◇キンベル美術館(Kimbell Art Museum)
美術館メインの受付は階段を上った2階にある。階段を挟んですぐ前はミュージアム・ショップ、その隣に噂のカフェ・レストラン。ここのカフェは地元でもかなり評判が良いらしい。ショップでは料理本「The Kimbell Cookbook」まで置いてあった。
ということで、ギャラリーにいざ!
嬉しくなることにオープニングからイタリア古典美術だ♪。ドゥッチオ、ドナテッロ、フラ・アンジェリコと続く。おお、ジョヴァンニ・ベッリーニにティツィアーノのベネツィア派!
ベッリーニ《祝福のキリスト》の夕焼けの光と雲が殊更に美しい。神々しい光と影の効果には惹かれてしまう。キリストの傍らに可愛い白ウサギが居て「再生」を意味するらしい。でも、東方ビザンツ教会ではウサギはキリストの象徴でもあったらしい。ジョヴァンニの兄ジェンティーレがオスマン支配のコンスタンチノープルに出稼ぎに行っているし、ヴェネツィアではビザンツの影響もあるんじゃないかと美術ド素人は勝手に想像しているのだがどうなのだろう??
ベッリーニはその他にも《聖母子像》、近くには義理兄マンテーニャ《洗礼者聖ヨハネのいる聖家族像》の構図や人物の彫像的立体感、ティツィアーノ《聖女と幼い洗礼者聖ヨハネのいる聖母子像》の聖母(衣装)の真紅の深さや風景、それぞれの「らしさ」に魅了されながらも微笑んでしまう。
Giovanni Bellini (1430–1516) Andrea Mantegna (1431–1506)
《Christ Blessing》 《The Madonna and Child with Saints Joseph, Elizabeth, and John the Baptist》
Tiziano Vecellio (1488–1576)
《The Madonna and Child with a Female Saint and the Infant Saint John the Baptist》
北方絵画ではフランドル派ヤン・ホッサールトの《ヘンドリック3世の肖像画》が素晴らしい!その質感あふれる緻密な描写、やはりファン・エイクの流れを汲んでいるなぁと見惚れる。画像ではよくわからないかもしれないが、絵に描かれた額縁の前にヘンドリック3世が居て一種のトロンプイユ効果があり、さらに似たような本当の額縁に収まっているのが面白い。
ドイツのクラナッハ《パリスの審判》のパリスは三美神の迫力に腰を抜かしているみたいで楽しい(笑)。
Jan Gossaert, called Mabuse(1478–1532) Lucas Cranach the Elder (1472–1553)
《Portrait of Hendrik III, Count of Nassau-Breda》 《The Judgment of Paris》
ということで、それではルネサンスからバロックのコーナーへ…♪
美術館メインの受付は階段を上った2階にある。階段を挟んですぐ前はミュージアム・ショップ、その隣に噂のカフェ・レストラン。ここのカフェは地元でもかなり評判が良いらしい。ショップでは料理本「The Kimbell Cookbook」まで置いてあった。
ということで、ギャラリーにいざ!
嬉しくなることにオープニングからイタリア古典美術だ♪。ドゥッチオ、ドナテッロ、フラ・アンジェリコと続く。おお、ジョヴァンニ・ベッリーニにティツィアーノのベネツィア派!
ベッリーニ《祝福のキリスト》の夕焼けの光と雲が殊更に美しい。神々しい光と影の効果には惹かれてしまう。キリストの傍らに可愛い白ウサギが居て「再生」を意味するらしい。でも、東方ビザンツ教会ではウサギはキリストの象徴でもあったらしい。ジョヴァンニの兄ジェンティーレがオスマン支配のコンスタンチノープルに出稼ぎに行っているし、ヴェネツィアではビザンツの影響もあるんじゃないかと美術ド素人は勝手に想像しているのだがどうなのだろう??
ベッリーニはその他にも《聖母子像》、近くには義理兄マンテーニャ《洗礼者聖ヨハネのいる聖家族像》の構図や人物の彫像的立体感、ティツィアーノ《聖女と幼い洗礼者聖ヨハネのいる聖母子像》の聖母(衣装)の真紅の深さや風景、それぞれの「らしさ」に魅了されながらも微笑んでしまう。
Giovanni Bellini (1430–1516) Andrea Mantegna (1431–1506)
《Christ Blessing》 《The Madonna and Child with Saints Joseph, Elizabeth, and John the Baptist》
Tiziano Vecellio (1488–1576)
《The Madonna and Child with a Female Saint and the Infant Saint John the Baptist》
北方絵画ではフランドル派ヤン・ホッサールトの《ヘンドリック3世の肖像画》が素晴らしい!その質感あふれる緻密な描写、やはりファン・エイクの流れを汲んでいるなぁと見惚れる。画像ではよくわからないかもしれないが、絵に描かれた額縁の前にヘンドリック3世が居て一種のトロンプイユ効果があり、さらに似たような本当の額縁に収まっているのが面白い。
ドイツのクラナッハ《パリスの審判》のパリスは三美神の迫力に腰を抜かしているみたいで楽しい(笑)。
Jan Gossaert, called Mabuse(1478–1532) Lucas Cranach the Elder (1472–1553)
《Portrait of Hendrik III, Count of Nassau-Breda》 《The Judgment of Paris》
ということで、それではルネサンスからバロックのコーナーへ…♪