ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

あたふたフランス旅行(1)

2011-02-01 06:00:00 | 旅日記
1月19日 ニース

南フランスの観光都市 Nice は 英語読みでは「ナイス」。これは女性添乗員さんから
聞いた言葉ですが、ほんの僅かな滞在でも確かに美しいナイスな街であることを実感
できました。



これは現地在住の日本人男性ガイドが教えてくれたニースの地理的な様子が一目で分る
ポスター。街は地中海に面し、背後には白銀のアルプスが聳えています。



フランスでの観光は、この街から始まりました。
8時過ぎホテルを出たバスは通勤ラッシュ直前の町を抜けて海岸へ。今朝は曇り空で
緯度の高いこちらではまだ薄暗く、スーパーの店内の灯りが輝いて見えます。
(ついでながら、このスーパーの名前<Casino>は創業者がもとカジノ経営者だった
ことからつけたもので、今では最大手スーパーに成長したそうです。賭博はできません。)

海岸へ出るところで「阿波踊り」の観覧席のような桟敷が組まれていました。春が来ると
行われるカーニバルの準備が、はや行われているのです。



その隣にあったオブジェ? いや、タダの椅子です。夏場は海岸で活躍するのでしょう。

プロムナード・デザングレ(Promenade des Anglais)



海岸に沿って続く美しい散歩道(右手の防波堤上)がプロムナード・デ・ザングレ。
英語に訳すと「Promenade of the English」つまり「イギリス人の散歩道」です。
海岸線はコートダジュール(Cote d'Azur)つまり「紺碧海岸」と呼ばれ、(昔、何かの
フランス映画で見たなあ…)、西(♀ペンの後ろの方角)は映画祭で有名なカンヌへと
続いています。
湾曲したこの辺りは「天使の湾」と呼ばれています。



反対側(東)の眺め。
この辺りの海岸には大きな石がごろごろし、ちょっと歩きにくいです。(夏賑わうのは
もう少し西のニース・コート・ダジュール)
夏にはエメラルド色に輝く筈の海は鉛色の冬空を映しながらも美しく、白いカモメが
群れ飛んでいました。



海岸周辺は高級ホテルや住宅が多く、この写真でもその一部が伺えます。
左手の岩山の上に小さく見えるのは、砦の址です。



プロムナード・デザングレを一本北に入ると、旧市街です。
今日は時間がないので雰囲気を味わっただけで、この露天市でお土産を買っただけ。
まだ朝早いのでお店を開いたばかり…



それでも花屋さんや



珍しいハムやソーセージを売るお肉屋さん、八百屋さんなどの店が並び…



ぐるっと見て回ると、なかなか楽しいものでした。



ここで買ったお土産の陶器のセミ。
フランスでセミの鳴き声が聞こえるのはここだけで、幸福を呼ぶ昆虫とされています。



色鮮やかな匂い袋です。

西へ、バスは次の目的地へ向かいます。
プロムナード・デ・ザングレでは、老若男女それぞれに散歩、ランニング、スケートボード、
サイクリングなど自分の好きな運動を楽しんでいました。