アメリカの推理作家エラリー・クイーンに『Yの悲劇』という作品がありますが今日の「てんがらもん」は向井明美さんの「わいの喜劇」から始まりました。
黒い服で身をかためての出席、レギラーの3人との笑いあっての話でしたので聞き取れない内容でしたがどうして黒服で来たかを話していました。夏風邪で寝正月ならぬ寝お盆を過ごしたばかりだったので何を話そうかなー、と決める前に何を着ていこうかなーの方が先だったようです。
目についたのが黒、平均年齢70台の先輩の明るい服装を引き立てようとのことのようです。そのことと鹿児島弁の「わいがおいを、なんとやら」というお馴染みの言葉がどうして結びついたのか四人が笑いあっての話でしたのでわからずでした。
しかし、向井さんの黒服と話の内容は一致していました。娘さんと行った世界遺産候補の三井三池炭鉱の万田坑と宮原坑は下のURLでみていただくとわかりますが、日本の経済を支えてきた石炭産業の産業遺産です。
黒いダイヤといわれた石炭と産業遺産に触れてきた感慨が着るものに映っていたのです。
私にとって三井三池は60年安保闘争と一体になって頭に染みこんでいる名前です。日本のエネルギーが石炭から石油に移る過程での合理化と反合理化闘争でありエネルギー産業をめぐる闘いでもあり、今日の原発にも関係してくることです。
改めてゲスト的なレギラー的な向井さんの出席は聴き手の見聞を拡げてくれるものがあります。来年の「向井明美と行く鹿児島の旅」は近い将来には「九州ひとめぐり」にも発展しそうです。