ビデオに撮ったまま見ていないアニメ映画が二つ。大ヒットした「君の名は」と「時をかける少女」
そのうち「君の名は」をまじめに見てみることにしました。地上波で放送された時、片手間で
はじまりだけ少しだけ見ていました。
Melody Fairで有名な映画「小さな恋のメロディー」で主人公の女の子のもしかしたら私が好きな人は
同じ時代に生きていないかもしれないというようなセリフが印象に残っています。
綿半野原ビルのブティックGina S.はインポート中心のお店で、もう20年近く前のことだったか
美容院の近くに在ったのでよく寄っていたところです。そのビルが何度もこの映画で出てきました。
(後から調べたら綿半野原ビルの別館で、お兄さんがビルのオーナーなので高島屋でバイヤーをしている人が
集まって、お店をしていました。結構やっていたのですが、ちゃんと家賃を払うところに貸すために
もう十数年前に閉店したと思います。そこで買ったRolf Schulte コートは今でも大事に持っています。)
そして始まってすぐの新宿の風景ではうちの3棟のタワーマンションが描き出されていました。
物凄く忠実なのだけれど、絵というと写真と違う魅力があります。
監督は光の当て方を不自然にしたとも話していました。
新海監督は建築にすごく興味があるようですね。主人公が建設会社ばかり就活していました。
そして自然や、東京がすごく美しく描かれていました。
信濃町の歩道橋に以前行った時に、アジアからの観光客のカップルが写真を撮っていました。
アニメのシーンになった場所も多くの人を引き付けていましたね。四ツ谷とか・・
時空を超えた入れ替わり現象。時間差があったことが最初は読めませんでしたね。
運命とか、時間とか考えさせられる映画でした。
最近なんとなく生きる目標を失いがちでしたが、林辺先生の「再び土となり、やがて宇宙の塵へと戻る
人間の一人としてある私は、この世におけるつかの間の存在を可能な限り尽くせることができたらと願います」
という言葉が思い出されます。