kaeruのつぶやき

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八月の投句。

2015-08-16 21:21:14 | kaeruの五七五

 八月の句会はメール句会でした。投句した七句と主宰の寸評を記しておきます。

 

白と黄と夏の蝶舞ひ岩手山

 〔岩手山の景が浮かびます。 ただ、岩手山でなくても成立するところが惜しいです。〕

 

木漏れ日と風みちのくは秋の色

 〔木洩れ日も風もすでに秋を感じさせるみちのくだったのですね。

 わかる句ですが、全体が漠然としているところが弱いです。〕

 

夏の雲さらに高きは秋の雲

 〔夏の終りに見る空の様子。写生がしっかりできています。

 夏の雲さらに高きに秋の雲   でもいいでしょうか。〕

 

原爆忌神のつくれぬ雲の型

 〔たしかにあのきのこ雲は神が作り出したものではありません。

 ただ、雲の型 とおさめたところがいいのかどうか????〕

 

原爆展出る八月の街中へ

 〔八月の街中と原爆展との関連が近いのではないかと思います。

   原爆展出て炎天を忘れをり  というように作者のその時の心境をよんでは如何でしょうか。〕

 

孫と踏む小岩井農場夏の草

 〔元気に育ってゆくお孫さん、夏の草との取り合わせが効いています。〕

 

わが汗の一滴一瞬地に点ず

 〔情景はよくわかります。 汗に対して地に点ずが少々大げさすぎるような気がします。〕