Reflections

時のかけらたち

妹と横浜散歩 ・・・ walking around Yokohama with my sister

2022-05-12 23:53:48 | wonderland

5月11日

妹の手作りお味噌をもらいに行くのに港の見える丘公園のバラを楽しむことにしました。

 

 

ここにはバラ以外にもハーブやいろいろな花があるので、妹は庭の花と比較したりしていました。
アジサイのつぼみを見て、剪定が難しく家ではつぼみが出ていないと嘆いていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アオスジアゲハやカラスアゲハ、キアゲハなど飛んでいたのに写真が撮れたのはツマグロヒョウモンだけ。

 

 

 

パンでも買って食べようかと思っていたけれど、たまたま入れた山手十番館でランチ。
カフェの食事はハヤシライスだけしかなくて、それを注文。2階のレストランは予約で
いっぱいで席はありませんでした。

 

 

 

このお店、確か新婚旅行で来たところ。
結婚式を上智大学のクルトルハイム聖堂であげて、披露宴は維新號。そしてその日は
今はなき、赤坂プリンスホテルで泊まって翌日は主人の運転で横浜に行き、ホテルニューグランド
に宿泊。港の見える丘あたりを歩いてこの山手十番館に入ったことを覚えています。
そのあと鎌倉に行って、観音崎の京急ホテルに宿泊しました。

 

 

山手教会は仕事で知り合ったスタッフの事故で亡くなられたお子さん二人の葬儀があった場所です。
ニュースで知り、彼は単身赴任の中東から直ちに帰国しました。

 

 

 

生まれたばかりのようなバッタ・・

 

 

 

 

 

この後元町でパンを買うからということで一緒にぶらぶら歩きました。

手作り感がある店が多いです。ここもオリジナルでした。久しぶりにワンピでも着たくなります。

 

ウィリアム・モリスのランプシェード

 

お土産に買ったのは喜久屋の小さなイチヂクのパイとお土産の定番ラムボール。

 

May 11  2022   Yokohama

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バラの香りに包まれて ・・・ surrounded by the scent of roses

2022-05-11 23:55:33 | wonderland

5月11日

久しぶりに妹と会うために、横浜まで出かけました。コロナで2年近く会えずにいて、
今年のお正月にやっと会えたところです。どこかでランチでもということでしたが
せっかく行くのならバラを見ようということになり、港が見える丘公園まで。

 

海を見るのも久しぶりです。思いがけず天気が良くなり、中止にしようかと思ったくらい天気予報は
悪くなっていったのにラッキーでした。

そして青空にまさにバラは最高に美しい季節でした。

 

 

 

 

 

このツルバラはレオナルド・ダ・ヴィンチという名前でした。
ダ・ヴィンチさんは納得してくれたかしら? あの時代の絵には出てきそうなバラですが・・

 

 

レイニー・ブルー

 

 

ラバテラ(ハナアオイ)

 

 

ここにもベニバナトチノキが・・

 

 

オオデマリ 
アジサイみたいだけど ローズエース スイカズラ科

 

 

シャクナゲ

 

 

手入れをしている人がいたので、花の名前を聞いたら教えてくれました。

セリンセマヨール

 

 

 

 

バラばかりでなく、こういうさりげない花もかわいい。

 

 

 

 

パティオ・ハニー

 

 

クロード・モネ

 

 

一番のお気に入りは サー・ポール・スミス でした。
香りもきつくなく、ほのかでエレガントでした。

 

 

 

 

 

 

暑くなってきて、スズメも近くにいても水を飲みに・・

 

たくさんのバラの花に囲まれて、その香りに満ち溢れた空気の中で過ごしました。

 

May 11  2022  Yokohama

 

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手術後初めての受診 ・・・ first visit after surgery

2022-05-09 23:57:01 | thoughts

 

ミネソタに住んでいるペンパルから素敵なカードが届きました。
私のブログの英文タイトルだけで、私の現状がわかったようで心配しているという
E-mailが来た後にエア・メールです。彼女は私より1歳年上。離れていても同じ時代を
生きているという感じがします。

この木のカードを見ていたら、学生時代に習ったテニスンの詩を思い出しました。
彼女のカードには健康で木々と一緒に歩んでいくことができますようにと書かれていましたが。

 

The Oak
by
Alfred, Lord Tennyson

Live thy Life,
Young and old,
Like yon oak,
Bright in spring,
Living gold;

Summer-rich
Then; and then
Autumn-changed
Soberer-hued
Gold again.

All his leaves
Fall’n at length,
Look, he stands,
Trunk and bough
Naked strength.

 

今日はカテーテル手術後初めての受診でお茶の水まで行きました。
受診の前に心電図をとって、血液検査をしてくるようにという指示でわりに早く出たら、
結構いろいろと早く終わり午後の受診までに間があったので道路を渡って向こう側にある
東京ガーデンパレスで昼食をとってきました。静かで落ち着いていていい場所です。
お昼を取る時間はないと思っていたので、思いがけずゆっくりすることができました。

そこで庭に流れる水を見ながら過ごしていた時に、ビートルズの曲をいろいろな歌手がカバーした
曲がずっと流れていてとても懐かしく、やっぱりいい曲が多いと思ってしまいます。

かかっていた曲の中に私のお気に入り Across the Universe が流れて、Nothing’s gonna change my world
のフレーズが私の中で何回も繰り返して浮かびました。以前のブログに歌詞を載せてありました。

午後の受診は主治医と同じグループの女医さんで手術の時にもお世話になった方で、経過がよくて
良かったと話されていました。これから気を付けるのは高血圧、糖尿病、コレステロールで
私はコレステロール値は高くないのですが、それでもおきたということは、私にとっては
一般的な範囲内に収まっていても高いということだという説明でした。納得。これから脂質の摂取には
充分気をつけて行かないといけません。

手術の時に撮った動画まで見せてくれて、本当に髪の毛1本くらいのところを血液が流れていて、今から
思うと怖いくらい。コロナですぐ入院ができない時期もあったのでラッキーだったと話していました。

思いがけず早く終わったので、久しぶりに高山珈琲でおいしいコーヒーを飲んで帰ろうと思いその途中、
見慣れたニコライ堂、ボビンレースの先生から教わった高畠家住宅を見ながら向かいました。私が勤めて
いたころまだ整備中だった緑の中を通りました。お弁当を食べるのにいい場所を見つけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ち着く場所に落ち着きました。

ここで飲むおいしいコーヒーとジャズは最高です。今日はケーキは食べません。
いつもどんなコーヒーカップを選んでくれるのかも楽しみなお店です。

聞いていた曲の中で聞きやすい曲が流れました。確か映画音楽。家に帰って一生懸命思い出したら
「ディア・ハンター」の曲でした。心に静かに重く響く曲です。私がメリル・ストリープを初めて
見た映画です。戦争が繰り返される中、特に心にしみて行きます。

 

Stanley Myers - Cavatina (The Deer Hunter) HD

 

やっぱり最後はイマジンかな。Across the Universe を貼ろうかと思ったけど。

IMAGINE. (Ultimate Mix, 2020) - John Lennon & The Plastic Ono Band (with the Flux Fiddlers) HD

 

今日は帰ってからニットの裏糸始末をやっと終えて、明日のボビンの準備で糸を巻きました。
そのあと音楽を聴きながらブログを書いています。今日は他にヨーヨーマのシューベルト アルペジオーネ・ソナタを
聴きました。

最近になってやっと退職後の時間の使い方が定着してきたような気がします。その生活パターンの生かし方がわかってきたような。
生きていてよかったと思いました。

 

May 9 2022  Ochanomizu ~ Kanda

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母の日に ・・・ on mother's day

2022-05-08 23:58:55 | a day in the life

今日は母の日でいつもは別の日にランチに行ったりするのだけれど
それは別にして、買い物に行った娘が母の日ケーキなるものを買ってきました。

初めてそんなものがあることを知りましたが、中に飾ってあるお人形がまるで
ペコちゃんみたいでかわいかったです。子どもの日と間違えているのじゃない?
と思うようなケーキをおいしくいただきました。

 

まるで私の母もテーブルについているように感じる時間でした。

 

May 8  2022  

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あの時桜を見た後で小さな花たちの世界へ(4月10日) ・・・ small flowers after seeing the cherry blossoms

2022-05-08 23:57:55 | seasons

4月11日に入院前に桜だけ載せたくてアップしたけれど、母と子の森に春の草花が咲いていたのを
載せていませんでした。そのあとバスで帰ったので通り道に見た花たちも忘れないでアップすることに
しました。

4月10日の新宿御苑、娘とこのシーズン初めてのお花見。翌々日に入院を控えていた日曜日でした。

 

まだ残っていた枝垂れ桜や八重桜(イチヨウ)などを見てお弁当を食べてから
日本庭園や母と子の森の方に行きました。

 

シャガ

 

クサイチゴ

 

??

 

 

 

 

 

 

 

タチツボスミレかな?

 

セリバヒエンソウ

 

ムラサキケマン

 

ラショウモンカズラ

 

 

ダイコンソウ ヘビイチゴ? 

 

ニリンソウ? あとから写真を見るとイチリンソウだったかわからなくなる。

 

 

キランソウ

 

モッコウバラは御苑の近くの高校の周りに咲いています。

 

お花見弁当は来るときにデパ地下で買ったRF1です。

 

 

休憩所に笹屋伊織も入ったので途中で一度休憩しました。

 

 

 

 

 

ここからは帰り道の家の近くです。

ヒメツルソバ

 

ここにこんなにシャクナゲが咲いていたのを知りませんでした。

 

 

 

 

 

 

ヒメオドリコソウ

 

カラスノエンドウ

 

アリアケスミレかしら?

 

家の周りにもこんなにたくさんの花を見つけることができます。

 

April  10  2022   Shinjuku Gyoen National Garden

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安らぎの時間 ・・・ peaceful time

2022-05-07 22:25:53 | pause-cafe

久々のボビンレースのレッスンが6日にあったので、少しずつ空いた時間で家で進めていたのですが、
5日は一日中時間が取れて取り組んでいました。パズルのようなその作業はなかなか楽しくもあるのですが
一歩道を間違えると何度もほどいては進めてということで、わかったかと思うとまた罠にはまってしまいます。
それをクリアできた時の喜びは大きいのですが、集中すると目や体がすごく疲れてしまいます。

今日はヨガで姿勢がリセットされましたが、午後からはまだ編みあがったフェアアイルニットの糸始末ができて
いなかったので、取り掛かりました。2段おきに糸を買える糸の始末が大変なのです。結び目をほどき、結びなおして
糸を編み目にからげて行きます。

こういう手作業は目と首や肩がすごく疲れてしまいます。そういう時に撮ってきた花の写真を整理しているとすごく気持ちが
安らぎます。今日は4日に見た深大寺と神代植物公園、植物多様性センターの花をリサイズして気分転換をしています。

 

もう羽根が擦り切れたようなクロアゲハが飛んでいました。

 

 

 

 

 

多様性センターで見たシャガは今までに見たことのないブルーっぽい薄紫色でした。

 

 

 

ヒトツバタゴ = なんじゃもんじゃ

 

Ladybird, ladybird, fly away home

 

ハナイバナは本当に小さな花です。

 

 

 

お花のバトンタッチ。馬酔木はもう終わり、芍薬のシーズンが来ていました。
今年は近くの薬王院の牡丹も見ていませんでした。

 

 

時間を刻む花暦です。

 

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目白の古民家で花緑ワールド全開 ・・・ enjoy Karoku world

2022-05-05 23:53:39 | art

 写真はMe and Her,  東洋経済より

5月3日

本来なら玉三郎の羽衣の舞を丹後の地で見ているはずでしたが、目白の古民家で久しぶりの
落語です。最後は柿の木坂で聴いた小三治さんでした。

花緑さんはたまたま奥様と知り合いになって、落語の世界を知りました。落語がこんなにブームだった
事も知りませんでしたが、あの話芸の世界に引き込まれました。

小苦楽に早く着いたので下の部屋でコーヒーを飲んでいました。
手術後初めて奥様にお会いしました。

 

 

昼食をちゃんと食べていなかったので、プリンとコーヒー。

そして退院祝いのサプライズ。お気持ちがうれしかったです。

 

 

小苦楽の2階が会場です。椅子は少しだけ置いてありましたが、畳に座る姿勢が無理な方のためだったので
久しぶりに畳に座りました。

 

 

花緑さんにとって地元でほとんどリピーターの中でやる落語はリラックスしたものかと思いますが
一人で情景を作り出し、江戸の生活感を醸し出す落語はやはり芸です。情景が目に浮かんでくるのが
楽しいですね。久しぶりにたくさん笑う、人間描写の落語です。

 

今回は小さな会場で気楽に楽しむ感じで大ホールとは違った距離感です。これ以上近くなると花緑か
自分かわからなくなりますというぎりぎりの距離です。まくらも楽しくて延々と御殿場ライフを
語ってこれだけでも何時間も行けますという感じでしたが、途中落語にスィッチが入ってきて
前座もなく3題ノンストップです。

 

岸柳島

蜘蛛駕籠(くもかご)

ちりとてちん

 

御殿場生活の庭に来る鳥の話も楽しかったです。

 

 

 

 

 

 

行きに「志むら」でちまきを取り置きしてもらって、帰りに持ち帰りました。

 

 

 

木綿の着物に最近お気に入りの帯で。
どんなシーンにもマッチしてくれる道明の帯締め。

家に帰ってから珍しく娘に写真を撮ってもらいました。
この格子模様には薄紫の線が細く入っています。

 

おまけ)

4月29日に図書館に行くときに公園のこいのぼりを撮りました。

 

May  3  2022    Mejio

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Aicoさんの個展へ ・・・ visiting art gallery in Ginza

2022-05-04 23:59:35 | art

5月1日

Aicoさんからの個展の案内が来ていたので、最終日に駆け込みました。
場所は銀座の枝香庵。息子さんが画家の定年退職後のパートで務めたところで知り合った方を久しぶりに
会えるかと思って誘ってご一緒しました。彼女とは時々ギャラリーに行ったりしています。不思議なご縁の
ある方でしたが、今度は個展の杉田明維子さんと一緒の小学校で住まいも近いことがわかりました。

ギャラリーに行く前に少し遅いランチをベトナム・アリスというベトナム料理のお店でいただきました。

嬉しいのは生春巻き、揚げ春巻き、蒸し春巻きがついていること。

 

あとはビーフンと蟹を使ったトマト味の麺。

 

ベトナム・コーヒー付き

 

雨の中、ここはマロニエ・ゲートというけれどマロニエの花が咲いていました。

 

すぐ近くのビルにギャラリーはありました。
杉田明維子さんにお会いするのも久しぶり。子供が生まれるころからお世話になった方です。

 

 

 

いつもながらの明るいパワーのある絵です。

 

 

 

 

 

 

ご主人の作品展は同時に上の階のギャラリーでやっていました。
初めて見るモノクロの世界ですが、初めてお会いしたご主人に説明をして
いただきました。

 

炭は生きている。呼吸しているのですって。

 

 

 

 

活け花炭という世界に到達した作宮隆さんです。

 

利休が花入れの中に炭になった松ぼっくりを入れたとか・・
黄金と対極にある詫び。

暖かさを感じる炭です。

植物がこういう形になることの不思議。

 

お二人で全く違う世界を描いているのが面白いです。

 

せっかく会った友人ともっとお話しするためにお茶でも飲もうということになり
銀座でのティータイム。 どこかみつけるのも大変なので同じビルの中にある古びた
カフェに。どうもここが人気店のようでわかりにくいビルの上なのに人がやってきています。

 

 

 

 

せっかくの銀座。ケーキの誘惑に負けてしまいました。
しばらく食べない方がいいみたいです。

 

 

帰りにお店の名前を撮っておきました。

 

今でも大変な職場で仕事を続けている彼女はヨガでも難しいことに挑戦し続けている
静かなチャレンジャーです。

 

May 1  2022   Ginza

 

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鏑木清方展覧会に誘われて  ・・・ invided to Kaburaki Kiyokata: A Retrospective

2022-05-03 23:57:06 | art

4月28日

着付け教室で一緒だった方と京都きもの市場のイベントで長襦袢の丸洗いを出しに行った後、
鏑木清方展に誘われて、新しく近代美術館に入ったボナールの絵も特別展示してあるということで
行くことにしました。

きもの市場では東京友禅の職人さんが来ていて、下絵を描いていました。その方は子供の絵を描くのが
好きでかわいい男の子の絵が描かれていた反物がいくつかかけてありました。花の絵もきれいでした。

私はふと二葉苑で江戸更紗を習っていたことを思い出して、休んでずっとそのままになってしまいましたが、
井上先生のこととか思い出してネットで探したら、二葉苑のことが載っていました。
二葉苑が守る江戸の伝統
ここに載っている二人の職人さんには大変お世話になりました。懐かしく川沿いの工房を思い出しています。
中井にもしばらく行っていません。これも近くのこども園に定年退職後パートタイムで通ったことによる
出会いだったのかな~と思ったり。

 

 

思いがけず混んでいた鏑木清方展。チケットを買うのに30分くらい並ぶ羽目になってしまいました。
最近はコロナのせいもあり、美術館は時間指定の券を買わなくてもすぐ入れたのですが、蔓延防止の規制も
解除になり、街に人がたくさん出て行くようになりました。

ちょうど一緒に並んでいた方が、前日BSで放送していたから、こんなに混んでいるのねと話していました。
その方は日本画をやっていて鏑木清方が自分の師であると話していた物腰の柔らかい老婦人でした。

同行のお二人はチケットを買っていたので、先に入り、中でやっと追いつくことができました。

私は新収蔵品で特別公開されたボナールの昨年度収蔵された《プロヴァンス風景》が見たいなんてなんとなく思って出かけました。

 

なんでもない一瞬が、なによりも美しい。


左から:鏑木清方《浜町河岸》1930(昭和5)年 《築地明石町》1927(昭和2)年 《新富町》1930(昭和5)年 ©Nemoto Akio

鏑木清方(1878-1972)の代表作として知られ、長きにわたり所在不明だった《築地明石町》(1927年)と、合わせて三部作となる
《新富町》《浜町河岸》(どちらも1930年)は、2018年に再発見され、翌年に当館のコレクションに加わりました。この三部作を
はじめとする109件の日本画作品で構成する清方の大規模な回顧展です。

浮世絵系の挿絵画家からスタートした清方は、その出自を常に意識しながら、晩年に至るまで、庶民の暮らしや文学、芸能のなかに
作品の主題を求め続けました。本展覧会では、そうした清方の関心の「変わらなさ」に注目し、いくつかのテーマに分けて作品を
並列的に紹介してゆきます。関東大震災と太平洋戦争を経て、人々の生活も心情も変わっていくなか、あえて不変を貫いた清方の
信念と作品は、震災を経験しコロナ禍にあえぐいまの私たちに強く響くことでしょう。

 

鏑木清方(1878-1972)は今年の初めに見た吉田博(1876-1950)や川瀬巴水(1883-1957)と同年代の人です。
彼は関東大震災や戦争を経験したなかで、失われてしまった明治時代の人々の暮らしや、女性の凛とした美しさを描き続け
ただ美を追求した人でした。
今までは日本画の一つとして展覧会で見た程度で名前しか知らないに等しい画家でしたが、最初にいきいきとした街の風景や
写実的な女性の様式的ではありますがその表情の美しさや、全体の色が柔らかくとても魅力的な作品でした。単なる美人画の
画家かと思っていましたが、浮世絵の世界をこんなに発展させていったのですね。

 

 

私が買った1枚のポストカードは彼が育った明石町の風景画です。

 

【プレビュー】本当の清方に出会う 「没後50年 鏑木清方展」 東京国立近代美術館で3月18日開幕

 

今日選んだ和服は

廣瀬草木染織工房のクルミで染めた手織りの紬です。さらっとした着心地がいい単衣です。

 

帯は数年前に神楽坂の甚右衛門さんの閉店セールでたくさんの帯の山からオーナーの方が塩沢に
合うものを引っ張り出してくれたものです。自分では見つけられなかったし、選ばなかったと
思うけれどさすがいろいろな紬に合いそうでした。

 

久々の和服、着れてよかったけれど帯とかうまくできず、これも慣れが必要なのか今一つテクニック
の問題なのか・・・ でも着ると気持ちがいいですね。

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イタリア語とベネツィア料理と・・ Italian and Venetian Cuisine

2022-05-01 23:21:57 | poem

4月29日

イタリア語のレッスンのウォーミング・アップでまた素敵な詩を紹介していただきました。
童話作家ジャンニ・ロダーリの詩が今また見直されているということです。キエフの月といえば
今戦禍にさらされているウクライナを思い浮かばないではいられないからでしょう。
このさりげない子供向けの詩には国境のない世界を描いています。さらっと書いていますが、深い
詩だと思いました。以前教わった「覚書」では決してしてはいけないこと 例えば戦争・・ と
当たり前のことを書いていますが、当たり前でなくなってしまった侵略戦争の世界。

 

Luna di Kiev 

Chissà se la luna di Kiev è bella
come la luna di Roma,
chissà se è la stessa o soltanto sua sorella…

« Ma son sempre quella!
– la luna protesta –
non sono mica 
un berretto da notte sulla tua testa!

 Viaggiando quassù 
faccio lume a tutti quanti,  
dall’India al Perù,
dal Tevere al Mar Morto,
e i miei raggi viaggiano
senza passaporto». 

 

キーウの月

キーウの月はきれいなのかな
ローマの月と同じように
同じ月かな それとも 月のお姉さんかな・・

「おい 私はいつも同じ月だ!
 ー月は抗議するー
私は決して
君の頭の上のナイトキャップじゃない

この上空を旅しながら
すべてのものを明るく照らすのだ
インドからペルーまで
テヴェレ川から死海まで
私の光はパスポートなしで
移動する」

 

LA LUNA DI KIEV🌙 di Gianni Rodari - by Diana Arianna Galati

 

Promemoria(覚書)という詩は2月21日のブログで紹介しています。反戦の詩人が子供に向けて書いた詩の一つです。

"Promemoria" per ricordare Gianni Rodari

 

 


イタリア語のレッスンの後で、サルディーニアのお菓子をいただきました。
アーモンドの粉を練ったようなお菓子でおいしかったです。

 

レッスンの後で何年ぶりにかイタリア語のメンバーでイタリア料理を食べに行きました。
Zさんの紹介のベネツィア料理の Osteria Oliva Nera a TOKYO 

 

 

 

プロセッコがしみる~

 

金沢の水だこのマリネとワカサギのエスカベッシュがとてもおいしかった。

 

 

自家製の生ハムやパンチエッタも最高。

 

早くも赤ワインへ。

 

パスタを2種類二人前ずつ取ってシェアしました。

シェフのお任せパスタはタケノコと生ハムにクリームで、上にピスタチオソースが
かかっていてこれも絶品。

からすみのパスタもちょうどいい繊細な味でした。

 

 

 

 

 

もうメインが入らず、ドルチェにしました。
メニューをマットにさらっと書いてくれます。
セミ・フレッドとリコッタチーズケーキを少しずつもってもらいました。

 

 

パスタも自家製ですべておいしかったです。

 

冷たい雨が降った季節外れの天気の日でしたが、帰りにSさんがタクシーを呼んで彼女の家まで帰る途中の駅まで
乗せてもらいました。

お店から出る時にもらったお菓子の袋に

またすぐ会いましょうと書いてあって、本当にランチにでもすぐ行きたくなるお店でした。

久しぶりに飲んだワインがおいしかったです。赤ワインは軽いトスカーナのにしました。
イタリアを味わった一日でした。

 

April 29   2022  

 

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