歴史とは過去のこと、向けるとは未来のことです。
現在は常に過去によって規定され、常に将来を創りだしています。
今日は昨日のつづきであり、明日は今日の生み出すものです。
(タイトルをこのようにして、なんと「つぶやき」出すかと考えながらキーを
打っています。)
上の三行は同じことを言っているのですが、中心は「歴史から学ぶ」というこ
とです。 近著 『歴史から学ぶ』で不破さんが問題意識として三つのことを述
べ、「スターリン秘史ー『巨悪』の成立と展開」について触れています。不破さん
の「問題意識」についてまた述べるとして、ここではタイトルが示すものが私の
問題意識であるということを述べ、それと同じ思いの 「スターリン秘史」 読後感
想を 『前衛』3月号から紹介しておきます。
「今日われわれの意識の中の親の世代から引き継がれてきた反共意識という
ものが異常に増殖してきた根源を確認するのかもしれません。」(73歳・男性)
「デミトロフのようなことに陥らないようにするためにも、ますます学習し、党活動
をしていくことが大切かなと思っています。」(70歳・女性)
「ソ連覇権主義に立ち向かった歴史を持つ党として、絶対に研究が必要なテー
マですし、また現在の日本では独裁的な潮流が現われていますので(略)過去
の歴史から「独裁体制のつくり方」を学ぶことはとても大切です。」(22歳・男性)