本の整理を文庫からはじめました。
岩波書店が昨年の2月現在の販売部に在庫している文庫本を解説目録に
して出しています。 その第1頁の「青1-1」が 『風姿花伝』 です。手元にあ
る2005年からの目録はその順番ではじまっています。 そのことは知ってい
たので昨日本屋の棚の前でその本を見たので買い求め、早速わが本棚と
電子本棚におさめました。
2007年2月に発行された 『岩波文庫の80年』 には1927年7月創刊から
2006年12月までの約5400冊が解説付きリストになっています。 そのP4
1927年11.5に 『花伝書』 として発行され1935年には改訂版がだされまし
た。 『風姿花伝』 として発行されたのは1958年(s33)です。手元の本にも
1958年10月25日 第1刷発行 2012年6月5日 第75刷発行とあります。
この100頁余の薄い本がなぜ、岩波文庫目録の一番はじめに座っているの
でしょうか。目録だけを見ていた時にはまったく気付かなかったことなのですが、
本を手にしてみると、そんな疑問が起きてきました。 その解答は同時になぜ
岩波文庫が信頼できるのか、の解答でもありそうです。