朝方の雨は午前中にはやみましたが、そのまま何時でも雨に戻りそうな気配
で夜に入りました。 近くの乳幼児を預かる建物の前で七夕飾りを持って三四人
の子ども語りかけながら保母さんが二人たっていました。毎年梅雨時のこの日が
七夕では、保母さんは子どもたちに織姫と彦星の逢う瀬をなんと話しているので
しょう。
俳句の季語では七夕は秋の部、7月7日を「秋」にするわけにはいきませんから、
「夏の部」には「七夕」は載っていません。 和暦(旧暦)では今年の七夕は八月の
二日になります。八月二日を秋とは言い難いのですが、七夕に寄せて夜空、夜風
に秋の気配を感じるとして、秋の部に入れているのでしょう。
歳時記編纂の歴史のなかでは色々な試行が行なわれた様です。
6日の「つぶやき」で紹介しました
で、その辺の事情をかなり詳しく追っています。すこし読みこんで紹介したと思います。
こんな句の紹介で、
戀さまざま願の絲も白きより 蕪村
七夕の夜の沖から定期船 浜野 英子
陸橋の下を七夕竹が行く 広瀬 政雄