今回から川柳の石神紅雀さんによる「川柳の時間」がはじまりました。ゲストとして石原夢修さんを迎えました。石原さんは紅雀さんに川柳の手解きを受けたひとです。番組はこちらで、「てんがらもん」212回 石原夢修さん 。
前回紅雀さんが出られた時の番組(3月10日)のタイトルを「生きているから五・七・五」としました。それは川柳の魅力は手のひらを太陽にかざして見るように、生きていること自体を見つめ五七五で表現することにある、と感じたからです。
五七五で表現すると言えば俳句も同じです、川柳と俳句の違いは?
例えば俳句の入門書などには、これだけは手元に何時でもあるようにとして、①句帳、②歳時記、③国語辞典などがあげられています。俳句の約束ごとのひとつに季語があり、それを理解するために歳時記があります。では川柳ではどうでしょう、多分①と③だけでしょう。
この歳時記に代わるものは何だろうと思うと人生そのものを詰め込んだもの、それは作り手自身だと思うのです。自分自身を五七五という口調で表現してみると思わぬ発見があります。その発見をお互いが出しあうと盛り上がります。この番組を視聴されると分かってもらえますが、終始盛り上がっています、それは「発見」への共感です。
私は今まで「俳句を少々と」いう感じでやってきて川柳を横目で見てきたのですが、川柳の方から正面に回ってきたので正視したらなかなか魅力的で引かれはじめ、これからもよろしくお願いします、という感じです。
最後に、紅雀さんの「ないしょ」話をお聞きください。
こちらです、http://synjyoko.exblog.jp 。