宮沢章夫・1956年生まれ、劇作家・演出家・作家。 というのが“『資本論』
も読む” を書いた人。生まれた年からみると高校は1970年代の前半になる、
「高校生のころだ。/誰かが言いだして、ちょっとした『資本論』ブームがクラス
に起こったのだった」という。 ブームの熱が冷め読書の速度も下がり卒業して
10年、友人の一人が「『資本論』 とうとう読み終えたよ」 と。
宮沢さん、こんなことが切っ掛けになって 「だから、『資本論』を読もう」 と、
なったそうです。
「労働者として生き、活動してきたが、定年になってやっと『資本論』に取り組
む自由と時間ができ(略)、社会改革の活動の世界で『資本論』こそが最高著作
であると知って~『資本論』を読まないでは、死ねないという~」 とは、ある「資本
論学習会」の参加にあたってのある人の感想です。
今夜のタイトル=ハムレット的「つぶやき」ですが、『資本論』を読むか読まな
いかは、こうみるとかなりなことのようで、「死ねない」とは「生きたことにならな
い」という意味でしょうから、
「読むか読まないか、それが問題だ」 などと煩悶してないで、「読もう」です。