第126回 「てんがらもんラジオ」のURLは、
http://www.ustream.tv/recorded/50448841 です。
色々な人の話を聞いているとき、ひとつのイメージが突然浮かんでくる時
があります。 大迫さんが 「母さん象」 のイメージと重なったのは、アニメ
「象列車がやってきた」の上映運動の話をしたときでした。
「てんがらもんラジオ」第126回のゲスト・大迫より子さんの肩書は「社会福
祉法人 麦の芽福祉会」 と 「鹿児島子ども療育センター園長」というのです。
それがなぜ、「母さん象」になったのか、二度目を視聴しながら思ったのです
が、アニメ上映運動の話の前に伏線がありました。いやその前、前日の村永
さんのブログで、知る限りでは大迫さんが鹿児島県内最大のバイタリティーと
迫力をもった人だという紹介です。
たしかにそういう面はあるでしょう、でも何という優しさをもったバイタリティー
でしょうか。小学校の先生だった時、就学してくる障害児の問題に接し、その母
親たちが子どもが丁寧な教育を受けるなかで 「もっと早くから援助があったら、
この子も違っていたのですかねー」という話をききます
当時の障害児の親達が就学前は行き場がなく不安を抱えながらの子育てだ
ということが分かってきました。
大迫さんは自分の母親の笑顔の話に触れながら、障害児の母親たちの涙が
笑顔に変わって希望をもって子育てができたらいいなーって、そう思ったそうです。
それから30年、今日の県下130ヶ所以上の療育施設へと発展してきました。
大迫さんの迫力の出どころは、問題をつねに社会に明らかにする姿勢にあります。
そして、障害児が育ち成人になった障害者が生涯暮らしていけるような町づくりへ
発展していくのです。
その取り組みを通じて、つねに戦争と平和の問題とはなれることができず、平和
なくして生きていけない立場から、今日の「集団的自衛権」問題に戦争の危機を指
摘されました。
象は子どもの象を囲んで移動します。そのイメージが大迫さんとその周りの人たち、
村永さんだったり清原先生だったりしているのでした。