碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

取材3件

2013年09月17日 | メディアでのコメント・論評

新聞と雑誌の取材3件あり。

1) 「派遣労働見直し」とテレビ業界

2) 滝川クリステルの「五輪招致プレゼン」

3) 間もなく完結の「あまちゃん」総括


なんだか、「あまちゃん」&「半沢直樹」と共に、今年の夏が本当に
終わっていく感じです。

傑作登場!「マン・オブ・スティール」

2013年09月17日 | 映画・ビデオ・映像

ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は、滅びる寸前の惑星クリプトンから生まれたばかりの息子を宇宙船に乗せて地球へと送り出す。その後クラーク(ヘンリー・カヴィル)は、偶然宇宙船を発見した父(ケヴィン・コスナー)と母(ダイアン・レイン)に大事に育てられる。そして成長した彼は、クリプトン星の生き残りのゾッド将軍と対峙(たいじ)することになり……。

クリストファー・ノーラン製作、ザック・スナイダーが監督を務めたスーパーマン誕生までの物語を紡ぐアクション大作。過酷な運命を受け入れ、ヒーローとして生きることを決意する主人公の苦難の日々を驚異のアクションと共に描き出す。『シャドー・チェイサー』などのヘンリー・カヴィルが主人公を熱演。悩んだり傷ついたりしながらも前進する主人公の姿が目に焼き付く。



いやあ、監督ではなく、プロデューサーという立場でも、やはりクリストファー・ノーランはクリストファー・ノーランでした(笑)。

ノーラン監督の「バットマン」シリーズがそれまでの「バットマン」を超えた傑作であるのと同様に、この作品も、もはや単なる「スーパーマン」映画じゃないって感じです。

ひとことで言うなら、画面に展開される「世界観」ってことなのですが。

誰もが知っているはずのヒーロー映画が、まったく別物の奥深さをもった物語になっている。

重層的なストーリー。

映像面も文句なしのクオリティだ。

そして、主人公のクラークはもちろん、ラッセル・クロウが演じる父や、ケヴィン・コスナーとダイアン・レインの養父母たち、敵役のゾッド将軍に至るまで、それぞれ厚みのある人物として描きこまれていることも大きい。

ダイアン・レイン、「あまちゃん」の小泉今日子と一つ違いの48歳。

この母親役、いいねえ(笑)。


「オブリビオン」、「ワールド・ウォーZ」、「パシフィック・リム」、「ワイルドスピードEURO MISSION」、「ローン・レンジャー」、「ホワイトハウス・ダウン」・・・・

この夏は、たくさんのSF系、アクション系の映画を観てきましたが、
これが現時点でのピカイチかもしれません。

特に、クリストファー・ノーラン作品のファンにはオススメです。