今回のゲストを紹介している昨日の村永さんのブログからその部分です。
明瀬(ミヨセ)靖 様 緑ヶ丘中学校PTA会長、45歳
緑ヶ丘団地にスーパーが消えて地域のお年寄りのために月1回の朝市を開催。毎回人寄せのためのイベントもしながら徐々に定着してきています。そのユニークな取り組み、3児のお父さん、サラリーマンではやっていけないと事業を立ち上げたお話も聞きましょう。
このサラリーマンではやっていけない、という「サラリーマン」のことです。コンピューターグラマーだったと言われていました。「やっていけない」の中身として印象に残ったのは48時間勤務のことです。
45歳の明瀬さんが25歳の頃のことですから20年ほど前。私が「コンピューターグラマーは35歳まででダウンする」と聞いたのはもっと以前だったと思います。それは間接的に耳にしたことで大学を出てからのほぼ10年間で心身を使い果たしてしまうのかと、その過酷さを思ったものです。今回それを体験した人の話で、改めてコンピューター世界を労働の現場としてみて、過酷な労働の急速な蓄積の上に私たちのコンピューターの利用もあることを再確認できました。
そういう経験から勤め人ではない道を選択し見事な事業展開をしている明瀬さんに、拍手を送りたいと思います。こうした経験と知識はその後どんな道へ向かっても活かすことの出来、必要とされるものでしょう。選んだその道は不動産業、番組では事業内容については余り語られませんでしたが、中学校のPTA会長、スーパーがなくなった地元で朝市に取り組むなどから明瀬さんの目指す不動産業の有り様が見えてきます。
地域の人々の生活の全ては住まいと土地=不動産の上で成り立っています。その地で安定した生活を営なむうえで「住まいと土地」に対して理念と知識を持ち地域の情報に強い不動産業者の存在は大きな力になる筈です。
前回の七福神の早田さん、クリーニング店経営で小学校PTA会長の栫井さんなど、はからずも自分の事業展開と地域の発展を一体のものと考え実践している人の姿と声に接することができ、「てんがらもんラジオ」の魅力を再認識できました。