Reflections

時のかけらたち

エマニュエル・パユとトゥールーズキャピトル ・・・Emmanuel Pahud + SokhievToulouse

2018-03-22 23:30:31 | music


コンサート続きです。


3月19日(月)  東京文化会館

トゥルーズ・キャピトル国立管弦楽団

アーティスト
指揮:トゥガン・ソヒエフ
フルート:エマニュエル・パユ




ソヒエフは前回はドイツのベルリン・ドイツ響と来て素晴らしいベートーヴェンでした。





曲目
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ハチャトゥリアン(ランパル編):フルート協奏曲
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」Op.20(抜粋)

アンコール
エマニュエル・パユ voice 武満徹

オーケストラ
カルメン序曲 ビゼー

またしてもロシア特集です。都民劇場2017年度最後のコンサートです。
今回はフルートのNo.1奏者のエマニュエル・パユです。
長年注目してきたので、コンサートに1回くらい行ったと思うのですが、
思い出せません。

Eテレなどで良くやっていたので、見るたびにすてきだなーと思っていました。
もう音楽と一体になっている感じ。何時もコンサートに行きたいと思ってきました。

今回はハチャトリアンというおもしろい作曲家のヴァイオリン協奏曲をジャン・ピエール・ランパルが
フルート用に編曲したとのことです。
とてもエキゾチックな不思議な世界に連れて行ってくれました。
純粋に音楽を楽しみました。
フルートは若いころにはジェームス・ゴールウェイを聴きに行ったくらいしかなかったかしら。
最近は高校の同窓生の息子さんの上野星矢のコンサートがヤマハホールやオペラシティの小ホールであり
とても素晴らしかったです。上野君は昨日、科学博物館でミュージアムコンサートがありましたが
17,19と続いてしまったので今回はあきらめました。
とても素晴らしいアーティストです。今ツィッターを見て、10月にサントリーホールでコンサートがあることを
知りました。

エマニュエル・パユのアンコールは武満徹のVoice。なんと人間の声も入る・・それもフランス語で。
尺八のような音を出すフルート。武満がオーレル・ニコレの依頼により作曲した曲。
エマニュエル・パユには表現できないことはないのかしらと思えるほど。


オーケストラのバレエ抜きの白鳥の湖。何時もはオーケストラボックスの中に入っていますが、
多彩な輝く音楽です。バレエの時よりは規模が大きくなっているような気がします。
これも純粋に音楽が楽しめる曲です。若いころはバレエが大好きでよく見たので
音楽を聴きながらバレリーナの姿が浮かびました。音楽と人間の動きを合わせたバレエという
芸術が大好きでした。クラシックからベジャールまで。ベジャールは音楽を人間の体で表現していましたね。

華やかなコンサートでしたが、聴いている方は私なんて若い方で、老人だらけ。(私も老人ですが)
自分の席もおぼつかない人や、階段が大変そうな人とか・・ それでも音楽が聴きたくて大変な思いをして
来ています。クラシック音楽人口はどんどん減っていくのでしょうかね。寂しいですね。
私も杖をついても頑張って生の音楽を聴きに行き続けます。


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今聴きたい曲・行きたくなったコンサート ・・・ songs and concert to listen to

2018-03-22 01:50:14 | music
急にトスティの Non t'amo piu (君なんかもう)を聴きたくなって、ホセ・カレーラスのCDを
寝る前に聴きました。





家事をしながら流れたメロディーが、何かと思って探していたら 
La luna che non c'e



以前IL Voloを聴きはじめたときにこの曲に魅かれるものがあったのは昔、ボッチェリで聴いていたからなのね。
すっかり忘れていた曲。
IL Volo に全く違和感がなかったのはアンドレア・ボッチェリのおかげです。初めてNotte Stellataを聴いた時でさえ
初めてなのに懐かしく感じた。ボッチェリは子どもがまだ保育園に通っている頃、いきなり大変な仕事に担当変更になった時に
毎朝5時に起きて聴いていた時があった。あまり聴きすぎたのでもうすっかり聴かなくなってしまったけど。

IL Volo も久しぶりに聴いてみました。



この動画は南米でのツアーの時のようです。
南米でのコンサートもよくアップされていますが、すごく熱狂的で、会場も歌っていて、確かに日本ではクラシックコンサートのようでした。




アンデルシェフスキのコンサートの時、いつもは受け取らないチラシを受け取って
レミ・ジュニエのリサイタルが目に留まり、エマニュエル・パユのコンサートに行った時に
電話で予約しておいたチケットを受け取りました。






デビューアルバムがバッハというのもね。











今いろいろな世界で若手が活躍しているので、生まれて10年少しでここまで行くのかと
驚いたりしています。今回も今まで知らなかったピアニストをみつけました。ラ・フォル・ジュルネには
行ったことがないのですが、このピアニストのチケットは売り切れています。
コメント (2)
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二人静 ・・・ Futari Shizuka

2018-03-22 01:05:04 | a day in the life
3月18日

今日は昨年亡くなった義理の兄の1年祭がとり行われました。
玉串は心と心をつなぐものと初めて知りました。
生きている人と亡くなった人の・・

喪服はほとんど着ることがないので、久しぶりに着るとまたウェストがきつい!
毎日体重計に乗って、少し軽くなったとか喜んだりしていましたが、
長期的見ると確実に特にウエストあたりは脂肪がついてます。

子どもがいなくて、長い間かわいがっていた猫も数年間に亡くなって、
一人でいる彼女は、猫は20年くらい生きるから私では飼いきれないからもう飼わないと
言っていました。太極拳に週2回通っているとのことで少しほっとしました。
長い一日、長い一年だったと話していました。

いただいた二人静が紅白でなく、白だけで、すべてが彼女の心境を
物語っているようでした。彼が亡くなる時に意識不明でずっといたのに
涙が一筋流れて、意識不明の状態がどういうのか本を何冊か読んだとも
話していました。まだまだ活躍できる人なのに、事故で突然命を絶たれるというのは
これも両方にとってつらいことです。




池尻大橋から会場の教会所に向かいます。
岡山に発祥の神道、黒住教ももう200年とか。主人のルーツは愛媛県なので、
仏教から神道に切り替えたのでしょうね。






何代か前の先生が姑の葬儀の時にいろいろ話をされて、横尾忠則も黒住教で結構面白い話があったと
記憶していますが、応接室の奥に横尾の版画がかけてありました。台紙から離れてちょっと放置された
状態でした。




三軒茶屋のお蕎麦屋さんで会食があり、何十年ぶりに会う甥と義理の姉、良く写真美術館で会う甥夫婦が
集まりました。久し振りに会った甥は立派になっていて親しくお話で来てよかったです。義理の兄がもう20年近くに
なるのかしら・・主人は10人兄弟の末っ子で男の兄弟は3人で、これで男性はすべて亡くなってしまったことに
なります。やっぱり父親に似て独立して仕事をして日本全国走り回っています。父親と違うところは家族を
思いやるところです。彼は父親に反発して学生時代から家出していたと聞きました。
日本酒の景虎というのを初めていただいたけれど、美味しかったです。日本全国出張している彼は癖のあるお酒が
好きとかで高知県のお酒を飲んていました。



珍しいそばの実ととろろ。




家に帰ってあけてみて、胸がキュッとしました。キュンではありません。
義理の姉とはまた会いましょうねと言って別れました。まだ納骨できないでいるので
その時は一緒にいることができたらと思っています。主人の時は義理の兄に立ち会って
もらいました。それから1年後に亡くなってしまうなんて思いもよらないことでした。


雑草の二人静は悲しけれ一つ咲くより花咲かぬより  与謝野 晶子
忘れざり花にも二人静あり              中村汀女
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