コンサート続きです。
3月19日(月) 東京文化会館
トゥルーズ・キャピトル国立管弦楽団
アーティスト
指揮:トゥガン・ソヒエフ
フルート:エマニュエル・パユ
ソヒエフは前回はドイツのベルリン・ドイツ響と来て素晴らしいベートーヴェンでした。
曲目
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ハチャトゥリアン(ランパル編):フルート協奏曲
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」Op.20(抜粋)
アンコール
エマニュエル・パユ voice 武満徹
オーケストラ
カルメン序曲 ビゼー
またしてもロシア特集です。都民劇場2017年度最後のコンサートです。
今回はフルートのNo.1奏者のエマニュエル・パユです。
長年注目してきたので、コンサートに1回くらい行ったと思うのですが、
思い出せません。
Eテレなどで良くやっていたので、見るたびにすてきだなーと思っていました。
もう音楽と一体になっている感じ。何時もコンサートに行きたいと思ってきました。
今回はハチャトリアンというおもしろい作曲家のヴァイオリン協奏曲をジャン・ピエール・ランパルが
フルート用に編曲したとのことです。
とてもエキゾチックな不思議な世界に連れて行ってくれました。
純粋に音楽を楽しみました。
フルートは若いころにはジェームス・ゴールウェイを聴きに行ったくらいしかなかったかしら。
最近は高校の同窓生の息子さんの上野星矢のコンサートがヤマハホールやオペラシティの小ホールであり
とても素晴らしかったです。上野君は昨日、科学博物館でミュージアムコンサートがありましたが
17,19と続いてしまったので今回はあきらめました。
とても素晴らしいアーティストです。今ツィッターを見て、10月にサントリーホールでコンサートがあることを
知りました。
エマニュエル・パユのアンコールは武満徹のVoice。なんと人間の声も入る・・それもフランス語で。
尺八のような音を出すフルート。武満がオーレル・ニコレの依頼により作曲した曲。
エマニュエル・パユには表現できないことはないのかしらと思えるほど。
オーケストラのバレエ抜きの白鳥の湖。何時もはオーケストラボックスの中に入っていますが、
多彩な輝く音楽です。バレエの時よりは規模が大きくなっているような気がします。
これも純粋に音楽が楽しめる曲です。若いころはバレエが大好きでよく見たので
音楽を聴きながらバレリーナの姿が浮かびました。音楽と人間の動きを合わせたバレエという
芸術が大好きでした。クラシックからベジャールまで。ベジャールは音楽を人間の体で表現していましたね。
華やかなコンサートでしたが、聴いている方は私なんて若い方で、老人だらけ。(私も老人ですが)
自分の席もおぼつかない人や、階段が大変そうな人とか・・ それでも音楽が聴きたくて大変な思いをして
来ています。クラシック音楽人口はどんどん減っていくのでしょうかね。寂しいですね。
私も杖をついても頑張って生の音楽を聴きに行き続けます。