「プロ」とは放送評論家、その人が「朝が待ち遠しい」と。
“そんな思いで毎朝を迎えているのは朝ドラ「あまちゃん」が登場してから”
今朝の赤旗での「松尾羊一のドラマのドラマ」。まず「じぇじぇじぇ!」は、仏壇
の遺影が名脇役の蟹江敬三で写真出演ですますわけはないと茶の間もよん
ではいたが、とんでもないじっちゃん……で。
従来「午前8時の日常」的存在だったのが、「ゲゲゲの女房」や「カーネーショ
ン」あたりから、とくに「純と愛」ではヒロインがオーバー気味な言動でいい意味
でお茶の間を混乱させたが、「あまちゃん」はその上をゆきます、そうです。
従来の「ヒロインは核」、まわりは「引き立て役」という形とは「あまちゃん」は違う
のだそうです。スナックに海女クラブの面々や北三陸鉄道などの常連がやって
きてストーリーが発展する仕組みです。
アキにしても「ヒロインらしからぬヒロイン」(それが本物のヒロイン)を演じなけ
ればなりません。それに「池袋ウエストゲートパーク」・「木更津キャッツアイ」・「タ
イガー&ドラゴン」などを思い出す都会風俗の綿密な描き込みで人物を生き生き
と飛ばせます。
“ 要は3・11の大災害の復旧と復興に苦闘する「東北」をいかに前向きにデフォ
ルメし、地域をはげますか。それが期待できるドラマなのです ”
プロでさえ、こうなのですからkaeruがもう寝て夢のなかでも「あまちゃん」と思う
のも当然でしょう、お休みなさい。