碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

トータル訪問者「90万人」に、感謝です

2013年09月02日 | テレビ・ラジオ・メディア

この「碓井広義ブログ」のスタートは、2008年4月。

そして昨日、訪問してくださった人の数が、トータル「90万人」を超えました。

総閲覧数も、約344万。

本当に、ありがとうございます!

いつもながら、読んでくださっている皆さんの存在が、大きな励ましです。

引き続き、どうぞ、よろしくお願いいたします。

週刊新潮で「あまちゃん」荒巻太一と秋元康氏についてコメント

2013年09月02日 | テレビ・ラジオ・メディア

「秋元康」をおちょくった「あまちゃん」
宮藤官九郎にNHKの冷や汗

うっかり地雷を踏んでしまわないかとハラハラしているのは当のNHKだという。大人気の朝ドラ「あまちゃん」で、AKB48をおちょくりまくる脚本担当の宮藤官九郎(43)に、秋元康氏(55)の堪忍袋の緒がブチ切れやしないかと――。



記事では、「あまちゃん」について、あらためて解説。

「荒巻太一」と秋元氏、AKBとGMT、秋葉原のAKB劇場と上野「東京EDOシアター」、さらにAKB「総選挙」と「国民投票」などの対比ですね。

それから、アキの母・春子が荒巻に向かって放つ、きつーい名セリフ(笑)も紹介しています・・・・

「毎年さ、かわいい子30人か40人集めて、才能ないのに舞台に上げてさ、その中から10年後、何人残っていると思う? せいぜい1人か
2人だよ」

「普通にやって普通に売れるもん作りなさいよ!」


はたと膝を打ちたくなるセリフだが、上智大学教授の碓井広義氏
(メディア論)が言うのである。

「荒巻が秋元氏を模しているのは明らかで、ドラマでは彼の音楽ビジネスの仕組みを上手に解説してみせている。しかも、あくまでユーモアを交え、けしからん男だとは描いていないのが上手いですね」

(週刊新潮 2013.09.05号)



・・・・この後、記事には、「パロディにすることは、プロデューサーが事前に秋元氏にお伺いを立てて了解を得ています」というNHK関係者の談話も出ていました。

「あまちゃん」も、あと1ヶ月。

今週は、いよいよ、東日本大震災がドラマの中で描かれます。


まだまだ加速する「半沢直樹」

2013年09月02日 | テレビ・ラジオ・メディア

日曜劇場「半沢直樹」。

2週間のご無沙汰でしたが、今回もまた、目ヂカラ、健在でした。

それと、伊勢島ホテルの専務を演じる倍賞美津子さんが、益々いい味出してます。

ドラマの仕事でご一緒したのは約30年前ですが、特徴のある声は
変わっていませんね。

あの低音のしゃがれ具合がいいんだなあ(笑)。

「金融庁の黒崎」こと片岡愛之助さんもそうですが、いいドラマは
脇の面々が存在感を放ちます。

終盤へ向かって、まだまだ加速しそうな「半沢」です。









<追記>

「半沢直樹」視聴率初の30% 
土下座シーンは34・2%

TBS系で1日夜に放送されたドラマ「半沢直樹」第7回の平均視聴率は、関東地区で30・0%だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。関東地区で初の30%の大台に乗った。

瞬間最高視聴率(関東地区)は34・5%で、午後9時52分の次週予告の場面。TBSによると後半にかけて視聴率があがり、半沢(堺雅人)が、伊勢島ホテルで、大和田常務(香川照之)から担当替えを言い渡され、土下座を強いられる場面あたりは、34・2%だった。

関西地区は31・2%で、前回に引き続き30%を超えた。瞬間最高視聴率は35・9%。

(産経 2013.9.2)


今週の「読んで、書評を書いた本」 2013.09.02

2013年09月02日 | 書評した本たち

長いタイトルです。

「お家で鑑賞できる100人の映画通が選んだ本当に面白い映画
109」(近代映画社)


そう言われると、どんな映画が並んでいるか、ちょっと気になるではありませんか(笑)。

たとえば、大人アクション(っていうククリも面白い)としては、

「グロリア」
「ガルシアの首」
「狼よさらば」


スポーツでは、

「ロンゲスト・ヤード」
「勝利への脱出」
「スラップ・ショット」


ふむふむ、悪くないラインナップ、いえ、なかなか嬉しいチョイスです。

定価580円もリーズナブルな映画ガイドでした。




今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。

塩澤幸登 
『雑誌の王様~評伝・清水達夫と平凡出版とマガジンハウス』 
河出書房新社

戸高一成 『巨大戦艦 大和』 NHK出版

鈴木涼美 『「AV女優」の社会学』 青土社

吹浦忠正 『よくわかる日本の国土と国境』 出窓社

* 書いた書評は、
  発売中の『週刊新潮』(9月5日号)
  読書欄に掲載されています。