碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

雑誌『GALAC (ギャラク)』で「バンキシャ!」問題を論評

2009年04月07日 | メディアでのコメント・論評

放送批評懇談会が発行する雑誌『GALAC (ギャラク)』の最新号で、「バンキシャ!」問題に関する論評を書かせていただいた。

タイトルは、『「バンキシャ!」自ら“誤報の真相”を!』である。

多分、この問題について、“月刊誌”にまとまった文章が載るのは、これが一番早いと思う。

それでも、「バンキシャ!」の3月22日放送分に触れるのが精一杯だった。

月刊誌というスパンでは、これがギリギリであり、それ以降の動きを入れ込むのは、物理的に無理だ。

この文章の中には、旧知の放送作家・村上信夫さんの本のことも出てくる。


放送作家である村上信夫さんと、船井総研・吉崎誠二さんの共著『企業不祥事が止まらない理由』(芙蓉書房出版)に、「クライシス・コミュニケーション」を行う際の重要なポイントが3つ挙げられている。

1、迅速な対応
2、全面的な情報開示
3、社会の視点

もちろん今回の「バンキシャ!」の問題は、いわゆる企業不祥事とは異なる。メディアとしては「全面的な情報開示」も容易ではないだろう。

しかし、制作会社との関係も含め、「報道の現場で何が起きたのか」が明らかになることを強く望みたい。


全体は、ぜひ『GALAC (ギャラク)』で、お読みください。

また、この「制作会社との関係」に焦点を絞った論評は、別途、今週中に出る予定です。

GALAC (ギャラク) 2009年 05月号 [雑誌]

角川グループパブリッシング

このアイテムの詳細を見る


企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

このアイテムの詳細を見る


この記事についてブログを書く
« 本日、『週刊ポスト』にコメ... | トップ | 入学、おめでとう! »
最新の画像もっと見る

メディアでのコメント・論評」カテゴリの最新記事