この本の1997年版の「まえがき」から
「本書は1955年に初版が~、増刷され本屋の店頭に並ぶたびに、バブルや
株安など何事かが起きる~1955年春上院の公聴会で過去の投機と暴落
について証言したその最中に株価が突然落ち込んだ。そのため恨みを買い
生かしておけないの脅しの手紙や共和党の議員からはガルブレイスは共産
主義の擁護者で資本主義を陥れるために暴落を仕組んだと言われたもので
ある。」
「(株価上昇の)終わりは、つねに始まりよりも突然である。針を刺された風船が
しずしずとしぼむはずがない。」「私は一切予想はしない。言いたいのは、この
現象は何度となく繰り返されてきたということだけだ。」
株などにまったく縁のないkaeruがこの本を買ったのは、やはり2008年の暴
落に関心があったから、でも株市場のことはよく分からず4分の1ほど読んでそ
のままになっていました。
バラバラとめくっていたら「人は幸福なときほどだまされやすい」という言葉が
引用されていましたが、それに「不幸なときも」と付け加えなければならないで
しょう。
賢い有権者になるためには科学的見識が必要で、その一助として
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-30/2013053001_05_1.html
をクリックして読んでみてください、あわせて右側の「アベノミクスもうけ」の方も。
kaeruの頭痛は生理的なものですが、この間どれほどの個人(零細)株主が頭の
痛い思いをいていることか、投機にたよらない安定した生活設計が見通せるような
経済のあり方を語れる力をつけなければと思います。