「実弟」さんから送られてきた一冊の本です。
「平林堂」とは在上田の本屋さんです。どういう本屋さんかというと外観は、
というわけで、町の本屋さんとしてはかなり大きいでしょう。 しかしこの本屋さんは並みの
本屋とかなり違うことが、この本にザーと目を通してわかりました。
なぜ、この本を送ってくれたのか、「上田の日本共産党の歴史がわかります」というような
添書きがありました。たしかにそれもありますが、いやいやそんな「小さなこと」ではありませ
ん。本格的に調べたら岩波茂雄伝などに匹敵する人物史、書店史、出版史、文化史、郷土史
等々という側面がかなりスケールの大きさで見えてくるような気がしました。
このブログでの「つぶやき」との関係で、「平林堂60周年」によせられた祝辞を紹介します
と、「真田一族の生れかわりの平林堂」(元同志社大学教授・宇治山宣会顧問・同志社山宣
会顧問・小田切明徳氏)があります。氏は 「徳川にたてつく勇気→こういう反権力が江戸末
の義民→民権運動→と受け継がれた気がします。平林堂の主の平林茂衛さんもその一族
でしょう」と述べています。
また、平林さんは先日の「つぶやき」の山宣との関係では、長野山宣会の会長を務めてお
られます。6月25日の国宝三重塔と「山宣の碑」。(2014-06-25)で書いたことは平林さ
んが山宣会の事務局であった頃の雑誌「治安維持法と現代」にかかれたものを元にしたもの
です。