最近見た、庄司紗矢香さんのFBの中の引用がとても印象に残っています。
響きあう心が作る相乗効果。又は出会いが作る物たちの相乗効果。
最近見直している11月の奈良・京都の旅行から嵯峨野厭離庵です。
厭離庵
臨済宗天龍寺派の寺院。藤原定家の小倉山荘跡で、定家が百人一首を撰したところという。のち荒廃し、江戸中期に冷泉家が
修復。霊元法皇から厭離庵の号を賜わる。その後再び衰え、明治に入り復興。書院のほか、茶席時雨亭、定家塚などがある。
明治四十三年白木屋社長大村彦太郎氏が佛堂と庫裡を建立され山岡鉄舟氏の娘素心尼が住職され以後尼寺となったとされています。
嵯峨野にはここ以外に常寂光寺と二尊院にも時雨亭跡がある諸説あります。時雨亭は、6世の常覚尼が大正12年に、定家の山荘
「時雨亭」を茶席「時雨亭」として再興したものです。この辺一帯が百人一首の文化が開いたロマンのある地なのですね。
11月14日
東福寺からJRで京都駅に出てそこから嵯峨野線で嵯峨野嵐山について歩き始めました。
娘がスマホで見るナビに任せていたら、ぐるぐる回ってもつきません。
地元の方に聞いて思わぬ方向から侵入しているらしく、その延長で裏道を教えてもらって
わき道から入りました。
こちらが正面からのアプローチです。
秋の紅葉シーズンだけ公開の厭離庵です。
やっとたどり着くことができました。
音妙
来ぬ人を まつほの浦の夕凪に
焼くや藻塩の 身もこがれつつ
情けないことに字が読めなくて、お寺に電話をして聞いてしまいました。
この命 すこやかにこそあれ
喜びの 一期一会の
うたげたのしむ
克泉(こくせん)
30年くらい前に亡くなられた厭離庵の庵主様の辞世の句とのことです。
娘から借りた写真です。苔が奇麗に写っていました。
茶室の中の写真は失敗してしまいました。
小さいけれど見ごたえのあるお庭でした。紅葉には少し早かったですが、すがすがしいたたずまいでした。
真っ赤な散りもみじで有名とのことで、今度来るときは12月初めくらいがちょうどいいようです。
常寂光寺には何回も来ていて、この看板も何回か見ていたのに、厭離庵の入り口に気が付かなかったなんて。
嵯峨野を歩き回った午前中でした。この後はやはりお庭が好きな祇王寺に何度でも行ってしまいます。
真っ赤な散り紅葉で有名な厭離庵、公開は11月から12月7日までとのこと。
今度は12月の初めくらいに来てみたいですね。
Nov. 14 2022 Sagano, Kyoto