kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

「てんがらもん140回」 最期を生きる在宅医療。

2014-11-06 16:16:19 | 「てんがらもんラジオ」

 今日の番組の冒頭近くで村永さんが2時間番組を全部見るのは難し

いと、ドラマならともかくと言っていました。

 この番組は2時間全部とは言いませんが、少なくてもゲストの中野医師

の話がからむ時間はドラマと言っていいでしょう。

 最高のドラマは人間が自分の命を生き切る場が描かれることだと思い

ます。その場面が生き抜いて終るか、死を迎えるかの筋書きの違いが

あって仮に死を描いたとしても、その後のその人の思いが伝わることが

描かれることによって、ドラマは観た人のなかに深い思いを残します。

この番組は、http://www.ustream.tv/recorded/54982267 で。

 

 まさに、中野医師の話はそのことを在宅医療の意義を明らかにしなが

ら伝えてくれました。医療と言えば病院という常識のなかで、高齢者の医

療現場では在宅医療の意義が注目を集めています。 病院の目的は病人

のかかっている病気を治すことでです。 在宅医療は病院の治療を居宅

で行なうことではありません。 ここでは患者は日常生活のなかにいます。

医師はその生活にかかわり、その人全体を生活のなかでみることにな

ります。 その点病院では人を見るのではなく病気をみることに傾きます。

  

 最終期の医療の場として在宅医療を求める高齢者が、アンケートによ

ると6割だそうです、病院でが3割。でも中野医師は、家族を支援するこ

とが出来れば100%の方々が在宅を求めるだろうと述べておられました。

 在宅医療を続けて16年の経験と実績にもとづいた言葉として印象深く

聴きました。

 

 来週も引きつづきゲストとしてお話が聴けます、レギラー陣の間で軽い

「認知症」ならかえって自分にとってもいいのではないか、という声も出て

ましたが、そういう問題もふくめて現場の豊富な経験と明確な人生観・生命

観にもとづくお話が聴けるものと期待しています。