選挙の投票をすませ自宅で1冊の新書を開いてみました。 『税金を払
わない巨大企業』 という名前にひかれて以前買い、ザ―と目を通して
おいたものです。
これを思い出したのは今日付けでこの新聞が来たからです。
昔の仕事先との関係で送られてきているもので、あまり読んでいなかった
のですが、この記事には関心を持ちました。
書かれた富岡幸雄さんは1925年生まれ、干支で私のひと回り上です。
「あとがき」にこのように書かれています。「税に70年近く携わり、税を50年
以上研究し続けて、税の表も裏も知り尽くした私が、日本の財政や税制を真
に改革するために遺言として、本書を著しました。」
日本の税理士試験の第1号合格者であり、国税庁の職員として、退職後は
大学教授として税務会計学を創始した経歴のうえに立っての言葉です。あら
ためてそのような著書として読まねばという思いになります。
本の帯を見てみると 「ソフトバンク 0.006%」と見えます。これは2013年3月
期で、純利益788億8500万円で納税額は500万円だったからです。
2014年3月期では、はこれです。
見難いのですが、表の2段目にソフトバンクとあり税額5(百万)で0.002%ととあります。
この本には巨大企業がいかに税制上優遇されているかの実態が明らかにされています。
今回の総選挙をうけて消費税問題がよりクローズアップされてきます。日本人の全生活
に張りめぐられているこの税金につて考えることは、自分の生活と日本の政治を考えること
です。 その際、税金の実態を知ることが正確な判断の前提になるでしょう。
税の専門家も素人も消費税をはじめ税金から無関係ではいられません、このブログでも
情報と意見の交流を進められれば、おのおのの判断に寄与するでしょう。