これは不破哲三さんの『不破哲三 時代の証言』(中央公論社刊)の終わりの方の頁です。この本は読売新聞から「時代の証言者」の一人になってくれとの申し込みがあり、2010年11月1日から12月11日まで掲載されたものを元に、その後本になったものです。
読売新聞から申し込みがあったとき、「意外な新聞社からの意外な話に正直驚きました」と「まえがき」に書かれています。
今日の「つぶやき」でこれを載せたのは、頁の中ほどに「もう一つは、『資本論』の形成過程の研究です。」という部分で、ここに『マルクスと『資本論』ーー再生産論と恐慌』に触れています、カッコ内に2003年と見えます、
その後、雑誌「経済」連載後『『資本論』はどのようにして形成されたか』を2010年1月に出版しています。この連載出版で不破さんは「『資本論』の形成史への今回の取り組みは」3回目になると書かれてます。
1回目が『『資本論』とエンゲルス』(雑誌「経済」での最終回・15回目が1996年12月号)、2回目の『マルクスと『資本論』ーー再生産論と恐慌』。すると今回の連載で4回目になります、「理論の研究には切りがありません」の一行が深く思われます。
当掲載を深い関心をもって手にしたいと思います。