Reflections

時のかけらたち

世界報道写真展 2017 ・・・ World Press Photo 2017

2017-08-07 23:55:48 | a day in the life
昨日はいつものように午前中に食料品の買い出しに出かけて
午後に報道写真展に滑り込みました。



なんと最終日となってしまいましたが、夏休みのせいもあってか
若い人たちで込み合っていました。こういうところに児童やベビーカーを押して
見に来てくれるのを見るのは嬉しいことです。子供たちに見てほしい。

いつものようにかなり圧倒される現実です。IS、シリア、ブラジル、
映し出された子供の目の奥にはなんと重く大きなものがあるのかと
日本とはまた違う現実があります。





実際に起こっている国の当事者ではなく、海外のジャーナリスト
による写真ばかりというのもと少し思いました。かなりの危険をおかして
伝えてくれているのですが。当事者はそれどころではないのだと思うけど。


時間があったので、アラーキーの写真も初めて見てみることにした。
興味は少しあるけど、好きなタイプの写真家ではない話題性のある写真家。




陽子さんというのがとにかくインパクトの強い女性です。若いころのものすごく暗い顔。
年と共に表情とか変わっていくのがわかります。

写真とは何か考えさせられます。
その人のフィルターがかかった世界。現実のようであり、幻影、時間の流れも感じさせる一つの物語。

アラーキーにとって陽子さんがどれだけ大きな存在だったのかがわかる
展覧会でした。オープニングの日に来たかったのですが、ちょうど軽井沢から帰ってきた日で
時間的に間に合いませんでした。

陽子さんが亡くなる前に作ってくれた料理の写真がありましたが、
料理でさえもエロいのは、すごい写真だと思いました。
洗濯物と大きな空の写真や、ボートの上で横たわる陽子さんの写真とか
いい写真だと思いました。

久しぶりに散人さんの不思議な世界も見ました。
一枚の写真に時間の奥行きやら物語、現実でないものも
感じてしまう写真です。

Aug.6  2017  Yebis

コメント
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