碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

「半沢直樹」最終回の視聴率は、42.2%!

2013年09月24日 | メディアでのコメント・論評

朝9時、新聞社から連絡あり。

「半沢直樹」最終回の視聴率が出ました。

42.2%!

瞬間最高視聴率、46.7%。

23日に、このブログで「視聴率が注目されていますが、予想としては、40%いったかも」と書きましたが、やはり、“ミタ超え”しましたねえ。

・・・・ということで、この夏、社会現象化したこのドラマの魅力について、記者さんにお話ししました。


週刊朝日で、「あまちゃん」を語る

2013年09月24日 | メディアでのコメント・論評

発売中の「週刊朝日」最新号、「あまちゃん」特集です。

この記事の中で、次のような皆さんと並んで、「あまちゃん」について語っております。


大特集
さよなら「あまちゃん」!
「あまラー」たちの愛のゆくえ


●亀和田武
「テレビの力」の偉大さ証明 能年さんは伝説になる

●ダイアモンド・ユカイ
太巻の歌作りはカタチから これぞ朝ドラ界のロックだ

●漫画家・まついなつき
イケメン2トップに学ぶモテ・非モテ大原則

●裁判傍聴芸人・阿蘇山大噴火
感動したダサさの肯定 1日3回「傍聴」の日々

●漫画家・青木俊直
「あま絵」はファンレター 「こんなに好き」伝えたい

●泉麻人
節目節目の「いつでも夢を」 大家族の幼少時代に回帰


そして、私の部分は以下の通りです・・・・


視聴者の想像力を拝借 
震災表現 この手があったか

1966年の「おはなはん」から約50年、NHKの朝ドラは欠かさずに見てきました。「あまちゃん」は10年に1本の傑作だと思います。こんなにも毎朝笑える朝ドラなんか、いままでなかったですよ。

それに、これまではヒロインの女性の一代記であることが多かった。ヒロインの幼い頃から年を取るまでを、複数の女優さんが演じることも珍しくありません。けれども「あまちゃん」は、2008年から13年までの5年間という「現在」を描いている。こんな作品はなかったですよね。

「あまちゃん」の中で、東日本大震災を描いたことも話題になりました。もちろんいままでも、あの震災を取り込んだドラマはありました。けれども、震災と真正面から向き合い、そして登場人物と一緒に歩むように描いたものは、おそらく初めてでしょう。

9月2日に放送された震災のシーンは、煎じ詰めて言えば、たった二つのもので表現されました。一つ目は、大吉さんとユイちゃんの表情。北鉄に乗っていてトンネルに閉じ込められた二人が、トンネルの外まで歩いていって津波の爪あとを見たときの、絶望とも驚きとも取れるような表情は、非常に印象に残っています。二つ目は、観光協会にあるジオラマ。地震で壊れたジオラマで、どこでどんな被害があったのかを語りました。

この二つだけで震災を表現したのは本当に素晴らしい。つまり、視聴者の想像力の助けを借りて描いたわけです。われわれ視聴者は、震災のリアルな映像は嫌というほど見ています。忘れたくても忘れられない。ユイちゃんや大吉さんの表情を見るだけで、視聴者はそれぞれの震災の経験を思い浮かべたことでしょう。

一番簡単なのは、実写映像を見せることだったはずです。しかし、被災された方々も、このドラマを見ているのです。実写映像を見せることは、残酷なことでもあるわけです。無数にある表現方法の中から、視聴者を信じた表現方法を選択したクドカンさんも、制作陣も、本当に見事でした。

(週刊朝日 2013.10.04号)




9月の入試、無事終了

2013年09月24日 | 大学

22日、23日の2日間で、いわゆる「帰国子女」と「カトリック」という、本学らしい「枠」の入学試験を行いました。

受験生の皆さん、おつかれさまでした。

「週刊朝日」の表紙に、ゼミ生が登場

2013年09月24日 | 本・新聞・雑誌・活字

「週刊朝日」の表紙、女子学生・・・・と来れば、私たちの世代だと、
やはり宮崎美子さんを思い出します。

熊本大学の学生だった宮崎さんを、篠山紀信さんが撮った写真が、「週刊朝日」の表紙を飾ったのは1980年。

それがきっかけでミノルタの一眼レフカメラのCMに起用され、以降、タレントそして女優さんとして活躍していくことになりました。


で、今週の「週刊朝日」。

表紙のお嬢さんは、なんと碓井ゼミの学生です(笑)。

1枚の写真が、アナウンサー志望である彼女の今後にどう作用
するのか、しないのか・・・・。

それはわかりませんが、ひとりの20歳の「現在」を伝えているのは
確かです。


「表紙はおじいちゃんへのサプライズプレゼント」だとは、掲載された本人の弁。

喜んでもらえたかな?(笑)