Reflections

時のかけらたち

なつかしい友達の声を久しぶりに聞いた ・・・ voice of my friend

2022-01-13 23:59:15 | a day in the life

朝、ベランダの手すりにヒヨ (ヒヨドリ)が止まてこっちを見た。と思ったらすぐ飛んで行ってしまった。頭の後ろの羽が立っていて
かわいかった。

固定電話はあまり取らないのだけれど、取ったら懐かしい小学校低学年の時の友達からでした。何年も前から会おうと言っていたのですが、
なかなか会えずにいたら、コロナ・・・ そして彼女はコロナブレーク直前に北海道のスキーで大けがをして、今でも遠出はしないとの
事でした。うつ状態にもなった言う
のですが、明るい声は昔のままです。彼女のお母さんが私のピアノの先生で、織物を始めたきっかけを
作ってくれた方でした。地下に入れっぱなしの織機を一度組み立てて状態を見たいとずっと思っていたので、彼女も説明書をまだ持っているか
聞いていたところでした。私も持っていたのですが、どうしても見つからなくて。彼女とは最初の織物の先生のところで少しの間一緒に習った
ことがありました。いつの日かまだだくさん残っている草木染をした絹糸で帯を織ってみたいと思っていました。

今日は今年初めての先生とのヨガレッスンでした。以前から習っていた先生で会うだけで明るくなるそんな方で、産休を経て、こちらの教室で
再開しました。進歩していると言われてうれしかったです。私はある時期から後退しているような気がしていたのですが、今日やっていたら
もう少しで鋤のポーズが完成しそう・・・ 集中した時間はそのあともいい時間が流れるような気がします。

昨日はご主人が亡くなってもお参りにも行けない友人と電話で長話。苦手な事務処理で大変そうでそれで時間が流れていきそう・・
パリ在住のお嬢さんの日本との違いが分かる情報が面白くて。ヨーロッパでは人口の半分がかかるという予想で、インフル程度の
感覚になってきているけれどやっぱり侮れないとの話もあって。感染スピードの速さがとにかくすごい。

ボビンレースの教室は今回は東京の一日の感染者数2000人を超えたら教室は閉じるという方針で、11日に受けて翌日1000人を軽く
超えてしまったので本当に驚きました。ちょっと前までは30数人だったのに・・・

こんな時に急に火が付いたのが木版画で昨年の展覧会で少し気になっていた吉田博と最近知った川瀬巴水。気になっていた二人の展覧会が
MOA美術館で開催中で、行くことを企んでいます。

 

 

夕方にはボビンレースをやっていたのですが、先生からすてきな本が届いたと聞いてワクワクします。この世界も奥がすごく深そうで。
急遽手術をした仲間が経過がよく、もうボビンを触っていると知らせてもらって、また一緒にできたらとうれしく思いました。

 

最近昔カナダ大使館でイベントの時にでも買ったトラちゃんとか思い出して引っ張り出してきましたが、
そういえば昨年の暮れの「とみひろ」の移転1周年記念でもらってきたかわいい顔と招福万来と書いた紙を
飾っていたのを思い出しました。店長の宮良さんの字が好きです。

こんな雑然としたところに置いていました。

 

 

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新年の稽古始め ・・・ first class of the new year

2022-01-12 23:49:33 | seasons

ベルカントのレッスンが8日より再開、ヨガが10日、ボビンレースが11日に新年初のクラスでした。
ベルカントのレッスンで安藤先生が教えてくれた千利休の言葉です。

織物のらせん工房と同じような意味です。回りながら上に上がっていく・・・ 

稽古とは 一より習い十を知り 十よりかへる もとのその一

千利休

「初心忘るべからず」とは世阿弥の言葉だが、そのことを歌った千利休は、茶の湯の精神を「茶道」にまで昇華させた。
 この歌は、まさに利休の人生そのものではないだろうか。

 茶の湯の世界は一期一会だと言った利休は、あの狭い茶室の中で、世の無常観を伝えたかったのだろう。 二度ともどらない時を、
共に過ごす客人のために誠心誠意を尽くし、その瞬間を愛おしく、大切に味わったのだ。

 互いが互いを思いやり、亭主と客という枠を超えて、人間対人間の邂逅に奇跡を感じたにちがいない。

 毎席が最初で最後であり、最高の一席となるよう稽古に励んだ利休の姿が目に浮かぶ。

 どんな世界であれ、達人と呼ばれる人たちは日々の修練を怠らない。 くり返し行ない身についたものは、やがて無意識のうちにできる
ようになるが、真の達人は、なにかが身につくたびに新たな学びを発見する。 そうやって1を10にしたあとは、ふたたび1から学びが
始まるのである。

 稽古や学びにこれでいいという終わりはない。 練習を重ねれば重ねるほど、学べば学ぶほど自分の無知や未熟さを思い知らされる。

 この世は変化してやまない無常の世界であるということを、達人たちはだれよりも知り尽くしている。

                                       日本人として覚えておきたい ちからのある言葉 より

 

久しぶりのヨガも気持ちよくストレッチしてきました。コロナがなければ出会えなかった先生といつも充実の
プログラムです。通っていた近くのスタジオが閉鎖されたため、一番近い二駅隣の駅までいくようになりました。
そこで新しく知った先生と今までに明るく教えてくれた先生のレッスンを取ることが多いかな。

お正月が過ぎて気がついたら膝の痛みがほとんど消えていました。膝関節の軟骨がすり減っているのに違いは
ありませんが、前腿の筋肉がついてきていると想像します。1年かかりました。

 

 

我が家のトラちゃんを思い出して、取り出してきました。

 

 

ボビンレースはオミクロン株のブレークで先生が東京で2000人以上になったら閉鎖とのことでしたので
昨日はギリギリ行くことができて、次からいつまた再開になるのか先が見えません。次の課題をかけることが
できてよかったです。スタートがまだ難しくてよくわかりません。

 

ゆず入りのおいしいシフォンケーキありがとうございました。

 

チーズケーキも。ケーキ作りも習いたいくらいです。

 

前回アップした Ali di Libert  自由の翼 の歌詞を貼っておきます。
訳はCDについていたものです。

 

 

自由の翼

夜、素晴らしい夜、星が流れる
子供たちに教えたい、これほど美しいものはないと
真実であり純粋な魂を持つこと以上に
大地に足を踏みしめ眼差しは未来に向けて

夜、素晴らしい夜、それは教えてくれる
風のそよぎか、つぶやきか
蜃気楼を追うにはどれだけ勇気が必要か
旅を始めるこのさまよう心には

自由の翼
今この新しい一日を生きるための
魂のための翼
宇宙に立ち向かい
自由な海の上を飛ぶための
まだわからない明日に向かって

夜の後には、新しい君のいる場所がある
帰ることのない旅立ちは常につらい
旅立ちにはどれほどの希望が必要か
時に我々を縛りつける世界を遠く離れて

自由の翼
今この新しい一日を生きるための
魂のための翼
宇宙に立ち向かい
自由な海の上を飛ぶための
まだわからない明日に向かって

 

 

Placido Domingo & Jose Carreras Non ti scordar di me

パヴァロッティにささげた「忘れな草」 大好きな歌です。

Hauser & Friends - Gala Concert at Arena Pula 2018
を久しぶりに聴いていたら Casta Diva (V. Bellini) や Song to the Moon (A. Dvorak)もいいけれど
最後の方のピアソラのタンゴがなんともよかった。

 

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探していた曲 ・・・ looking for the title of my favorite song

2022-01-09 23:57:56 | music

1月7日

探していた曲の題がわかりました。 
タタ・ナーチョの「いとしい人」Intima でした。

José Carreras. Íntima. Tata Nacho.

この曲大好きです。トスティだったかなと勘違いしていました。

 

 フランスアンティーク ひし形モチーフ

 

たくさんのカレーラスを聴きながらボビンレースのひし形パターンも慣れてだいぶわかるようになりました。
眠くなると違う方向に行ってしまったこともあったり、突然ホールがわからなくなったり、それはほどいて
スタートするときですが・・・
なにより、落ち着いて全体が見れるようになったのがよかったです。パニックに陥らず、落ち着いてすることが
できるようになりました。

 

深夜にQeenの番組をかけて聴きながらの作業。クィーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見たときの感動が
よみがえります。すごいグループでフレディの声も何もすごくて。
意外と偏見の少ない日本がいち早くQueenを温かく迎えたのもすごかったね。日本語でタイトルを作った歌は
まるで早く死ぬのを予期していたような曲です。(ブライアン・メイの作だけど)
弱者にやさしいQueenの曲です。

クイーン「手をとりあって」ミュージック・ビデオ / Queen - Teo Torriatte (Let Us Cling Together) (2005 Video)

『Teo Torriatte (Let Us Cling Together)』

作詞・作曲 BRIAN HAROLD MAY
When I’m gone
No need to wonder if I ever think of you
The same moon shines
The same wind blows
For both of us, and time is but a paper moon
be not goneThough I’m gone

It’s as though I hold the flower that touches you
A new life grows
The blossom knows
There’s no one else could warm my heart as much as you
be not goneLet us cling together as the years go by

Oh my love my love
In the quiet of the night
Let our candle always burn
Let us never lose the lesson we hava learned

Teo torriatte konomama iko
Aisuruhito yo
Shizukana yoi ni
Hikario tomoshi
Itoshiki oshieo idaki

手を取りあってこのまま行こう
愛するひとよ
静かな宵に
光を灯し
愛しき教えを抱き

Hear my song
Still think of me the way you’ve come to think of me
The nights grow long
But dreams live on
Just close your pretty eyes and you can be with me…
dream on

When I’m gone
They’ll say we were all fools and we don’t understand
Oh be strong
Don’t turn your heart
We’re all
You’re all
For all
For always

Let us cling together as the years go by
Oh my love my love
In the quiet of the night
Let our candle always burn
Let us never lose the lessons we have learned

 

1月8日

ベルカントのレッスンでさらったのは「禁じられた音楽」と「わが母の教え給いし歌」

両方とも好きな曲ですが、まさか自分で歌うなんて思ったこともありませんでした。

Gianluca Ginoble - Musica Proibita (ORIGINAL VIDEO 720p HD)

A. Dvořák: Songs My Mother Taught Me (Stunningly Beautiful)

 

ボビンレースを同じように正確に歌わなければいけません。だんだん曲を思い出してきました。とてもいい脳トレです。拍を
きちんととること、言葉を正確に歌うこと・・曲がだんだんと形を表してきます。

習って覚えたものは脳から引っ張りでしておかないと定着しないですよねと先生。
今はスマホで録音できるので助かります。家での復習が必須となります。(あまりやっていないのですが
フェスティバルの時とはは言葉を覚えるだけで大変で家で何度もかけて一緒に歌っています。)

 

1月9日

アンドレア・ボッチェリの図書館から借りてきたCDは洗濯物を干しながら聴きました。

一番つらい時期に毎朝5時ころおきて聴いていたボッチェリの曲。そのころ住んでいた家を思い出していました。

Andrea Bocelli - Ali di libertà (audio)

01. Ali di Libert  自由の翼
02. Amo Soltanto Te 君だけを愛す feat.エド・シーラン
03. Un'Anima 魂
04. If Only (Andrea Bocelli & Dua Lipa) イフ・オンリー~愛しいあなたへ feat.デュア・リパ
05. Gloria The Gift Of Life グローリア~命という贈り物
06. Fall On Me (Andrea Bocelli & Matteo Bocelli) フォール・オン・ミー feat.マッテオ・ボチェッリ
07. We Will Meet Once Again (Josh Groban Duet With Andrea Bocelli) ウィ・ウィル・ミート・ワンス・アゲイン feat.ジョシュ・グローバン
08. I Am Here 僕はここにいる
09. Vertigoめまい with ラファエル・グアラッツィ
10. Ek lewe vir jou/Vivo per lei 生きる
11. Dormi Dormi 眠れ、眠れ
12. Ave Maria Pietas アヴェ・マリア・ピエタス feat.アイーダ・ガリフッリーナ
13.   Meditation
14.   Miele Impuro 不純な蜂蜜
15.   Sono Qui(Acorstic) 僕はここにいる
16.   Ali di Liberta(Acorstic)
 

Andrea Bocelli, Ariana Grande - E Più Ti Penso

アリアナ・グランデもなかなかいいです。

 

昨日の夜は中島みゆきの特集番組をやっていたので聴いていましたが、若いころ自分を歌っている
ような片思いの歌ばかりでひかれながらも嫌でしたが、「時代」は好きでした。子供の頃帯広にいた友人は
実際に彼女のことを知っていましたが、同じくらいの年かと思っていたら少し年下でした。
応援歌は力強くて好きだけど、失恋歌は安っぽい小説のようであまり好きではないと思いました。
声自体が好きでないので聴きたいとはあまり思わないのです。若いころプチブルといわれていたユーミンの
世界の方がやっぱりずっと好きだなと思いました。ユーミンの色彩感覚が・・・

今日の作業はもうカレーラスを聴きすぎてしまってモーツァルト・イヤーの内田光子のピアノを
聴いていたら素晴らしくて・・・
若いころから日本のピアニストでは中村紘子より内田光子と思っていましたが、途中サントリーホール
で聴いたときはあまりの貫禄に驚き、少し重い感じがしましたが、ベートーヴェンはシューベルトの
ピアノソナタはとてもいいです。彼女も私とほとんど同年代です。

Mozart Gala Concert 250 years of the birth of Mozart

今度生で聴ける機会があったら、また聴いてみたいです。

 

妹にハウザーのチェロを教えてあげたら、また聴きたくなってクラシックの方を聴きましたが
またこれがすごくいいので、聴き入ってしまいました。すべて音楽は生で聴いてみたいと思っています。
早く鎖国状態が解けてほしいと願うばかり。

 

お道具入れにちょうどいい箱が見つかりました。なんでもとっていて役に立つこともあります。

 

夕食は当番の娘が冷蔵庫にあるもので残り物も使って用意してくれました。

 

そしてボビンの宿題が終わりました。
最初のところに到達しました。あとは教室でソーイングして仕上げるだけです。

 

 

 

 

雪の翌日、スーパーまで買い物に行ったときにいつも通る道で見つけた山茶花です。

高いところにつぼみがありました。

 

 

Jan.7 - 9      2022

 

 

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お正月の雪 ・・・ new year's snow

2022-01-08 23:59:19 | seasons

1月6日

晴れていたら着物で着物友達に何年振りかで会う約束でした。本来ならヨガ初めの日で、ボビンレースもその日は教室オープンと重なった日でした。
ボビンは翌週の火曜日に行くことにして、ヨガもキャンセル。
しかし天気予報で雪が降るというので、着物はやめて防寒対策ばっちりで出かけました。結局会って話すだけでもいいということになりましたが、
京王プラザホテルで京都きもの市場の展示会があるというので、そこで美しい着物を眺めて、そのあとホテルの前の三井ビルのロイヤル・ホストで
ランチにしました。天気予報では雪が午後降るかもしれないくらいでしたが、午後になってどんどん降ってきました。

行きにすごく細かい雪がちらついてきていましたが

 

ホテルを出るころはこんなにもう積もっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街はファンタジックな世界になっていました。

 

 

 

家に帰ると外では子供たちが雪の中で大喜びで遊びまわっていました。
すでに雪だるまも出来上がっていました。

私にとっても思わぬ雪のプレゼントでした。

 

着付け教室で知り合ったレースドールの先生のGさん。

着物を着る機会がなかなかないからとポリの着物を頑張って着て来たTさん。
着物でもとても暖かそうでした。お孫さんとお母さまの世話で忙しそうでした。

 

Gさんとお友達はこんなにかわいい帯どめを作られています。

 

Jan. 6  2022  Shinjuku

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偶然見つけたおいしい中華のお店で軽いランチ 家寳 跳龍門 (カポ チョウリュウモン) ・・・lunch before Noh performance

2022-01-07 20:57:32 | dish

1月3日

3日の朝、三が日の中では一番きれいな富士山が見れました。

お正月そうそうの能。3日間くらいは家でのんびりしていたいところだけれど、念願の「翁」を見るために
GINZA SIXの地下にある観世能楽堂まで出かけました。結局元旦はお参り、2日は横浜の妹に家まで出かけて
娘の3日までの休暇は休むことなく終わってしまいました。
1時から始まり5時40分までのプログラムなのでお昼はどうしようかと思っていましたが、娘が銀座までくると
いうので一緒に食べました。お正月はたいてい家族で過ごしているのですが、この日にしか公演がないので
仕方がありません。3日ではなかなかまだ営業開始していないのでデパートか大きな施設しかないと思いました。
娘が能楽堂の入っているGINZA SIXにお店を探して中華に入りました。

 

朝はお雑煮だし、そんなに食べられないので軽くと思って注文しましたが、とてもおいしくてさっぱりしていたので
点心を少しだけ追加しました。

 

舞花茶がきれいでした。薔薇の香り・・

 

 

水餃子入り湯麵
蟹肉入りあんかけ焼きそば
スープ入り小籠包
海老入りもち米の揚げ餃子

 

 

写真撮り忘れて2つしかありません。

香港の料理人が日本でもあちこちで活躍してるものだと丸ビルにある家全七福酒家を思い出していたら、
そこで料理長をしていた袁家寶さんという人が移動していたとのことで納得しました。

少し高め?ですが、また来てみたいねと話しました。
とても食べやすい広東料理です。

 

この後5時40分までの公演だったので食べておいてよかったです。

 

 

Jan. 3 2022  Ginza

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お正月の能 翁 ・・・ prayer for the new year ”Okina”

2022-01-06 23:59:58 | art

1月3日

観世清和に興味を持ったのは2013年のNHKのスイッチインタビュー*という番組で内田樹との対談を見てからです。
もうずいぶん時がたってしまっていますが、いつか豊穣や天下安泰を祈る能「翁」を見たいとずっと思い続けて
いました。やっとそのチャンスが巡ってきました。

*寿命1300年をイメージする人・観世清和

何百年の歴史を積み重ねて表現するすごさとか、そのころ観世清和のインタビュー記事とか目につくものはよく読んで
いつか見てみたいものだとずっと憧れを持っていました。

 

今回は時間がたちすぎてしまったというか、まずだいぶ年を取られた観世清和氏に驚きました。憧れが強すぎて
愛を振りまく翁のその650年の重みをそこまで受け取ることができませんでした。神楽に始まってこういう芸能は
祈りだということがよくわかります。そして命の息吹を感じました。

新しい年の初めにふさわしい神への舞の奉納を見ることができたのは、気持ちが引き締まる思いでしたが、
もう一度見ないといけないと思いました。自分のキャパだけしか受け取ることができませんでした。

 

 

最後までずいぶんと時間がかかりましたが、途中退席する人もいる中、全部鑑賞しました。
観客はお着物の方も多く、落ち着いた素敵な着物が多く見られました。ほとんどが高齢者でしたが
中に若い男性もいたのは邦楽関係者なのかなと思いました。

音もなく出てくる能楽師、そして突然終わる舞台。ときに眠くなったり・・・
初めて能を見たときに衝撃的だった大鼓の亀井広忠が「翁」で出ていたので、前回の演目とは違うものを
見れて良かったです。

私は能の音楽が好きで大鼓や鼓、そして最初は悲しい笛が喜びと命の躍動に変わっていくところなどが
好きです。

他は梅若実の声がとてもよかったかな。

 

今までの能鑑賞のレヴュー

初めてお能を見たのは2016年10月宝生能楽堂で「安宅」その時に圧倒されたのが大鼓の亀井広忠

2018年の2月の能楽の水鏡というイベントで「羽衣」 日経ホール この企画は素晴らしかったです。新しい能の形
偶然ですが、両方ともシテは若い宝生流宗家、宝生和英でした。この時のトークと能は面白かったです。
ここで知り合った方の紹介で教育関係者へのワークショップ敦盛に行ったのが3月 宝生能楽堂
6月5日 日経能楽鑑賞会 浅見真州 「井筒」 国立能楽堂
6月9日 松謳会  「羽衣」 観世能楽堂

2019年10月 眞友会 第46回 能と狂言の観賞会 須磨夢幻 坂真太郎 「松風」

 

この日に選んだ着物はお正月らしく宝尽くしの柄に同じくお正月によく締める黒字の帯

久しぶりの袋帯で焦りました。

 

Jan. 3 2022  Ginza

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Jose Carreras を聴きながら ・・・ practicing bobbin lace with Jose Carreras's music in the background 

2022-01-05 23:59:26 | music

きょう5日(水)は二十四節気の「小寒」。寒さが身にしみてきます。

 

昨日からホセ・カレーラスの曲を探しながらYouTubeでコンサートをたくさん聞きながらボビンレースの課題を
やっています。
その曲は見つからないのだけれど、ここ数年ですごく昔のコンサートがアップされていてうれしいです。

ボビンの時間の有効活用です。こんなにたっぷり聴けるなんて嬉しい。

 

ホセ・カレーラス テノール・リサイタル José Carreras Tenor Recital

昨年の日本でのコンサートが少し見られました。TVカメラが入っていましたが、奈良TVがこれを作るために入って
いたのでしょうか・・ 奈良でもコンサートがありました。日本を特別に思ってくれていてとてもうれしいです。

 

Jose Carreras , recital in Berlin 1987

今でもよくコンサートで歌われるいい曲ばかりです。1987年の1月と言えば病に倒れる前です。一番乗っていた時かも。
声も美しく、聴くだけで幸せになれます。

 

Jose Carreras Recital Liceo 26 12 1983 (Part 1)

舞台裏の様子もわかって面白かったです。子供が楽屋にいたり・・・ これまたアンコールの数がすごい。

 

José Carreras & Agnes Baltsa in Concert

息の合ったアグネス・バルツァとのコンサートは楽しいです。私が初めて見たオペラ「カルメン」のコンビfです。

 

EDYTA GORNIAK- JOSE CARRERAS CZ 1

クリスマスにはこんな曲が聴きたかった。讃美歌も久しぶり

 

Jose Carreras, Recital from Peralada Castle 13-8-1988

カタルーニャ民謡の鳥の歌も入っていました。ホセ・カレーラスが白血病から復帰後のコンサートにはしみじみと歌う喜びが広がる感動的なものです。
歌詞の日本語訳がついているのもうれしいです。
復活記念のウィーンでのコンサートが有名でCDになっていて私の好きな1枚となっています。ここカタルーニャの地での熱狂ぶりはそれ以上かも。彼の
出身はバルセロナなので。カレーラスとは初めて見たオペラでの出会いですが復活した時はうれしかったですね。そこから何十年も経って、毎年の
リサイタルに行けるようになりました。聴けば聴くほど素晴らしさが深くなるテノールです。

Josep Carreras in Recital --- Peralada Castle, August 13, 1988 Vincenzo Scalera, piano
00:01:12 Malia--- F. P. Tosti
00:05:06 Non t'amo piu --- F.P. Tosti
00:11:06 A vucchella --- F.P.Tosti
00:14:52 L'Ultima canzone --- F.P.Tosti
00:19:54 L'Heure Exquise --- Reynaldo Hahn
00:22:45 Le Manoir de Rosamonde --- Duparc
00:26:02 Apres un reve --- G. Faure
00:29:29 Ouvre tes yeux bleues --- Jules Massenet
00:33:10 El cant dels ocells --- Catalan Traditional
00:36:19 Damunt de tu nomes les flors --- F. Mompou
00:41:01 Jo et pressentia com la mar --- F. Mompou
00:43:08 Nunca olvida --- Joaquin Turina
00:45:44 Los dos miedos --- Joaquin Turina
00:49:06 Del cabello mas sutil - F. Obradors
00:51:10 Sole e Amore --- G. Puccicni
00:53:43 Terra e mare --- G. Puccini
00:56:08 Menti all'aviso --- G. Puccini

ENCORES
01:04:02 Cor'ngratto --- Cordifero - Cardillo
01:09:30 T'Estimo --- Grieg
01:13:00 Granada --- Agustin Lara

 

 

José Carreras & Friends - A Royal Gala Evening (1991)

病気から復活したカレーラスはすぐ白血病のための財団を作ってそのためのコンサートをたくさん開催してきました

 

途中買い出しに行きましたが、あっという間に暮れた一日でした。

 

 

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2年ぶりに妹家族と会う ・・・ celebrate the New Year with my sister's family for the first time in two years

2022-01-05 23:27:49 | seasons

1月2日

昨年のお正月はコロナで横浜に住む妹とは会えませんでした。今年は2年間もあっていない妹家族と
お正月を一緒にお祝いするために出かけていきました。ちょうどコロナの端境期で、電車での移動ですが
今まで通りの注意を払って実行することにしました。

甥がフィヨルドブルーの電気自動車で駅まで迎えに来てくれました。いつもどんな車に乗せてもらえるか
が楽しみです。前日は妹はポルシェに乗せたもらったけど乗り心地悪かったと話していました。エンジン音が
とにかく大きいらしい・・ 甥はボルボに勤めていて今は開発の部署だとのこと。コロナで2年以上スウェーデン
への出張はないと話していました。

 

私が作ったおせちは二人分だけ入れて、ほかにたくさん作ったごまめと黒豆をつめて
いつもの細まきを作っていきました。

「北雪」という日本酒がおいしかったです。新潟のお酒はやっぱりおいしいよね。
2年前は秋田の「雪の茅舎」 日本酒は日本の文化ですね。

 

福小町もおいしいとふだん飲んでいるお酒も持ってきてくれました。

 

妹はおせちは京都のお店の無添加のものを買っていて、筑前煮、田作り、角煮くらいしか作らなかったと
話していました。鶏のから揚げをあげてくれて、これがいつもすごくおいしくて。五香紛のほかいろいろな
スパイスを使っています。

一年に一度しか巻かないきゅうりとスモークサーモンの細まきは朝急いで巻いたのですが、難しくて。
失敗作や端の方を自分のお皿に取っています。

妹が作る筑前煮はとてもおいしくて母の作るのに似ていました。同じ親で育った姉妹は
親の味を受け継いでいくのですね。それに2年ぶりにあっても昨日会ったみたいな
感じがします。お正月は親せき・家族の結びつきを大切にする行事ですね。

まず両親の仏壇に挨拶をしました。妹は昨年秋に急病で入院したので、結果は大したことは
なかったということでよかったのすが、お互いいつまで生きていられるかわからないから
できるだけ会おうねということになりました。

 

大和みらい(熊本産)

 

花びら餅を持っていったのでお抹茶でいただきました。お正月のお祝いのランチをゆっくり
取りながら、話は尽きません。

 

暗くならない前に帰って、夕食は残った酢飯にを巻いて、妹の作った筑前煮を少し頂きました。

 

Jan. 2  2022  

 

 

 

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やっと年賀状ができました ・・・ finally I have finished making New Year's card

2022-01-03 23:59:41 | a day in the life

旧年中はお世話になりありがとうございました。いろいろな出会いがあり、世界が広がりました。
今年も自然や、音楽や美術に触れながら、健康に気を付けながらやっていけたらと願っています。

 

 

昨日は2年ぶりに妹の家族と会うことができました。昨年のお正月はコロナのおかげで横浜の
妹と新年をお祝いすることをやめました。

今日は長いこと見たかった観世清和の翁を見に銀座の能楽堂まで着物で出かけました。
年齢は高かったけれど素敵な着物をたくさん見ることができました。

そしてやっと今さっき、年賀状ができました。今年は喪中も多いし、年賀状はもう書かなくなった
友も多く、私も何となく遅れ気味。最近も年が明けてから作ったりしていました。暮れは暮れが来たことに
気が付くのがおそく、気持ちが乗りません、いただくと懐かしくその人のことが思い出されり、メールで
年賀状を送ってくれる闘病中の人は来ないと心配になります。

今年の年賀状は高尾山の花か京都や高峰高原の写真にしようか考えていました。娘と一緒の写真は主に
親戚や成長を見てくださってくれた方たちに送っていましたが、もういい年だしだんだん減らしています。
自分の写真も確実にそしてがくんと年を取っていることがわかり、もう限界かとも思うのですが、これが
現実なので仕方がないかと思ったり・・和服もきれいに着れているわけでもないし・・・年賀状は出すか
どうかも含めて考えちゃいますね。

高尾山の花は今年初めて見れたムラサキムヨウラン、タカオヒゴタイ、イナモリソウ、センブリ、ハナネコノメ
ウメバチソウなどたくさん載せたかったけれど・・ あとカタクリの里のバイカオウレンやコシノコバイモも。
今年はキッコウハグマが見れるといいな。春のスミレとの出会いが今から楽しみです。

 

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2022年が始まりました ・・・ new year starts

2022-01-01 21:27:01 | seasons

何となく 今年はよい事 あるごとし 元日の朝
晴れて風無し
                  石川啄木

気持ちのいい青空でしたが、風が強く寒い一日でした。
時の流れについていくのが大変な私ですが、何とかお正月を迎えることができました。

 

おせちは黒豆と数の子は早めに作り始め、残りは大みそかに作りましたが、伊達巻が苦手で
やっぱり最後になりました。今までの中では一番上手に作ることができました。

他は12月の星岡で復習して作る気がしてきた鶏味噌松風焼、鯛博多押し、千草焼など。
昆布巻きと栗きんとんは買いました。栗を買っても高いし、小布施の全部栗のきんとん
は我が家の定番で、ごくたまに家でも作りますが、ほとんど買う方に走っています。
昆布巻きはたまに作りますが、鮎屋のが好きでよく買ってしまいます。今年はデパ地下から
鮎屋が消えていたので、近くのスーパーの魚売り場で保存料無添加の北海道のを買いました。

鯛の博多押しはちょっと押しすぎでふり塩が効きすぎたかも。
ヒラメがあまりにも高くて量が少ないのでいつもの龍皮昆布巻きは
やめました。

千草焼は魚のすり身やささみやレンコン、人参、キクラゲが入って
食感もいい厚焼き玉子です。鶏の松風焼は定番。

 

黒豆はいつものぶどう豆にしました。透明の蜜につけて、家でずっと食べていた
黒々しいのではないのですが、昔祖母のところで食べた吉兆のぶどう豆が忘れられなくて。

 

ごまめは手で折れるくらいまで炒るのが、本当に時間がかかり、
いつもは娘に手伝ってもらっていたのですが、今回久々に自分で炒って、
あまりに長い時間がかかったので、腰が痛くなってしまいました。

海老の酒煮は初めて作ってみました。

いつも作る筑前煮と紅白なますはパスしました。紅白なますは時間切れです。

 

 

 

お正月はお茶もちょっとよそいき。

 

散歩に出かけたのは赤坂日枝神社。

ほとんど並ばなくて済んだのは意外でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プルデンシャルタワーの1階のスタバでコーヒーを飲むのが常です。

 

帰り道、西早稲田で降りて、地元の神社にお参りして帰る予定でしたが、
日枝神社と違って長い列ができていたので、家に帰ることにしました。
途中玄国寺に寄りました。

弁財天

 

 

一度家に帰ってから、また諏訪神社にトライ。3時過ぎても長い列は変わりなく
並んでいてたまに吹く強い風が寒かったです。どこも若い人が多くお参りしていました。
コロナやこの寒さで老人は家にいた方がほかったですね。

 

 

1200年の歴史を持つ諏訪神社です。

 

やっと花びら餅。

 

お正月版御朱印でした。

 

Jan.1  2022   Akasaka & Takadanobaba

コメント (2)
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