昨夜は「心落ち着かぬ夜」で「そんな時はこうしましょう」と「俳句です」などと書いて 短歌一首を記しました。
誠に落ち着きのない有り様だったことが表れています。
昨夜紹介した大岡信の『折々のうた 三六五日』にあげられている「うた」は短歌だけでなく俳句も多く、 その他漢詩狂歌などなど多彩に渡っていて、
一昨日の十三日には俳句、
行く我にとどまる汝に秋二つ 正岡子規
があり今日付では、
握力計の知られざるちから身にありて4Bの鉛筆に文字現わるる 冬道麻子
があげられています。
この本はと「あとがき」に目を移すと、
「朝日新聞」第一面の片隅に、日本の短詩型文学から毎朝一作ずつ抜きだし、短文でそれを鑑賞する、という試みを始めたのは、一九七九(昭和五四)年一月二十五日、朝日新聞創刊百周年記念日のことだった。
と書き出されています。 この「あとがき」の日付は「2002年11月はじめ」で、それまでに約5,800数十回紙面に載ったものを一年三百六十五日に配したがこの一冊でした。
検索してみますと、この連載の最終回は6762回目、2007年3月31日でした。
どういう詩だったのでしょう。