Reflections

時のかけらたち

誕生日に亡き友を訪ねて ・・・ visitng my deceased friend on her birthday

2023-11-17 23:58:21 | thoughts

11月11日

まさかの出来事でしたが、私達はそれを認めて生きて行かなければなりません。
葬儀に間に合わなかったので、小学校の時の友人で親しかった友達3人と一緒に
北鎌倉のご自宅に弔問に彼女の誕生日に行くことにしました。

今年になって親しかった友人二人が亡くなりました。5月にもアレンジをお願いした
私の主人の時素晴らしいブリザーブドフラワーをいただいた同じ方に花束を
作っていただきました。

最初は周りの方たちの心を和らげるようなパステルカラーとお願いしたのですが、
すぐ思い直して、思いっきり彼女らしい個性的なものをお願いして、紫系か
グリーン系かで悩んで、命を感じるグリーンにしていただきました。

彼女の誕生日に捧げる花です。親友に喜んでもらえるようにそれだけを思いました。
再生を願って ・・・ 

彼女の新しい命の誕生をお祝いしました。
予想以上に病気が進行して、それに付いて行けずもどかしかったと思います。
亡くなる前日に電話で話して、進行の速度が速いみたいと言っていた彼女。
残してきたいろいろなものを心配する間もなく旅立って行ってしまいました。
これから一緒に遊ぼうといつも言っていたのに。

一人娘のNさんがアレンジメントをお母さんの好きな色と言ってくれました。そういえば一緒に洋服を
買いに行ったときもグリーン系を選んでいました。

 

 

 

 

 

私にまでリースを用意してくれました。

 

11月11日の当日の朝

 

新婚の頃、よく遊びに行った北鎌倉の家にお参りに行きました。
たくさんの花に囲まれて、つい今までそこにいたであろう場所に遺影があり、嘘のようです。

学生時代の話や懐かしい時代のことを語り、お嬢さんも知らないことをたくさん聞けて
お母さんのことがもっとよくわかってよかったのではと思いました。とてもしっかりして
いました。ご主人はまだ突然の出来事に戸惑いや自責の念がありお辛いと思います。

お嬢さんが用意したバースディ・ケーキをいただきました。本来なら一緒にお祝いしようと
言っていたのですが・・

子供の頃私たちはちょっとおませで、よく渋谷まで映画を見に行ったりしていました。
活発な彼女に大学生の頃はスキーに連れて行ってもらったり、社会人になるとお茶の稽古に
誘って結婚まで一緒にお稽古をしました。展覧会も合うものがあるとよく一緒に行っていました。
最近ではヨットに乗せてもらったり、私は花巡りに誘ったりして過ごしていたのに。少しずつ
彼女に異変が起きて病気が進行していたのですね。

帰り道 葉祥明美術館の前を通り、

80歳のおばあさんがやっている甘味処でお茶をして一息ついて、東京に戻りました。

 

Nov. 11  2023  Kita-Kamakura

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ボビンレース作品展の準備 ・・・ preparation for bobbin lace exhibition

2023-11-16 11:19:05 | a day in the life

11月14日

 先生の作品

ボビンレースの作品展が15日より九段生涯学習館で始まります。その準備のお手伝いに14日の午前中に行ってきました。

 

体験はなんと今日の午後ですね。興味ある方は是非。

 

朝は富士山が真っ白に朝陽を受けて輝いていました。

 

 先生の作品

 

 

  

 

 

 

 

 

今度やってみたいのはカラーです。セーターに付けたりして使えます。

 

 

 

私の作品は断続レースのフローレンス・スターと

ギンプを使ったアネモネです。習い始めはトーションという手法をやりますが、糸が直角に交差します。

これも出しましたが、家で写真を撮ったものです。

 

 

 



今はブックマークにハマっています。やっと人に織ってあげられるようになったと先生の許可がおりたので
小品を研究してみたいと思っています。

ボビンレースのいいところは間違っていたら先に進めないところ。頭の中と糸の整理ができていないといけません。
そして答えがあるところ。昨日もCupid's Arrowsの2回目をやっているのですが、何回解いたことか・・・

 

一仕事終えて九段から近いイタリアンのお店「オリーブオイル」でランチ。

 

 

 

帰りは珍しくバスで。バス停の前の木の花をずっと見ていました。

 

日暮れの富士山


 

最近Beatles の曲が音源をうまく取って再演奏することができオンエアされました。
最新のテクノロジーの力です。
Johnがテープを持っていたそうだけど懐かしい声が聞けて嬉しいですね。ちょっぴり切ない曲です。

The Beatles - Now And Then (Official Music Video)

Now and Then

I know it's true
It's all because of you
And if I make it through
It's all because of you

And now and then
If we must start again
Well, we will know for sure
That I will love you

Now and then
I miss you
Oh, now and then
I want you to be there for me
Always to return to me

I know it's true
It's all because of you
And if you go away
I know you'll never stay

 

12月のオラフソンのゴールドベルクも楽しみです。

バッハ(Bach) ゴールドベルク変奏曲(Goldberg Variations ) イタリア協奏曲 パルティータ第4番 解説付き 他 グレン・グールド (Glenn Gould )

 

最近日航機事故に関するTV番組を見て、あの事故から残された家族の方が空の安全や、自分の想いを伝えるために
絵本を作成したり、いろいろ活動されていることを知りました。

なにげない日常の大切さを語り、ほんとうにこの世界を見て思います。
自分自身も失ったことのつらさを感じる今日この頃です。持っているものは全部失われるので
持たないというヘミングウェイのことばを若い頃聴いたことを思い出したり・・・

 

Nov. 14  2023  Kudan

 

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最後の難関 高原-滝尻王子 ・・・ trip to Koyasan & Kumano Kodo -12

2023-11-15 23:59:52 | wonderland

10月18日

熊野高原神社にお詣りして、朝食を取ってからいよいよ熊野古道最後のルートは滝尻までです。

夫婦地蔵尊

 

 

針地蔵尊

こちらからは緩やかな登り道でした。

 

飯盛山の頂上に着きました。

 

気持ちのいい眺めでした。
日本人の若い女の子2人組が珍しくいました。
出会う人たちはほとんど外国人、特に欧米からの家族や、カップルが多かったです。
完全装備で登っていました。急坂を登ってやっとここに着いたのです。
コンニチワとにこやかに挨拶をしてきます。お互いの労をねぎらいます。

ここからは急な下り坂の連続でした。

 

この下り道で何回か滑って転んでしまいました。
何でもないところで転んでしまうのです。足に力はいらなくなってきたのでしょうか・・・
そのたびにしばらく荷物を持ってもらい降りてもらうと繰り返し、カメラはとうとうずっと
持ってもらってしまいました。彼は飲料水もたくさん持っていたので申し訳なかったのですが。

 

 

休憩を何回かしながら、時間をかけて下りました。

 

剣ノ山経塚跡

 

 

気をつけながら降りて難関を通り過ぎたところでなんでもない木の根っこに足を取られて
最後には前に転倒してしまいました。幸いどこも打たなかったのですが、筋が少し伸びて
しまった感じ。

とにかく急な坂は木につかまりながら降りてきました。ストックも体重をそこに逃がして
大変役に立ちました。彼はこんな山道と想像していなかったのでストックを持ってこなかったので
大変だったと後から話していました。

度々エネルギーチャージ。

 

 

不寝王子(ねずおうじ)

 

乳岩

 

 

胎内くぐり

ここをくぐることができれば安産の言い伝えのある岩です。
もう必要ないので、上を眺めただけで終わりです。

そのあとも急坂が続き、木につかまって休憩していたら、後から来た台湾人と
思われる中国人のシニアに行きましょうと励まされました。

やっと滝尻王子に降りてきました。3.9km 2.5h となっていましたが、何と8:30に出発して13:30着。
老人なので倍かかってしまいました。本当に急な坂が続き、登りは荷物もあり、絶対無理でしたが
下りの方が大変とも言われています。

滝尻という名前は石船川の急流が富田川にそそぐ滝のような水音からきたといわれているそうで
滝があるわけではないのですね。

水が豊かな熊野です。

 

無事降りてこられたことを感謝。
そしてソフトクリームで疲れを癒しました。

 

 

14:03発のバスにのって田辺に向かいました。
バスの中で宿にお願いしたおにぎりを食べて昼食です。

紀伊田辺着           14:48
紀伊田辺発 JR特急くろしお26号 15:37
新大阪着            17:51
新大阪発 ひかり662       18:18
東京着             21:12

 

それほどハードな計画を立てたつもりはないけれど、最終日は滝尻に着いたらもう限界といった感じ。
急な坂とガイドブックに書いてあったら本当に急な坂なのね。

14日  12,382歩     7.8km  九度山 天野
15日  31,564歩  17.8km  天野 高野山
16日  15,209歩     9.8km  高野山   龍神
17日  19,506歩  11.9km  龍神 熊野古道(中辺路)
18日  14,937歩     9.3km  熊野古道(中辺路)

 

広大な宇宙や時間の流れを感じ、美しい夢のような景色を見ることができた心に残る旅でした。
海外からの旅行者に出会い、久々の英語。国内旅行とは思えませんでした。多くの人を引き付ける場所だったのですね。

反省点:最初のうちは綿密に計画を立てるのですが、最後の詰めが甘くて、直前に必要な地図などの準備を忘れないようにする。
    いつも探し物をしているので、リュックや手持ち荷物の中の入れ場所を固定するようにする。

 

Oct. 18  2023       Kumano Kodo

 

 

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朝の霧の里高原散歩  ・・・ trip to Koyasan & Kumano Kodo -11

2023-11-14 23:57:57 | wonderland

10月18日

あっという間の5日間の旅行の最終日です。
朝6時に待ち合わせて熊野高原神社まで行こうと約束していたのに、友人はもうどこか
パトロールに出かけちゃった。携帯に電話したら、食堂に置きっぱなしの携帯が鳴って
笑ってしまいました。少ししたら戻ってきて、夜明け前の星がきれいだったという。
もう少し早く起きればよかった。

明け方の空に光る星は・・・

まだ明け行く空にいくつかの星を見ることができました。

 

 

 

 

熊野高原神社まで行ってみました。

雲海とはいきませんでしたが、下の方に雲か霧なのか・・

 

 

 

 

 

 

 

 

熊野高原神社

この神社の周りの古木は南方熊楠や住民によって守られたものです。

 

朝早いのにアジア系の女性が一人で散歩していました。

 

神社の奥にも森が広がります。樹齢1000年と言われる大楠の木の存在感がすごいです。

 

神社の休憩所には自分でスタンプを押して御朱印帳が作れます。
朝散歩で自分の御朱印帳も、熊野古道のスタンプ帳も持ってこなかったので、手帳に押して持って帰りました。
そのテーブルには外国人の御朱印帳が忘れておいてあり、細かく英語で説明を書いていて、かわいそうに。
取りに戻れたかしら?

 

 

前日の牛馬童子像はスタンプのインクがあまりなくて、しかも逆さ!

 

見晴らしのいい「高原霧の里休憩所」の駐車場に再びやって来ました。

 

朝日に輝く山々です。

 

 

 

 

 

 

朝の景色はまるでグランドマーモーゼスの絵の色。

 

 

 

ノブドウ

 

星空の宿への帰り道に再び熊野高原神社の横を通って・・

コシオガマ

 

 

ムラサキシキブ

ゲンノショウコ

 

 

シシウドに似てるけど・・・

チャノキ

サザンカ


7時過ぎに民宿に戻って朝食を取りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

Oct. 18   2023    Takahara

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霧の里、高原についた!・・・trip to Koyasan & Kumano Kodo -10

2023-11-12 22:51:35 | wonderland

10月17日

熊野古道で行ってみたかった高原。運が良ければ朝、雲海も見れるという。

 

 

 

熊野高原神社。南方熊楠が守った神社の森が奥に広がります。
神社は翌日見ることにして、とりあえず宿に向かいます。

「まさら」は一日確か一組の宿でご主人とフランス人の奥様がやっている宿で、ちょっとひかれましたが
高いのでパスして、人気の「霧の郷たかはら」は半年前に予約でいっぱいで取れませんでした。

やっと取ることができた民宿「星空の宿」まではもう少しで着く所でしたが、心配した宿のご主人から電話が
入りました。

 

 

 

宿について、カウンターで手続きをしている時、おいしいお菓子となんとおいしい水を出してくれました。
しかし自然の水で飲料水にするため、この地区ではやはり消毒をしないといけないとのことでした。野生動物が
いるためです。

宿帳のほとんどが外国人。日本人は予約を取るのが遅いので取ることができないとのこと。
この日のもう一組の宿泊客はニュージーランドからでしたが、キャンセルとのことで貸し切りでした。

 

 

 

 

オーナーは梅農家で、木をふんだんに使ったコテージは気持ちがよかったです。

大きな鳥がきてギャーと鳴いていました。

夕飯は量が多すぎて。てんぷらは山野草もあり、ユキノシタも食べるのですね。
すべてが家庭的な味付けでおいしかったです。
全部食べ切れず残してしまったのですが、よく食べたと褒められてほっとしました。

夜は星を眺めに外に出ました。ご主人から部屋の電気は全部消して、明かりを持って出かけるように
と言われて、真っ暗な中、出かけました。
二人で満天の星空の下、その宇宙を楽しみました。星がありすぎてこれで星座とか
わかるのかしらと思うくらい・・・ 今まで見た星空で一番多い星たちでした。
「星空の宿」でお天気にも恵まれてその世界を堪能しました。

星空に亡き友を思いました。この宇宙と私・・自分が存在する不思議も・・

後は檜のお風呂で今日の疲れを取って休みました。

 

Oct. 17  2023   Takahara 

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熊野古道 牛馬童子像~近露 --- 高原まで ・・・trip to Koyasan & Kumano Kodo -9

2023-11-12 17:00:16 | wonderland

いよいよ17日後半の熊野古道歩きです。

この日のポイントは15:06中辺路美術館発の明光バスで栗栖川までいくことと
栗栖川から高原まで暗くならないうちに行きつくことです。栗栖川から高原への登り道は明かりがないとの
ことでした。星空の宿のご主人から途中で困ったら電話してと言われていました。細い山道で車はすれ違う
ことができないところです。バス通りを歩くと3km以上あるので急坂続きのショートカットを選んで時短しようと
いうものです。

13:23 牛馬童子像口着 バス停の近くにお店とトイレがあり、ハイカーの休憩地となっていました。
   外国人のハイカーが多く、鳥をみつけて見ていました。

ここで季楽里龍神で残した朝食で作ったサンドイッチを食べました。
売店もあり、お弁当も買うことができますが、友人は私が持って行ったフィナンシェだけで
いいんだって。

身支度を整えて、近露王子を目指して出発。1.5kmで近いのですが、15:00にはなかへち美術館の
バス停にいないといけないので、行けるところまで行って引き返す計画です。

 

 

 

 

牛と馬にまたがる僧服の石像は花山法皇の熊野詣の旅姿であるとも言われ、田辺市指定史跡となっています。
明治時代に作られたものですが、高さ50cm程の姿は小さくてかわいい印象で、中辺路のシンボル的存在と  
なっています。牛馬童子像のある箸折峠は、花山法皇が食事をとるため休憩した際、近くに生えていた萱を  
折って箸にした為、その名がついたと伝えられています。

 

途中、威勢のいいオレゴンから来たという、アメリカ人女性のグループに会いました。元気いっぱいでしたが
私のことをstrong womanだって。そういえばここまで高齢者はあまりいないかも。

 

箸折峠を越えて降りてきました。

 

 

日置川に架かる橋は北野橋

 

 

後から地図をよく見るとこの橋を渡った所に近露王子はあったみたいですが、みつけられませんでした。
途中で方向指示がなくなってしまっていて。

 

なかへち美術館が見えてきました。初めて熊野古道に来た時に本宮から田辺までのバスに乗り、
途中休憩した場所です。

 

友人は近くを探検に行きましたが、収穫なし。私はバス停で待っていました。
数名の外国人観光客がいました。

ここからバスで栗栖川まで行き、歩いて高原に上がります。

15:25に栗栖川について、まず方向を確認。高原へのショートカットは高原から栗栖川への逆ルートの
写真付き説明しかないので、少々頭がこんがらかります。写真は進行方向後ろの風景になるからです。
謎解きのようなルートです。しかも急な登坂が続くと書いてありました。

反対方向のバス停には外国人のグループがいたので、きっと高原から歩いて降りてきたのでしょう。

 

富源橋(ふげんばし)を渡ったのでひとつクリア。

 

 

 

熊野古道への道の方向指示がありました。
ここを曲がると最後まで登り坂の大変な道でした。
下のバス停に数名の外国人がいたので、きっとここを下ってきたのでしょう。

 

 

 

 

この坂道、どこまで行っても登りで疲れてきます。
終わりがあるのだろうかと思うくらい・・・
山をくるくる回っているので先が見えません。

 

やっと林道を抜けることができました。前が開けた時のうれしさ・・

 

 

 

 

それでも道を間違えて、他の家に入って行ってしまったり。

 

やっと目的地に到着しました。出会いたかった景色です。
ポツポツとこの景色を楽しんでいる外国人観光客がいました。
シニアの人もいましたがきっと車で移動したのかなと思いました。
欧米人の観光客が多く、この棚田の風景にひかれるのでしょうか・・

ここまで来れば熊野高原神社もすぐで、その先に民宿があるはずです。

登り続けて1時間かかりました。

 

Oct. 17  2023  Kurisugawa  → Takahara

 

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日高川沿いを龍神温泉まで歩く ・・・ trip to Koyasan & Kumano Kodo -8

2023-11-10 20:29:55 | wonderland

10月17日

季楽里龍神(9:30)~龍神温泉~温泉寺~曼荼羅の瀧~龍神温泉12:23-牛馬童子口13:23(軽いランチ)
熊野古道 牛馬童子口(13:40)~近露王子~なかへち美術館15:06-栗栖川15:25~高原(16:30)高原熊野神社~星空の宿

今回の旅行のもう一つのハイライト、熊野古道高原へ向かいます。

1日に1本しかも期間限定で高野山と熊野を結ぶバスに乗る時刻に合わせて季楽里龍神から龍神温泉まで歩き、
曼荼羅の瀧まで行ってから龍神温泉のバス停から乗るように変更の連絡を入れました。聖地巡礼バスを龍神温泉から
牛馬童子口まで、紀伊田辺行きのバスをなかへち美術館から栗栖川まで使って、あとはハイキングやウォーキングで。

 

龍神村ウォーキング

 

季楽里龍神の国民宿舎の部屋からの眺め。
温泉も素晴らしく、珍しく朝食前にも入ってきました。

バイキングの朝食で食べきれなかったパンにコロッケをはさんで、チョコレートデニッシュを
こっそり持ち帰り、ハイキング中の昼食にしました。

 

9時過ぎに龍神温泉に向けて出発しました。

 

 

日高川沿いをずっと下って行きました。川の流れる音を聞きながら・・・

 

 

なんとこんなところでアケボノソウを発見。
出会いを喜びました。今年は裏高尾や向島百花園にも見に行っていませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなところにもアケボノソウです。

 

 

 

 

温泉街に入ってきました。


 

熊野信仰から名湯として知られている龍神温泉の歴史は長く1300年にも及ぶと言われています。

飛鳥時代に役行者が発見し、その後弘法大師が難陀龍王の夢のお告げによって開湯されたと伝えられている龍神温泉。
「龍神」という名も夢のお告げからそのまま温泉の地名となったと言われています。

江戸時代の頃には初代和歌山藩主である徳川頼宣公が藩費を使い宿を建築するなどお気に入りの場所だったようで、
龍神温泉は紀州藩の藩湯として廃藩まで愛され続けてきました。

                                           宿ログJPより

上御殿からも曼荼羅の滝に入ることができます。

 

案内を見て、滝に行く前に幕末の歴史が残る「天誅倉(てんちゅうぐら)」まで歩いて行くことに
しました。

 

クサギの実がたくさん・・・

途中十津川村方向に曲がって進んでいきました。一人だけ女性のハイカーとすれ違いましたが、人もいない
ひっそりとした温泉地でした。

 

 

 

この後、大きな道路に出て、天誅倉と曼荼羅の滝は繋がっていないような気がして、来た道を戻り
元湯側から温泉寺を通って滝へと向かいました。

 

温泉寺

ここから続く曼荼羅の滝への登り道は結構険しく、なかなか着くことができません。
大変な時は写真を撮っている場合ではないのでいつも写真がほとんど残っていません。

案内には遊歩道と書いてありましたが、とんでもない山道でした。

途中、簡単な東屋みたいのがあったのでそこに荷物を置いて、身軽になって進みましたが、
なかなか滝につかず、遠くに滝が見えるというところまで行って引き返しました。
一日一本しかないバスは絶対に逃せません。

 

遠くに滝が見えるというのですが、私には見えませんでした。(泣)

下りは意外に早く、少し時間の余裕があり、ほっとしました。

上御殿側にやっと降りて、その前のバス停でバスを待ちました。

曼荼羅の滝はなかなか行くのが大変なところでした。天誅倉にも行こうと思ったのが
間違いでした。そこで時間を取ってしまったので、滝の近くまでは行くことができませんでした。

枯れ葉かと思ったら

ヒョウモンチョウだった。

 

山奥に歴史が残る龍神。曼荼羅の滝や曼荼羅美術館もあり面白い場所でした。

 

龍神温泉街から歩いて登る曼荼羅の瀧へ

曼荼羅の瀧10m 龍神温泉

幕末の歴史が学べる! 龍神の山奥に今もひっそりと佇む天誅倉

 

Oct. 17  2023  Ryujin Onsen

 

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今年のカレーラス ・・・Jose Carreras recital with Lorenzo Bavaj ”Passione”

2023-11-07 22:52:14 | music

11月4日 

ホセ・カレーラス テノール・リサイタル  サントリーホール 19:00~

 

 

ホール前にはたくさんの人がいましたが、やっと引いてきたのでそろそろ入ろうかな・・

久しぶりのサントリーホール。

 

ピアノ:ロレンツォ・パヴァーイ

プログラム)
ベッリーニ:私のフィッリデの悲しげな姿よ
ベッリーニ:優雅な月よ
ヴァレンテ:パッショーネ
ヒナステラ:忘却の木の歌
セラーノ:ハンガリーの歌 ~『神の心』より
ロジャース:魅惑の宵
ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リヴァー
ブロズキー:ビー・マイ・ラヴ
カルロス・グァスタビーノ:バラと柳 LA ROSA Y EL SAUCE (Carlos Guastavino)
Josep Ribas:君への愛ゆえに ROSO - PEL TEU AMOR (a Catalan song from the musical "Pel teu amor" )


アンコ ール)
ファルヴォ:彼女に告げて
トスティ:かわいい口元
カルディッロ:カタリ・カタリ
クルティス:夜の声
ディ・カプア・マッツッキ:オー・ソレ・ミオ
ララ:グラナダ
アカンポーラ:冬

プログラムは公演案内に一部載っていたのと、聴いたことのある曲を調べて書いているので正確ではありません。
主催者はセットリストを掲示してほしいと思いました。毎年行っているのでプログラムの冊子は買いません。
だいぶ前から会場での掲示はなくなり、HPでのプログラム公開は今年はまだ載っていませんでした。

11月11日追加                                    
プログラムがアップされていたので載せます。ピアノソロも加え、抜けがありましたね。
これでスッキリ                                 


 

今年のプログラムは今までとだいぶ変わっていました。民謡風なものとか、ポピュラーソングが並び、声量が
衰えたのかと心配しましたが、歌っているうちにどんどん乗ってきているのがわかりました。
曲目としてはアンコールで彼の本領発揮というような感じで、いつものようにスタンディング・オベーション、喝采の嵐の中
アンコールを次々と歌ってくれました。

今回はいつもとあまりにも違うスタートだったので、声の出し方も違うし、ちょっと心配でしたが、後から今回のコンサートは
特にU25のチケットがあり、若い人にも親しみやすい曲や、いろいろな言語で歌われる曲を選んだということがわかり、ほっと
しました。

 

 

やっぱり観客はカタリやグラナダがないと帰れません。76歳にしてこの姿勢は素晴らしく、最近話題になった日本の歌手とは
偉い違いです。いくつになっても人に与え続ける人です。

いつも華やかなコンサート会場で和服の人も多いのですが、今回はイヴニング・ドレスのような人もいました。
私はいつもなら和服ですが、膝を痛めている上に、この日は午前中ベルカント、午後に桜新町の叔母の老人ホームに
尋ねて行くことになったので動きやすい服装でした。それでも和服の生地で作ったジャケットを羽織っていたので
隣の方に和服地ですかと聞かれました。

今まであまりいいと思わなかった「魅惑の宵」もよかったです。亡くなった親友と「南太平洋」を中学生の頃
東急名画座まで見に行ったことを思い出します。Moon Riverも大好きな曲ですが、亡き主人も大好きで歌詞を書いたり
していました。

カレーラスの憂いを含んだ声は私のお気に入りです。辛かった時にいつも励ましてくれた歌声で、支えられてきました。

パッショーネやRoso素晴らしかったです。アンコールはまるで本プログラムでどんどん声が出てくるような感じで
盛り上がりました。

 

José Carreras sings - Passione (Valente) - 2008 (12/19)

 

José Carreras sings - Rosó (o Pel teu amor) - 2008 (19/19)

 

José Carreras sings - Voce 'e Notte (De Curtis/Nicolardi) - 2008 (18/19)

 

José Carreras sings - La Rosa y el Sauce (Guastavino) - 2008 (9/19)

 

 

 

午前中はベルカントのレッスンでいつもの安藤先生が公演前で忙しくピアノをいつも弾いてくださるソプラノの
山畑先生に教えていただき、ソプラノの曲なので女性の先生に教えてもらって新鮮でした。その曲の気持ちとか
解説していただいて。La Wally のキラキラした美しさを感じながら・・・ 難しいけれどこの曲が本当に好きに
なりました。

Anna Netrebko (La Wally) Ebben ne andro lontana (Paris 2007)

 

午後は世田谷の老人ホームにいる叔母に会いに妹と待ち合わせて、ちょうど軽井沢から実家に戻り仕事をしていたいとこに
連れて行ってもらいました。高齢でもう軽井沢にも来ることができなくなってしまった叔母に会える機会もなかなかないので
妹が叔母にこの季節だけある虎屋の栗の羊羹を食べさせたいとの思いがきっかけでした。いとこのことも最初はわかっても
わからなくなってしまう、微妙な状態と聞いていたので心配でしたが、最後まで意識がはっきりしていていい時間を過ごすことが
できました。急に行くことになったので私は何も持って行く準備が出来なくて、ホックニー展で買った「春が来ることを忘れないで」
のポストカードを渡しました。いとこの話だとこんなに状態がいいのはホームに来て初めてのような感じで、「ありがとう」という
ことばもここでは初めて聞いたと喜んでくれました。

そのあと家に戻ってからカレーラスのコンサートに行くという久々のハード・スケジュールでしたが、どれも感動がたくさんあり
濃密な一日でした。

 

 

 

 

お昼ご飯を千鳥ヶ淵でお弁当を食べて、半蔵門線が田園都市線に乗り入れているので桜新町まで
1本で行くことができました。

 

Nov. 4  2023   Kudan  → Setagaya → Roppongi

 

 

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森に集う:片田好美 水彩画展 ・・・ Yoshimi Katada exibition at Seijyo

2023-11-06 21:56:31 | art

11月5日

何年ぶりかで成城の緑蔭館ギャラリーに蓼科の森がやって来ました。
片田好美さんの鳥と花の水彩画展です。

片田好美さんは薬科大出身、その後ジュエリーデザイナーや木版画家を経て、自然と共に
暮らし、鳥や花を描く水彩画家となった異色の経歴を持つアーティストです。
そのきゃしゃな体で冬は雪深い蓼科の山の上に住み、鳥や動物たちと共に生きて、絵を描き、音楽を
聴いて暮らすパワフルな女性です。その活動を支えているのが妹さんの年美さんで作品のすべてを
整理してデータ化されているとか。

この日の展覧会にはたまたま軽井沢から戻ってきている自然の好きな従妹も誘って、娘と一緒に朝早く出かけました。
諏訪ッチご夫妻とも何年ぶりに会うのでしょう・・。そして午後には繪子さん一家もすらっと背が伸びたお嬢さんと
一緒に来てもう7年ぶりくらいかしら・・ マーさんもお元気そうで素敵なご家族でのびやかに暮らしている
様子がわかりました。Uさんが思いがけず玄関に現れたときは私は驚いてUさん!と大きな声で叫んでしまいました。
諏訪ッチさんとUさんも引き合わせることができたし、鳥が好きな従妹に片田さんと諏訪ッチさんを紹介できて
良かったです。トントンが来ることができなかったことがちょっと残念でしたが、この年になると体調が第一です。
こんなにこの場所に親しい方たちが集うなんて・・ Uさんとも久しぶりでうれしく、花情報を教えていただいたり・・
今までの何年分かが凝縮したような時間でした。
片田さんは娘にまで話しかけてくださって、来ている方たちにも丁寧に質問に答えたり、絵の描き方や色の出し方まで
教えてあげていました。多くの方が見えていたので、あまりお話ができなかったのですが、お会いできただけでも
嬉しかったです。

 

左端に絵の説明をされている片田さん・・

 

 

 

 

 

鳥たちの目がかわいくてたまらない・・ 片田さんが同化している自然。
片田さんは鳥の性格を見てからその絵を描くとのことです。愛情の深さがわかります。
そしてただ描くのではなく、鳥についてすごく勉強をされているのです。

森で暮らす片田さんにしか描けない、命のある自然です。
原画はやはりパワーがありますね。

 

Nov.5  2023  Seijyo

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龍神温泉へ ・・・ trip to Koyasan & Kumano Kodo -7 

2023-11-03 23:59:01 | wonderland

16日

5:00 起床  5:30出発  6:00 奥之院(生身供と朝の勤行見学) 8:00 kokuu(朝食) 
9:00 奥之院 10:01 奥之院前出発  11:40 季楽里龍神着 (昼食) 
午後は近くを散策 曼荼羅美術館佐久間橋皆瀬神社季楽里龍神
18:00~夕食  あとは温泉

 

高野山奥之院前を出て世界遺産アクセスバスで季楽里龍神に向かいました。
このバスなんと私たち以外外国人ばかりでしかも満席。事前予約が7月から始まっていたので
すぐ押さえたものです。バスに乗り込むと親切なアメリカ人らしきシニアが荷物はあそこに置くといいと
教えてくれて指を立ててOKサインを送ってきてくれました。何か旅行中ってみんな助け合ったりする
のですね。

 

気持ちのいいスカイラインです。緑と青空の中を走ります。

途中護摩壇山でバス会社が変わるので乗り替えます。
黒ゴマソフトがあったのでいただきました。外国人からはそれ何と聞かれて・・・
色が悪いって。


私達は季楽里龍神で降りたのですが、全員ランチ休憩の時間となっていました。


宿泊する国民宿舎の前で止ったので、そのままそこでランチを取り、荷物を置いて近くを散歩しました。

 

宿舎の前に曼荼羅美術館があったので、そこに入ってみることにしました。

 

入口の写真をウェブサイトよりお借りしました。

 

奥には畳の部屋もあり、展示物が多く、チベット仏教のものもあり、面白くて結構ゆっくり見て
まわりました。

日高川に沿って登り、吊り橋の所まで行ってみることにしました。

 

 

最近TVでも放映されたという佐久間橋。これは摑まるところも遠く、低くて
ちょっと怖いのでパス。友人も少し行ってすぐ戻ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

こんなに元気なイタドリ見たことありません。

 

 

皆瀬神社を回り、近くの吊り橋を渡ることに。

 

こちらなら大丈夫です。少し揺れますが手すりにつかまって渡りました。

 

ホテルに戻り、友達の部屋でお茶を飲んでから、それぞれゆっくりしてから夕食で会うことに
しました。男子もOKの女子旅プランで予約したので、熊野牛の陶板焼きが付いたバイキングでした。
ふだん野菜を取れていない彼はサラダばかり食べていました・・・ 信じがたい食生活。

温泉はまったりしていて、お肌もすべすべになりました。

夜部屋にやっとTVがあったので付けたらちょうどバタフライエフェクトの中東の100年の歴史を
やっていて、今起きている紛争の根深さを改めて感じたとともにロレンスの苦悩も感じることが
できました。結局国家に利用されてしまいアラブ人を結果裏切ってしまったロレンス。

その前日はkokuuの二段ベッドの下で眠る時には矢立から高野山に登って行った景色が頭の中を流れて
いましたが、この日は広い部屋でゆったりと寝た休まる一日でした。

 

Oct. 16  2023  Ryujin

 

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