このご婦人が「てんがらもんラジオ」182回のゲスト鮫島恵美さん86歳です。絵は来年出品されるものだそうです。村永さんのブログに紹介されています、こちらです。http://blog.goo.ne.jp/chidori-t/d/20150907
番組は、「てんがらもんラジオ」182回ゲスト鮫島恵美さん でどうぞ。
今回のタイトルの意味は、夫婦間の一言です。最初に耳に残っているのが、鮫島さんが亡くなった夫を評して「子供を教えることが大好きな男でした」です。それは82歳まで教える現場に立っていた夫への敬意を込めた表現と受けとめました。
妻が夫を一言で評すると、どんな表現になるものでしょうか。そこに夫婦の長い付き合いの結論があるのかと思いました。鮫島さんの場合ご自分が教師を経験していたということもあって、同僚あるいは同志的な思いもあっての表現でしょう。
鮫島さん自身はその教師職を結婚を機に辞められます。子供が上京したあと、夫とのだけの生活になって何かを習おうとし、日本画をと思ったときの夫からのひと言です。「お前の性格なら洋画ではないか」と。そこから洋画の道を歩んで35年になるのです。
もうひと言印象に残っているのが夫が入院していた時、夫が「絵を描いているか」とたずねます。病院に来ているから描けないと言うと「絵を描きなさい」の言葉です。そこから描いた作品が展覧会に出品、その日がお通夜になり、入選作品として仏壇に飾られたそうです。
村永さんの言われていたように、音楽も絵画も自分を表現するものであっても必ず独りでなし得て来たものではない、ということです。
高齢者の積極的な生活がその地域にもたらす豊かさを教えてもらい、あと二年で80歳になるkaeruとしても励みをいただきました、ありがとうございました。