葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

過去のなかにある未来、「赤旗」85周年。

2013-02-01 23:55:26 | 本のひと言

 今日の「しんぶん赤旗」の主張は、

「日本共産党は…今日はじめて、この『赤旗』を通じて大衆の前に公然現れ(た)」(「赤旗」創刊の辞)―「しんぶん赤旗」(当時は「せっき」)が日本共産党の機関紙として1928年2月1日に創刊されて、85周年を迎えました。日本共産党創立の6年後です。

 と書き出しています、以下を読んでいただければ……。

(下記URLをドラッグし右クリックしてみて下さい、該当ページに移動できます)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-02-01/2013020101_05_1.html

 

 この「つぶやき」では、当時の「赤旗」の紙面から、「編集後記」を紹介します。

1928・2・1 第一号

「1、長く待たれた中央機関紙がここに発刊されるに至ったことは全党員の喜びである。(略) 2、今日の政治情勢の下においては、本誌は非合法的にならざるを得ない。(略) 3、本誌の発行部数は極めて少ない。従ってこの一部一部を最大限に利用して手から手へこれを渡し、(略) 4、本誌は当分月二回、一日、十五日発行とする。」

1928・2・15 第二号

「1、巻頭論文は総選挙後の闘争に関する我党の中心方向を示した極めて重要なものである。(略) 2、創刊号で希望したにも拘わらず、党員諸君からの寄稿乃至投稿は少ない。ただ婦人の一同志が真先に進んで寄稿された…(略)。 3、創刊号には実価をつけることを忘れたが、本紙は絶対にただではない。(略)」

1928・3・1 第三号

「1、わがプロレタリアートの最初の国会選挙戦も終え、(略)。この多端不安定なる政局のただ中に、わが党の旗は赤く、高く、進んで行く。 2、新政局に対して党は、いかに戦うべきか、(略)――狭い紙面ではハリサケルばかりだ。 3、本紙も三号でどうやら「赤旗」の名にハヅカシクないものになれたようだ。 闘争の発展は、本紙の発展だ。(略)」

1928・3・15 第四号

「我が中央機関紙『赤旗』も、今号を以つてはや四号を重ねるに至った。 労農大衆が政治的自由獲得のために、議会に八人の代議士を送り、労働者と農民の政府を作れ!と絶叫している現在……(略)。」

1928・3・22 第五号

「支配階級の暴圧は全国に亘つて我々同志を或は投獄し、或は拘留し、拷問、暴行の限りをなしている。我が『赤旗』も亦彼らの魔手によつて第五号の定期的発行を阻害せられた。(略)現在の如き彼らの死者狂いの暴圧下にあって、『赤旗』第五号が堂々発行せられることは支配階級の心胆を寒からしむることとともに全国の同志の力強き熱烈なる支持をえるであろうことを確信する」

 手元の『復刻版 赤旗』(1983年発行 新日本出版社)の第1巻には6、7号は欠号となっています。

 30年前にこの復刻版を購入したとき「過去のなかに未来を知る」という気持ちが強かったと思います。 自分が、自分たちが、家族が、地域の人々が、町の人が、日本人が、世界の人々がどういう道を通り過ぎてきたのか、それは今日の現実のなにを解決することを示しているか、それによって将来に向けて私はどうすすめばいいのか、そのためにやはり 「過去のなかに未来を知る」作業を大事にしたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする