トゥールーズの「屋根裏からカラヴァッジョ」ですか?! 日本の新聞よりもイタリアの「レプブリカ紙」の方が詳しく出ているのでリンクします。
トゥールーズで発見されたカラヴァッジョ真作(?)《ホロフェルネスの首を斬るユディット》
ナポリにあるルイ・フィンソンによるコピー作品は2004年の「カラヴァッジョ晩年期展」で観ていましたが、今回の発見作品画像を見ると、フィンソンよりは質の良い作品であることはド素人眼にもわかります。
ルイ・フィンソン《ホロフェルネスの首を斬るユディット》コピー作品(1607年)パラッツォ・ゼヴァッロス
フィンソンはカラヴァッジョ《ロザリオの聖母》と、多分《ホロフェルネスの首を斬るユディット》(バルベリーニ作品とは別)を所有していたようで、(それを売却したようですが)、もしかして手元にあった時に模写したのでしょうかね??
カラヴァッジョ《ホロフェルネスの首を斬るユディット》(1599年)パラッツォ・バルベリーニ
しかし、今回のトゥールーズ作品がオリジナルのカラヴァッジョ真作なのかは、今のところ何とも言えません。もちろん、美術ド素人の私には真贋の判断など下せようはずもありませんが、 やはり自分の目で確かめたいものです。
ちなみに、2014年に発見され、今のプレス発表というのは(調査に時間がかかったのだとは思いますが)、なんだか日本での《法悦のマグダラのマリア》真作(?)展示を意識しているのかな??と、美術ド素人は下司の勘ぐりをしてしまったのですがね(^^;;;