フィレンツェのピッティ宮パラティーナ絵画館を会場に、GUCCIの「CRUISE 2018 COLLECTION」ショーが開催された。BGM(?)が「南無妙法蓮華経」の読経唱和から始まったのには驚いてしまったのだけど(・・;)
https://www.gucci.com/jp/ja/#homepage-video
【追記】GUCCI公式サイトの動画 ↑ が編集されたので、編集前の元の動画 ↓ をYoutubeから見付けた。こちらには絵画作品がしっかり映り込んでいる。
https://www.youtube.com/watch?v=15sgCqxvrwI
もちろん、パラティーナの絵画多数も背景でカメラ出演(?)しており、あのラファエッロ《小椅子の聖母》も背後に登場。
ラファエッロ《小椅子の聖母》(1513年 - 1514年頃)パラティーナ絵画館
ランウェイのファッションよりも背景の絵画群に目が行ってしまったのだから、私的には絵画の方が魅力的だったということかもね(^^;;
ハイブランド・ファッションは自分が着る・着ないは関係なく(高価過ぎて手が出ないし)、デザインや色合わせ、マテリアルの面白さなど、観ていて楽しい。それに、美術館に現代アートとして置かれている作品とは違い、用の美を併せ持つところが良い。
ちなみに、今回のGUCCIのショーで多用されていた黄金の鉢巻状冠(corona aurea)が印象的だったので、蛇足ながら、マルケ(アンコーナ)国立考古学博物館で撮ったコロナ・アウレアを紹介したい。
古代ギリシア由来のようではある。