Reflections

時のかけらたち

懐かしいオフコースの唄 ・・・ music taking me way back

2022-07-07 23:57:53 | music

オフコース「1982.6.30日本武道館」

初回放送日: 2022年7月2日

1970年代後半、音楽シーンを代表する存在として活躍したオフコース。82年6月の日本武道館公演と、同年放送された
ドキュメンタリーを最新のリマスター映像で送る。
▽9:00-もうすぐ!伝説のコンサート・オフコース <出演>阿部渉・川﨑理加 ▽9:10-「オフコース1982.
6.30日本武道館」…前代未聞の10日間連続で行われた武道館コンサート最終公演! ▽10:40-「若い広場~オフコース
の世界」…当時テレビにいっさい出演しない姿勢を貫いていた彼らの、大ヒットアルバム「over」レコーディングの様子、
ライブ映像、インタビューや制作の舞台裏に密着!

オフコース 愛の唄

秋の気配

あの頃、よく聞いていたのは「愛の唄」と「秋の気配」。人の心がうつろうことの寂しさを感じる歌でした。
横浜の景色と共に思い出す歌です。

 

 

今はハウザーの曲が一番聞きたくなっているけどね。

HAUSER - Hallelujah

 

 

2CELLOS - I Don't Care [OFFICIAL VIDEO]

武道館でのコンサートがとても楽しみ。早くこのコロナの波が去ってほしいわ。
本当はハウザーのクラシックが聴きたいのだけれど、このコロナで演奏会が出来なかった期間に2cellosを振り返って
いたみたいですね。最後の集大成コンサートとか・・・

10年くらい前に来日した時、TVに出た二人を見てすごいと思ったけど、まだ学生のような彼らだった。

 

 

 

私の武道館のコンサート第1回はウォーカーブラザーズ 1968年 まだ高校生だった頃。
Scott Walker の声を久しぶりに聞いたら、もう懐かしさでいっぱい。動画があまりないのが残念。
Scottの曲はあの頃の自分に出会ったように、あの低い声は私の頭と体の隅々まで流れて行く。

 

Scott Walker at Spain - Joanna (1970)

 

Keith Jarrett - My Song (LIVE AT BUDOKAN 1978)

武道館コンサート2回目はキースジャレット 1978年 就職してからだいぶたった時だったのね。職場の仲間と一緒に行った異色のジャズ・ピアニスト。
あの頃はチック・コリアとかキース・ジャレットが有名というかよく聴かれていました。それからビル・エヴァンスも聴き始めました。

 

 

そしてこの秋第3回目の武道館コンサートは2Cellos となりました。2022年! なんという歳月が流れたのでしょう・・

 

最後に最近よく聴いているカントロフのブラームスピアノコンチェルト第2番リハ。神戸の大震災があり、福島や東北での大惨事、コロナ
戦争とすごい時代に展開して行って・・ ブラームスのこの曲はポリーニでよく聞いていた大好きな曲なのですが、確か阪神大震災の10年後の追悼
セレモニーで流れていたのでこんなことを思い出しました。

 

LAB: Teodor Currentzis rehearses Brahms' Piano Concerto No. 2 | SWR Symphonieorchester

 

今日は七夕だったのですね。

 

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自由な日々 ・・・ live freely

2022-07-05 23:59:50 | a day in the life

最近の日々 たまにはオンタイムで。

6月30日
池袋のスタジオでのヨガの最終日。いつものように気持ちが明るくなるH先生のレッスンが最終日に当たりました。
先生の前向きなまた新しい出会いがあるよねという言葉に希望が・・ 人生は絶えず変化していく・・それを楽しむ。
H先生はこれからは目黒の新しいスタジオで教えることになっているので、お試しを受けることにしています。
そしてY先生は自主活動を用賀の地区会館で行っているのでそちらにも行ってみることにしました。

7月1日
もう7月!
調布の多様性植物センターにマヤランを見に行きたかったけれど、お天気がどうも不安定だったのでどこにも出かけず
掃除、洗濯、郵便物や書類の整理の日となりました。ボビンレースも慣れるために時間があると糸を動かしています。
朝の「まいにちイタリア語」はすっかり習慣になりました。娘の仕事も朝が今までより早くなったので、朝食を
すませてからちょうどいい時間です。毎日の生活にリズムができるっていいことですね。

7月2日
娘の生活も転換期かなと思える日々で、友達と旅行に行く余裕も出てきて、なんと合コンにも行ったりして、
何か期待をしてしまう私です。この日も友達に会って夜はそのまままた飲みに(娘は飲まないのですが)行ったので
私は自由な時間がたくさん・・ 一人だけの少しの夕食を作って・・・
録画してあった、昨年の秋に見た歌舞伎「東海道四谷怪談」を見たり、夜はオフコースの昔のコンサートをやっていて
なつかしく聴きました。

いつも歌舞伎は3階席で見るので、舞台中継があると細かい役者さんの表情が見えて
とても深いことがわかります。お化粧の下がわかるようなそんな感じをシネマ歌舞伎を見た時に
思いました。

またTVなどでやる時は演じる人の思いとかがインタビューを通してわかります。解説も
あって、実際の舞台を見た後に復習で見るのはとてもよいかと思います。
今回は仁左衛門さんが悪役の方が幅も深さもあって面白いと話されていました。なにかとても
よくわかるような気がします。あの素顔からは信じられない悪人ぶりの演技です。

玉三郎さんのお岩さんは所作が美しくて何をやっても様になる人だと思いました。
歌舞伎というだけのことがあって、動きが全部舞のようでした。

今年4月のニザタマコンビの「ぢいさんばあさん」は手術で見に行けませんでしたが、
次回は何を見せてくれるのでしょうか・・・

『ぢいさんばあさん』令和4年4月歌舞伎座にて上演決定!

 

オフコース「1982.6.30日本武道館」



小田さんも若かったですね。今でもライブを頑張っていて、拓郎がもう引退するようで寂しいです。

若かった頃を思い出す彼らの歌です。横浜の景色が浮かんできます。

 

7月3日
吸引力が弱くなっているサイクロンの掃除機をいつか換えないとと思っていましたが、いざ新しいのを
買おうとすると結構頑張って働く掃除機です。あまりにも吸わないのでもう買おうと思ってから何カ月も
経っていましたが、とうとう換えることにしようと見に行って、決めてきました。ダイソンとか
スタイリッシュなものもあるけど結局よく吸うのは昔ながらの紙パックというのが私の周りの人々の
一致した意見でした。最近の掃除機は外ればかりだし、結局は消耗品なので高くないものにしました。
電子レンジももう30年は使っていますが、結構昔の方が使いやすいという人も多く・・壊れるまで
使うことにしました。昔のものの方がいいというのが実感です。

この日の夕食は娘の当番でおいしい豚汁を作ってくれました。
自分が作るのとは違うので面白いです。

おにぎりと壊れちゃった出汁巻き卵、買ってきた鶏のから揚げ。
妹が作ったお味噌と野菜の甘みが出てとてもおいしかったです。

茅乃舎から手作り味噌キットが冷凍で届いているので作らないといけません。

娘が夕食を作ってくれているときはボビンレースができます。やっとこのパターンがわかってきました。

 

7月4日
久しぶりに富士山の姿を見ることができました。

ボビンレースにはまり、織り続けていました。途中録画してあった「鎌倉殿」を見ていましたが
頼朝が亡くなる節目の回でした。なかなか見ごたえがありました。不思議な面白さがあるこのドラマです。
現代の人間があの時代にタイムスリップしているような・・今の人間と変わりない人間の姿があります。

そういえば映画「シェイクスピアの庭」が見たくて、ネットで探していたら、TSUTAYAのサブスクで
家まで送ってくれるシステムがあり、見たい映画があったので、初月無料を申し込み、ムヒカのドキュメンタリーと
ケネス・ブラナーの「シェイクスピアの庭」を依頼しました。何しろ家の近くのTSUTAYAも閉店してしまい、
図書館にはないし・・・ 7,8月くらいで見て、解約する予定です。

夕食に完熟トマトと玉ねぎと塩だけで作ったトマトソースのパスタにしました。
固形コンソメも何も使わずトマトの酸味と玉ねぎの甘みだけです。エリンギと海老を加えました。

 

カンティーニのスィーツセットで昔もらった日本のスパークリングワインをあけて
久しぶりにワインを飲みました。

 

7月5日
新しいヨガスクールへ。今度は渋谷乗り換えで用賀までです。今まで習った先生の自主活動です。
Calm Roomというネーミングもいいですね。
用賀地区会館は住宅街にある明るいスタジオで、2時間もやっていただいたみたいで、充実していました。
遠くても1週間に一度なら通ってもいいかと思えます。他の先生にはない丁寧な組み立てのレッスンです。
6月で今までのスタジオが閉鎖で間をあけてはいけないと思い、すぐトライアルで行きました。
健康維持のために必要な時間です。

帰りにUさんから連絡があったアオノクマタケランを探しに帰りにちょうど通る明治神宮に行きました。
渋谷からバスで北参道で降りて北からのコースにしました。

懐かしい北参道からのアプローチです。

タシロランが明治神宮のあちこちで見られました。昨年はもう終わっていました。

マスクをしていると息苦しいので時々外して歩きました。向こうから来る人も中には
マスクをしていない人がいたので、はずしたり、したりしながら・・ もう話さなければ
しなくていいかと思うのですが、また感染者数が増えてきてどうしたものかと思います。


 

 

 

常緑樹林内に生える葉緑素を持たない腐生植物。 (落ち葉などの養分をもらって根に菌類を共生させ菌類を介して養分を得る植物)
準絶滅危惧種のタシロランが見れる貴重な場所です。

 

マヤラン  ラン科シュンラン属  
常緑広葉樹林下に生える多年生の地生ラン  光合成をしない腐生植物のため葉はない

アオノクマタケラン ショウガ科 ハナミョウガ属

アオノクマタケランが原宿駅に近いところに咲いていたので、
帰りは原宿からに変更しました。

 

明治神宮を歩きながらUさんに電話して場所を教えていただきました。初めて見る花です。

 

 

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6月の終わりの向島百花園 ・・・Mukoujima garden in the end of June

2022-07-04 22:48:01 | seasons

6月22日

こんなに花が咲いていると思わなかった6月の向島百花園です。
百花園の名に恥じない草花の種類の多さです。江戸時代から大切に守られてきたお庭は
私のオアシスです。
カキランと紫陽花の他の花々をアップします。
最近カルガモの親子が見られるとのことですが、この日は残念ながら見ることができませんでした。

 

ヒツジグサ

寺島ナスは地元の野菜です。

不思議の国のアリスを連想させるトケイソウ

 

 

テッポウユリ

 

 

スカシユリ

 

 

ギボウシ

 

もう秋の草 キキョウ

 

 

カワラナデシコ

 

セキチクとコマツナギ

 

ウツボグサは園のあちらこちらで見られました。

 

 

キョウカノコ


ムラサキツユクサ

オカトラノオ・ハナトラノオ・ヌマトラノオ
といろいろあってどれなのかよく差がわからくて。

 

 

クガイソウ

 

コギツル

カラスウリ

コバンソウ

コマツナギ

ルリシジミかしら・・・

 

ミヤギノハギ

 

シロミノコムラサキ

ザクロ

ネムノキ

 

カキツバタなどの季節はもう終わっていました。

 

ハンゲショウ

 

 

イヨカズラスズメノオコゲ

 

 

ヘラオモダカ

新しい命が生まれている銀杏。

 

クチナシ と写真を撮っている方に教えてもらいました。
いつも見ているクチナシは八重だったのですね。

 

ノウゼンカズラ

ユウガオ

 

 

この花は街でもよく見かけましたが、ナンテンの花だったのですね。

 

ヤマトシジミかな?
カラスアゲハも飛んでいたけどじっとしていてくれませんでした。

 

ヤエドクダミ

 

 

 

初めて見るロウバイの実

 

何回も回って発見する楽しみのあるお庭です。

 

July 22  2022  Mukoujima

 

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如庵を訪ねて ・・・ Joan and Inuyama castle

2022-07-03 18:29:21 | wonderland

5月27日

有楽斎と如庵

如庵は、元和4年(1618年)織田信長の弟、織田有楽斎(織田長益)が京都の建仁寺・正伝院の再興の際に建造した茶室です。
その巧な構成より、京都の山崎にある千利休が建てた待庵(たいあん)、および京都の大徳寺の塔頭である龍光院の蜜庵(みったん)
と共に、日本三名席と称される茶室として国宝に指定されています。

織田有楽斎は、千利休に茶道を学び、利休十哲の一人にも数えられる茶人であり、如庵の名はそのクリスチャンネーム(Joan)から
付けられたとされています。
如庵は数度の移転を経て、昭和47年、有楽斎の生まれ故郷・尾張の地、犬山城下に移築され、庭園・有楽苑として開苑しました。
この茶室が転々と移転して、戦禍も免れこの地に安住の場を得ることができたのは奇跡的です。それは有楽斎が織田信長の弟で
信長亡き後、秀吉についたり、徳川方についたりして豊臣との橋渡しをしようと努力して、最後には茶人として生きたその
運命と比較されることが多いことを知りました。

友人から徳川の美術館などに行くより犬山の茶室を勧められたので、行く前に画像で調べたら、その斬新なデザインに
すっかり魅かれてしまいました。一度は山崎にも行ってみたいと思いましたが、利休の侘びとはまた違う個性のようでした。

3年間の保存修復の期間が終了して今年から再び見ることができるようになっていてラッキーでした。

遠くに犬山城を見ながら歩いて行きました。
時間があったらお店も見ながら行けたでしょうが、如庵で時間を取ることを
優先しました。足利の旧市街ともよく似た感じがしました。

 

 

ホテルの一角にあるような有楽苑には訪れる人も少なく、道路にも方向指示がなくて
静かに存在しているような感じでした。ホテルも落ち着いた低層のホテルで軽井沢の鹿島の森の
ような感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きらきらときれいな音を楽しんだ水琴窟。

 

ここでは年配の女性のボランティアが丁寧な説明をしてくれました。一生懸命勉強して
テキストを片手に地元文化財を広めるのにつくしていました。

いろいろな茶室など見ながら如庵に到達しました。

茶室は外から眺めるだけですが、月に1回だけ中に入れるとのことです。
書院の等伯の襖は年に2回だけ特別公開があります。


 

窓が多いのが特徴の如庵。中から見る光が素敵でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほどのおばちゃんボランティアの方にも再び会って、花の名前を聞いたら、最近はグーグルで
写真で検索するとすぐ出てくると教えてくれましたが、古いバージョンのiPhoneだとうまく
行かなくて。

 

 

 

 

有楽苑で時間を取って、犬山城には入らない予定でしたが、近くまで行って外から見たいと思ったのですが、
門がもう閉まっていました。幸いスマホを落としたという人が外にいて、門が少し開かれてそこから
お城の姿を近くから見ることができました。

 

犬山城の帰りに三光稲荷神社に寄りました。針綱神社に名前はひかれたのですが、もう閉まっていました。
参拝の記念に御朱印をいただきましたが、友人は四国八十八か所を回った時、途中からもうやめちゃったと
話していました。今やお寺の観光資源となっています。

 

 

犬山城に沿って川が流れていて、木曽川に流れ込んでいました。遊歩道を下って木曽川から
犬山城を見て犬山遊園駅から名古屋に戻ることにしました。

 

 

 

案内してくれた友人は子供のころよく来たところと懐かしがっていました。
川で遊んでいたらしい・・・ お店も結構あって昔はにぎやかだったようです。

 

対岸か橋の上から撮った写真がよく紹介されていますが、そこまでは行かないで駅に向かいました。

 

如庵の中は撮影禁止なので、名古屋鉄道の「日本の庭園 有楽苑」より写真を転載させていただきました。

 

光がたくさん取り入れらるようになっていました。
モダンな直線のデザインです。

 

 

犬山市観光協会の写真です。また違う季節に来てもいいかもしれないですね。

 

May 27  2022  Inuyama

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有松、竹田嘉兵衛訪問 ・・・ Takeda Kahei@ Arimatsu

2022-07-01 23:59:36 | art

名古屋から帰って、有松と如庵について詳しくメモを残しておこうと思っていたのに、いろいろなことが入り、あとに回ってしまっていました。
この辺でまとめておかないと忘れそうです。今思うと楽しかったし、いい時期に行けてよかったと思いました。

前回の投稿「有松と如庵を訪ねて」から有松竹田嘉兵衛を補足しました。

 

5月27日

名古屋市内にありながら江戸時代の面影残すまち『有松』。
江戸と京都を結んだ旧東海道の池鯉鮒宿(ちりゅうのしゅく)と鳴海宿(なるみしゅく)の間の茶屋集落で、絞り染めの産地として栄えました。
絞り染めは、伝統工芸として今も受け継がれ、繁盛した商家の街並みは、往時の繁栄を今に伝えています。

有松地区の東海道沿道では、今も卯建(うだつ)を設けた和瓦の屋根、塗籠造(ぬりごめづくり)、虫籠窓(むしこまど)といった特徴を持つ
伝統的建築物がまちなみを形成しています。絞商の豪壮な屋敷構えと絞りに関わるの人々の住む町家が混在して建ち並ぶ特色ある町並みが
評価され、国が選定する「重要伝統的建造物群保存地区」に選ばれました。
また、2019年5月に「江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染が風にゆれる町 有松~」として、文化庁より『日本遺産』に認定されました。

                                          名古屋市公式観光情報 名古屋コンシェルジュより

 

有松駅からすぐ旧東海道の街並みは続いています。

駅の周りはイオンがあり、大きな街です。東京でもそうだけれどこの駅も昔とは全く違って
大きく様変わりしていると友人も驚いていました。

 

いくつかの住宅が昔のまま保存されている地区です。友人は竹田家に学生時代、勉強に通ったことがあり
思い出して、見つけてくれました。そういえば私がまだ独身だったころも足助という街並み保存を
しているところに連れて行ってくれたことがありました。アトリエで一緒だった仲間とも一緒で
木曽や、明治村にも行ったことがありました。明治村で仕事をしていた彼と大学で同期のM女史とは
確か木曽にも一緒に行って、明治村にも少しだけ寄った記憶があります。M女史のことは竹田嘉兵衛さんも
よく覚えていらっしゃいました。

 

 

 

今回は地元で開催する展示会で、いいコレクションができたので、地元以外にも案内を出したとのことでした。
正規の製品を買った場合は新幹線代は負担するとのことでしたが、私は止めようと思った大人の休日倶楽部(ジパング倶楽部)
が、まだ残っていたので、安くチケットが買えました。

特別展示の山口家と龍村家の部屋で竹田さんが説明をしてくれて、全部丁寧な説明があったので、勉強になりました。
最初の特別展示の部屋だけ撮影禁止でしたが、他の部屋もなかなか写真が撮れなくて、素敵なのがたくさんあったのに
残念でした。

山口伊太郎、安次郎氏のことは初めて知りました。西陣の頭脳と言われた山口伊太郎氏はフランスのジャガード織を取り入れ
帯の作成を行いました。そのお礼として、源氏物語絵巻を30年以上かけて織り、ギメ美術館に寄贈したとのことです。
そういえば祇園祭でも山鉾の懸装品(けそうひん)にフランスとの交流を感じさせるものがありました。文化はお互いに
影響しあって広がっていくのですね。祇園祭に行けば西陣の織物の歴史がわかると言われているそうです。

融合と進化に源氏物語絵巻を70歳から始めて30年以上かかっていることが紹介されています。常に進化することが存続することと
挑戦を続けている山口伊太郎氏の姿に驚くばかりです。一方安次郎さんは能装束の制作の一人者で能を支える人びと」に説明が
ありますが、55歳で仕事を息子に譲り、好きな能装束の制作に入って行ったそうです。若いころから能を習っていた、お能が好きな
安次郎氏は草木染にこだわって作っているとのことです。竹田さんのお話では観世清和さん達から親父さんと呼ばれて頼りにされているとか。
西陣が生んだすごい兄弟です。「織ひとすじ 千年の技-西陣織兄弟、二百歳の志」という著書がありました。能装束は三百年残ると
言われています。お二人ともリヨン、フランスに対する恩をずっと感じて忘れていません。日本には素晴らしい職人さんたちがいらっしゃいます。
どうか途絶えないでほしいと思います。日本が世界に誇れるものは工芸の世界です。

刺繍(村山刺しゅう)や江戸小紋(染の百趣矢野)なども素敵なものがありました。江戸小紋で白地に黒の細いよろけ縞のようなもので
何気なくいいものがありましたが、当てて見たら自分のもののようになってしまうからそれは止めておきました。似たようなものが好きに
なってしまい、これ以上買わないようにしたいと思っていましたから。

 

 

 

 

 

徳川将軍家と御三家だけに許されていたという歴史の茶屋辻。江戸時代の抑えた藍染めだけの図柄です。

藍の無形文化財、佐藤昭人さんのコーナーがありました。佐藤家は「白花小上粉」を守り抜いて栽培を続けてきて
その藍を用いた工房を次女の夫、中西秀典さんがおこして、素晴らしい帯や着物を作っています。職人の方も
説明に見えていました。友人はその人とずいぶん話していました。ジャパン・ブルーと言われるものはずいぶんと
深い色の藍であることを知りました。

田畑氏のアトリエには上村松園や竹内栖鳳が下絵画家として参加していたとのことです。
その文化サロンには川端康成などの作家たちも参加していたと事で、江戸時代には皇室と
徳川家両方から依頼を受けていたとか。皇女和宮の婚礼衣装や、湯川秀樹夫人のノーベル賞
受賞時の着物など手掛けています。

和服は動く芸術作品ですね。

 

茶室の方にも行って見たかったのですが、今回はこの後如庵に行く予定でしたので、ぶぶ漬けの昼食を
ごちそうになって犬山に向かうことにしました。

 

食事は蔵を改築した場所で取りました。隣に雑貨を売っている蔵もありましたが、
今回はパスしました。

 

新幹線が一時不通になりましたがその後電話があったという佐藤陽子さんは来れたのでしょうか? 久々に聞く名前でした。
マリア・カラスから直接声楽を習ったことが自慢だそうです。佐藤陽子は私と同じ年で、誕生日も2日違いであることを
初めて知りました。

 

May 27  2022  Arimatsu (Nagoya)

 

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