年寄りは何でもかんでも≪いまどきの若いもんは…≫等というが、我が家では、春休みに孫たちが行ったり来たりで結構おもしろかった。
「かわいい子には旅をさせろ」という諺があるが、我が子も孫たちもみんな一度は「県外で独り住まいをする。」事と相成った。
息子のところの次男は単身赴任していたお父さんと一緒に住む事になったのだが、家事一切を任されている。
学校の帰りに材料を買って煮物をしたりしているが、金沢へ来てスーパーへついてきたら、物価をしっかりチェックしている。食材も自分のところとは違うといって熱心に覗いていて「これどうやって料理するの?」なんて聞いてきておかしかった。
みんな「そんな高いものもったいない。」と口をそろえて言う。
一番下の中学生まで「外で食べて帰ろう。」というと「金かかるっすから良いです。」なんて言う。
そのくせこまごまとしたお菓子を沢山の種類買ってきて渡すと、実にうれしそうな顔をする。
横浜で独り暮らしを始めた娘は、母親が焼き鳥屋さんで注文するときに”牛バラ10本”などとみんな10本単位で注文したら「私なんかみんな一本単位だよ」なんてコンパ見たいことをいう。
生意気なことを言っているかと思えば『世間の常識』などはそれこそ“カンケイない”みたいな顔をする。
みんなそれぞれ”娑婆の風”に当たったり、うまくよけたりしながら結構たくましく暮らしているみたいで頼もしい限りです。
今日の一枚は春休みの想い出の一枚からガラス工房にて…