ロベルト・ロンギ「フェッラーラ工房」でも言及されている、フランチェスコ・デル・コッサとエルコレ・デ・ロベルティによる《グリッフォーニ祭壇画(Il Polittico Griffoni)》(1472-73年頃)は、ボローニャのサン・ペトロニオ大聖堂内のグリッフォーニ礼拝堂の祭壇画だったが、後に分割され、現在は世界各地の美術館に分かれて所蔵されている。
※ご参考:https://it.wikipedia.org/wiki/Polittico_Griffoni
この分割された《グリッフォーニ祭壇画》をボローニャの地に結集・再構成を試みる展覧会が、2020年-2021年にかけて、ボローニャのパラッツォ・ファーバで開催された。(私は当然観ていません)
「La Riscoperta di un Capolavoro: a Bologna la mostra dedicata al Polittico Griffoni 」( Palazzo Fava)
「La Riscoperta di un Capolavoro(傑作の再発見)」は、イタリア・ルネサンスの最も重要で独創的な作品の1つであるフランチェスコ・デル・コッサとエルコレ・デ・ロベルティによる《グリッフォニ祭壇画》をボローニャの街に持ち帰るための、特別な展示会であり、完全に例外的なイベントです。」
※展覧会動画:https://www.youtube.com/watch?v=6LRBUrJdL4s&t=2s
フェッラーラのスキファノイア宮で一緒に仕事をしたコッサとロベルティが、再びボローニャでタッグを組んだ祭壇画であり、私的に断片のいくつかを各地の美術館で観ていたものの、この展覧会を観逃したのはとても残念である。