昨日金子みすゞの詩・「薔薇の根」 についてつぶやきました、その詩を紹
介します。 (注:童謡集の行分けと異なります)
薔薇の根
はじめて咲いた薔薇の花は 紅い大きな薔薇だ。
土のなかで根が思う 「うれしいな、うれしいな。」
二年めにゃ、三つ、 紅い大きな薔薇だ。
土のなかで根がおもう 「また咲いた、また咲いた。」
三年めにゃ、七つ、 紅い大きな薔薇だ。
土のなかで根がおもう 「はじめのは なぜ咲かぬ。」
東日本大震災で7万本の松原が壊滅的打撃を受けたなか、ただ一本が
残され「奇跡の一本松」と名付けらましたが、残念ながら生き残ることが出来
ませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%94%B0%E6%
上記にありますように、根が海水によって腐ってしまったのでした。
話が例によって飛びますが、植物図鑑は数多くありますが、「根の図鑑」とい
うものがあるのでしょうか。 Googleで「根 図鑑」で検索をかけても極専門
的な樹木関係、それも一種類くらいが見られるくらいです。 庭先の木々、草花
の根がわかるようなものは見られません。見落としがあるかもしれませんが、
多分無いでしょう。 そういうものを必要としていないのではないでしょうか。園
芸などの実用向きの本に土壌との関係で記述があるかもしれませんが、部分
的でしょう。
みすゞが根のつぶやきを書き記したように、kaeruも根の言い分に耳を傾け
ようと思います。