Reflections

時のかけらたち

コンサートを中心に名古屋と京都・鞍馬の旅 -2 ・・・ trip to Nagoya and Kyoto with a concert in between -2

2023-12-16 20:37:06 | wonderland

12月10日

撞木館

川上貞奴の二葉館から撞木館に向かいました。この辺りは白壁エリアと言って今では高級住宅街ですが、江戸時代は
中級武士の武家屋敷が並んでいた場所と友人に教えてもらいました。私には高台の南山中学などがある「いりなか」の方が
高級住宅街に思えましたがこちらは歴史が古いです。また金城学院という私立校もあり、高級感がありました。

文化のみち橦木館(しゅもくかん)について

 文化のみち橦木館は、大正末期から昭和初期にかけて建てられた、陶磁器商として活躍した井元為三郎の旧邸宅で
平成21年7月17日に開館しました。
 約600坪の武家屋敷の敷地割りに、庭を囲むように大正浪漫あふれる、洋館、和館、茶室や裏庭に東西二棟からなる蔵が
残されています。
 洋館には、当時の流行を先取りしたステンドグラスが各所に配置されております。
 市民の文化活動の拠点として、文化のみちの歴史・文化を伝える施設です。 

                                               名古屋市HPより

 

空襲の被害を逃れ、「白壁・主税・橦木町並み保存地区」として守られてきた街並み

第二次世界大戦時の名古屋大空襲では「名古屋城」の天守閣や本丸御殿が焼け落ちるなど大きな被害を受けました。
しかし、白壁周辺は奇跡的に空襲の被害を逃れ、歴史的な建造物が数多く残されています。こうした貴重な街並みを
保全するため、名古屋市は1985(昭和60)年に白壁を含む約14.3ヘクタールを「白壁・主税(ちから)・橦木(しゅもく)
町並み保存地区」に指定しました。

「白壁・主税・橦木町町並み保存地区」ではデザインや建物の高さ、材質に配慮し、植栽などを行うこととされており
和風や洋風の邸宅を敷地内の緑と瓦や銅版葺きの屋根を持つ塀や板塀が彩る街並みが維持されています。

この保存地区には現在も長い歴史を持つ建物がいくつも残されています。そのひとつが「文化のみち橦木館」です。
「文化のみち橦木館」は昭和初期に建てられ、陶磁器の輸出問屋を営んでいた財界人の井元為三郎の屋敷として使われて
いました。

2階建ての洋館と平屋の和館、東西2棟の蔵に京都から移築された茶室、庭園があり、1996(平成8)年に名古屋市指定有形
文化財に、2008(平成20)年には名古屋市の景観重要建造物に指定されました。とくに洋館には4種類のステンドグラスが
あしらわれ、輸出陶磁器の商談の場になっていたそうです。  

                                           ノムコム 街から より

 

名古屋城が第二次世界大戦で焼け落ちたことは有名ですが、周りは結構残っていてよかったです。

撞木館の中に入って行きました。
難しい名前は仏具で鐘などを鳴らす棒で多くはT字型をしていて、徳川家康が武家屋敷の町割りに付けた名前から
来ているとのこと。町がT字型になっているところが鐘を打つ撞木に似ていることに由来しているとか。
表記については、撞木町(手偏)、橦木町(木偏)や鐘木町(金偏)という字も各時代の地図等で使用されたが、
昭和55年以降は住居表示により「橦木町」(木偏)に統一整理されているとの説明がありました。


入ると左はカフェになっていましたが、入るのは自由です。

洋館はゲストハウスになっていて、生活は日本家屋でされていたとのことです。

 

庭には茶室があります。

日本家屋ではガラス教室の展覧会が開催中でした。吹きガラスでない作り方を説明してもらいました。
撞木館の広間ではたくさんの子供たちが集まって、読み聞かせの本を聞いていました。
二葉館でも何か教室をやっていたようで、地元の人たちが気軽に集える場所になっていたのが
うらやましい感じがしました。

 

生活空間が広がり、二葉館とは違う生活を感じることができました。

 

こういうやかんに見覚えがあります。昔家でも使っていたような・・・


洋館の2階に上がってみました。

 

アールデコ風のステンドグラス

 

古いノリタケの食器のようです。

1階のカフェに戻り

 

 

玄関近くを見て

 

青い鳥のステンドグラスも素敵でした。

なんとこの奥は化粧室

庭に出て見ることにしました。

庭のツワブキにモンキチョウが止って保護色で一番下の花の花びらの一つのように
とけこんでいました。

 

 

家の中の長い廊下を歩いても、外から日本家屋を見ても、昔々の祖父母の家を思い出し、
ノスタルジーを感じました。

 

今お茶を習っている茶室に雰囲気が似ています。

まだまだ苦手な水屋の作業。

 

 

素敵な撞木館をたっぷり見学することができました。

私たちは目の前の広い公園、山吹谷公園で持ってきた柿とお茶で一息。

 

この後はお庭を見たくて「文化のみち 百花薬草」に向かいましたが・・・

 

Dec. 10  2023  Nagoya

 

コメント (2)
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