kaeruのつぶやき

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80歳代、50歳代…身体からの発信 ー2ー

2017-04-07 23:43:03 | 「てんがらもんラジオ」

昨日の「てんがらもんラジオ」のゲストの加藤さんは50歳代の整体師、話のなかにカイロプラティックという普段聞きなれない言葉が出てきました。でもこの言葉は昔の知人の思い出と結びついています。

40年以上前ですから、その頃60歳代だった知人は既に故人になっているでしょう。その年齢でも現場を抱えた大工さん、一人親方でした。その親方の口から英語のような言葉で、腰肩首などの痛みをとるのに最近通っている所の名前にカイロプラティックという言葉があったのです。

知人がその治療法を如何に信頼しているか、当時の話ぶりがよみがえってきたのですが、加藤さんの話を通じても人の身体に直接手をかける仕事について考えさせられるのです。それは人の持つ自然治癒力とも関係していると思います。

現在の病院では、患者を見るよりパソコンを見ると言われるようにデータが注目される。それは大切なことなのでしょう、私もそのお陰で心臓に難ありと分かったのですから。でもね、と言いたくなるのは治療者を全面的に信頼し身体をあずける患者、治療者と患者の全面的な信頼関係のなかで患者の自然治癒力が発揮されるのではないでしょうか。病気を治すのは病人で、医師はそれを促すことが出来るだけです、と聞いたこともあります。

自然治癒力を言葉を替えて言えば自前の治癒力とも言えるでしょう。

今日、「自前の福祉」を称する高齢者の集まりで、自前とはどういうことかを大いに論じよう、カイロプラティックの話も含めてと。しかし当方の耳が聴こえぬなかでは論じる水準までには達せず、言いたいことは言わせてもらいましたで終わったようです。

ならばこれからジワリジワリと「自前の思想」を広げていこうと思います。「自前の思想」のタネ本は『池波正太郎「自前」の思想』という佐高信と田中優子の対談本なので、「鬼平」を読み返しながらの楽しみです。