日本料理も和服も日本家屋のたたずまいもすべてアートのような気がしてきました。
後はお茶と能かな・・ 私が取りかかりやすい日本文化。
祖母や母は写経もしていたけど・・ この年になって、人生の最後になって日本の文化に
対する興味が増しました。
星岡にも一人で行っていた時には思いもよらない和服での参加。あるばとろすさんが
いらしてから、背中押されました。
日本料理の日は着付け練習の日でもあります。
今回は半襟がほとんどでなくなることもあるので、コーリンベルトをしぎやさんで買っていた
早比楽(さくら)の二重に巻いて、伊達締めはしない方法のものを使ってみたら、
楽勝で半襟が見えました。今までの着物ベルトは一番長くしてもきつかったということらしい。
今までのは何だったのと言った感じ。
着物を合わせるのもすごく難しくて。いつも後ろの丈が長すぎてしまって、腰ひもを結んでから
すこしもちあげるといいみたいなこともわかっていなくて。
帯が初めての江戸更紗。これに合わせた金茶のような色の着物はまだで出来上がっていなかったので、
紫の鮫小紋か茄子紺のあられの江戸小紋か迷いましたが、紺に近い江戸小紋にしてみました。
しぎやさんでのお買い得でした。
帯がうまく結べなくて、早比楽美装流のをネットで見てやってみようと思うのだけれど
結局、簡単ないち利流のやり方にはなってしまう。出かける日にいきなりではなく、
普通の日に練習してみないと。
後はぐずぐず結んでいるうちに垂が長くなってしまうこと。
その日は娘が家にいたので出かける前に写真を撮ってもらいました。
3月の献立
椀 桜豆腐
焼物 椎茸と鶏の挟み焼き
煮物 わかめの信田巻煮
叩きとり葛うち煮
小鉢 菜種和え
根みつば梅醤油かけ
芽芋辛子酢味噌
ご飯 桜ご飯
わかめの信田巻を巻いているところ。
豆腐料理はここで初めていろいろあることを知りました。
丸めればがんもどきになるようなものを油揚げで巻いて上品に煮ています。
蒸してから煮るというまたひと手間もふた手間もかかる料理です。
天井に鏡が付いているので、上から見ることができます。
菜種あえのそぼろ卵は酢を入れて炒ります。
一番手前の長いのが芽芋です。茎を地中に入れておくそうです。ホワイトアスパラガスみたい。
床の間の花がいつも素敵です。椿(侘助?)とヒュウガミズキかトサミズキみたいですが、
すごく太い枝か幹が付いているので良くわからなくなりました。
鶏肉もやわらかくておいしかったです。ささみを掻き出して、包丁の峰でたたいてから、卵黄とすり芋を合わせます。
菜種あえは胡瓜、うどとハムにそぼろ卵を細かく炒って、かけてありました。
ねみつばの梅醤油かけ
鶏もも肉と椎茸をはさんで焼いてあります。下味をつけてオーブンで焼きます。お弁当のおかずとかにもOK。
以前鮭と長葱だったか同じ作り方でやったことがあります。家ではオーブントースターで手軽に作ります。
芽芋の辛子酢味噌あえ。とても珍しくておいしかったです。
さくら豆腐
桜の花の塩漬けや葉の塩漬け、桜の生麩を使って春がいっぱいです。
絹ごし豆腐を魚のすり身や卵白、山芋を混ぜて蒸して椀だねにします。
さくらご飯
さくらの塩漬けがほのかに色をつけて、とてもおいしかったです。
春いっぱいのご馳走様でした。
とても幸せな気分。
家ではたいてい一人で写真を撮れないことが多いので、いつもあるばとろすさんが撮ってくださいます。
後ろ姿も、いつも左肩が無意識にすごく上がっているので、左足を踏み込んでねと注意がありました。自分ではわからないので
ありがたいです。
お茶をしてから、すみだトリフォニーホールに行きました。
至福の一日。
家に帰ってから帯締めを濃い色にしてみてみました。
March 17 2018 Asagaya