィナヤク寺院のうちの一つです。

ガネシュは「商売の神さま」と書いてある本もあるのですが、ディネスさんは「それは間違い、本当は『縁起のいい神さま』です」と教えてくれました。


次に向かったのがコカナ。

コカナ村はカールヤ・ヴィナヤクからさらに2~3Kのところにあります。

通りの建物にも被害はあったようです。 奥まった家々はどんなでしたでしょうか・・。


ルドラヤ二寺院が見えてきました。(ルドラヤ二はシヴァの妃・パールヴァティの化身)


近くに寄ってみるとやはりかなりのつっかえ棒・・・。 これからどうやって修復するのでしょう?




これで今日の予定は終わりなのですが、ここからディネスさんの新しい家が近い(といっても2~3K?)ということで、寄らせて頂くことにしました。 3年ぶりにご家族にお会いできそうです。

この3年の間にお子さんも生まれ、家族が一人増えていました。


なにせバイクなので小回りが利いて便利!

コカナから10分かそこらでディネスさんの新しい家に到着。


屋上にも上がらせて頂きました。


大昔、まだカトマンドゥ盆地が湖の底にあった時、そこに住む悪い大蛇を退治するために、文殊菩薩がチョバールの山を切り開いたところ、水が引くのと同時に大蛇も消えていなくなったとのこと。

この話の、山の切り開かれたところが、屋上から見えるあの山だそう・・・。
 

お茶を頂いている間にお父様が外出から帰ってこられましたので、ご挨拶をし、記念に写真を撮らせて頂きました。


この他にイギリスに留学していた弟さんご夫婦もイギリスから戻っていらっしゃって一緒に住んでいらっしゃるとのことですが、まだ私は一度もお会いしたことがありません。 今日もお二人はお仕事でお留守でした。

ちなみにパタンの家はおじさま家族が住んでいらっしゃるのでそのままとのこと。 時々行ったり、来たりしているそうです。

帰りは近くのバス停に送って頂きバスで帰るつもりだったのですが、そのバス亭がどうもカトマンドゥに近いところまで行かないとないらしく、結局ホテルまで送って頂いてしまいました。

そのバイクの上から見た風景。

正面に見える大きな木が町の古さを象徴しているような気がします。


もうすぐパタンのお祭りだそうです。 山車祭りの準備が始まっていました。


バスや車でもなかなか撮れない写真が、バイクの上から撮れてしまうなんて・・・ と、一人笑ってしまいいました。 大分曲がっていますけれどね!


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