「てんがらもんラジオ」の昨日とその前の二回、鹿児島県での国民文化祭のことをとりあげました。そのことも頭にあって今日はこのチラシをアップします。
逗子市にある別荘の一つである旧脇村邸や徳川16代将軍になるべきだった徳川家達(いえさと)の別邸などをめぐり、あわせて逗子に関わりのある芥川賞作家の作品について思いをめぐらそうという企画です。
もう一つは葉山町にある旧東伏見宮別邸でのサロンコンサートの案内です。
実はこの内容についての話ではなく、この企画についての「問い合わせ先」について触れたいのです。山本の名前が両方に書かれています。今日彼に会う機会がありチラシを渡されながら、コンサートの方はともかくとして逗子には是非来てくれ、と頼まれました。私の関心ごとと懐具合をよく知っての誘いです。
その時の話で、地域文化と関係していると思ったのは、この二つの文化事業の目的は施設の保存活用にあるということでした。脇村邸の売却話が持ち上がった時、民間不動産会社の手に渡れば開発されマンション化する。湘南地域の良さを守りたいという運動が起こり、山本氏もその中心で活動しました。そのあと市が取得し、逗子市の郷土史関連の資料保存活用の施設へと案が出されましたが、現在まで具体化されていません。
そのことを常に意識して提起していくためには、このような取り組みが必要なのだという話でした。旧東伏見宮別邸は葉山町にあった宮家別荘の現存する唯一のものです。現在は修道院が経営する幼稚園として使われています。ここもまた保存活用が課題になっているのだ、ということです。
地域の文化活動が鹿児島にしても葉山逗子にしても、熱心な人の手によって支えられていることは共通しています、ただその山本氏にしても国民文化祭については全く知識も関心もない、というのが実態です。それだけに鹿児島の取り組みが成功裡に終わりその報告を視聴できればと思うのです。