ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

あたふたフランス旅行(7)

2011-02-07 06:00:30 | 旅日記
ポン・デュ・ガール Pont du Gard



アヴィニョンから西へ23km、ガルドン川にかかる水道橋はローマ時代の遺跡として、世界
遺産に指定されています。



三層の巨大な水道橋は、アビニョンの東にある水源地ユゼスから50㎞はなれたネマウスス
(現在のニーム)まで水を通す途中でガルドン川を渡るために、紀元前19年頃に架けられ
ました。
アーケードは上に行くほど幅が狭くなっています。導水路のある上層は長さ275m、幅3m、
高さ7mで35のアーチ、中層は長さ242m、幅4m、高さ20mで11のアーチ、下層は長さ142m、
幅6m、高さ22mで6つのアーチからできています。全体の高さは最低水位から49mです。
(Wikipediaによる)



橋の上に人影が見えたので、下層のアーケードを対岸へ渡ってみました。三層が重なって
いるのでなく、下層は少し手前に張り出して人が渡れるようになっています。



中層の橋桁。工事の跡を物語っています。19世紀にもナポレオン3世の命令で改築されて
います。



柔らかい石材なのか、欄干にはこのような落書きがたくさん彫られていました。



対岸に着いて斜面を少し登ってみました。途中まで登ると橋の入り口には鎖が張られて
いました。先ほどの人影は強行突破したようですが、指示通り無理をせず引き返します。



川原に下りてみました。下から見上げると改めてその威容に圧倒されます。





昼食は橋の近くのレストランで食べました。
プロヴァンス地方の名物料理、ラタトゥイユ(野菜の煮込み)と肉料理です。
食後、232km離れたリヨン歴史地区へ移動します。