kaeruのつぶやき

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「在宅看取り」の典型、蟹江ぎんさん108歳。

2014-11-14 23:41:55 | 「てんがらもんラジオ」

 昨日 「てんがらもん」で中野医師の話を視聴しつつ、以前目を通した一冊

の本を思い出していました。

 『きんさんぎんさんが丈夫で長生きできたワケ』 という本は、ぎんさんを

在宅で看取った名古屋市の南生協病院の主治医と遺体を病理解剖した解剖

医がつづった貴重な本です。

 といっても書名が示しているように専門書ではありません。「てんがらもん」

の前回今回の内容を深く知るうえで役に立つと思います。

 ここにはぎんさんの四人の娘さんが主治医と解剖医を囲んでの題して

「ぎんさんの娘さん達のゲラゲラ座談会」もあります。2009年1月29日に

行なわれたのですが、四人の年齢は94歳、90歳、87歳、85歳でした。

 

 「きんさんぎんさん語録」も紹介されていますので、ここでも。

私の大好きな言葉 (私=解剖医 棚橋千里さん)

 「わたしらはふたごだったから長生きできた」

お散歩中に出会う人に

 「長生きは気力だがね」

娘さんによくおっしゃられていた言葉

 「人間は足から死ぬ」

テレビなどの出演料を何に使いますか? ときかれて

 「老後のたくわえにね!」

来年は(きんさんぎんさん)おふたりとも、9回目の年女ですね、と聞かれて

 「そりゃあ、いっしょに出てきたんだから!」

きんさんが亡くなられたときの言葉

 「あんな悲しいことはない。なんもものが言えんようになりました」

総理大臣からお祝状を受け取って

 「こんなばあさんん負けんように、みなさんも長生きして」

往診で主治医の室生昇医師に注射をしてもらって (一部略)

 「先生、注射、へただなー」

 (お茶目なぎんさんと主治医のフランクな関係をよーく表わした言葉ですね。)